本記事では、Xperia Ace Ⅱの外観やデザイン、スペックやパフォーマンスに加えて、ダブルレンズを搭載したカメラの性能に至るまで、気になる部分を実際に使ってレビューをします。 本機は、約69(幅)×140(高さ)×8.9(厚さ)mm、重量も約159gとなっており、近ごろのAndroidスマートフォンのサイズ感としては、小さめな部類に入るコンパクトなボディとなっています。液晶ディスプレイは1,496×720のHD+表示に対応する約5.5インチを搭載していて、ディスプレイ上部中央にはしずく型のノッチが搭載されています。 コンパクトで取り回しのしやすいデザインですが、樹脂パーツで構成されており、高級感はあまり感じられないデザインとなっています。価格帯を考えるとこのあたりのデザインも致し方ないと受け取れます。

背面デザイン

背面は樹脂パーツでサラッとした手触りとなっており、非常に手になじみ持ちやすいデザインとなっています。指紋があまり目立たないのもうれしいポイントです。細かい点でいうと「SONY」のロゴが印刷ではなく刻印されているのが特徴的です。背面上部にNFCを搭載しており、キャッシュレス決済にも対応しています。 背面左上にダブルレンズを搭載したカメラがありますが、レンズに出っ張りはなく、机などに置いてもガタつきは出ない仕様となっています。 なお、今回のレビューではホワイトカラーの端末を使用していますが、角度によってはパール調の鮮やかな配色に見えることもあり、非常に綺麗な配色で、男性でも女性でもどちらが持っても違和感なく万人受けするカラーリングだと感じました。

側面デザイン

側面はさらっとした手触りで、片手で持った時にも手にしっかりと馴染むデザインとなっています。下側面にはUSB Type-Cとスピーカー、右側面に音量ボタン、指紋センサー兼の電源ボタンとアシストボタン。上側面に3.5mmジャックが配置されています。

サイズ感・重量

全体的に非常にコンパクトなサイズ感で手になじみやすく、片手でも操作しやすいのが特徴的です。片手で持った際に、親指が指紋認証センサーのあたりに自然と行くのも使い勝手がいいポイントの一つですね。重量も約159gとなっており、長時間の片手操作でも疲れにくい仕様となっています。

カラーバリエーション

カラーバリエーションは「ブラック」、「ホワイト」、「ブルー」の3色展開となっています。どの色も落ち着いた発色となっており、プライベートでもビジネスシーンでも問題なく使用できるカラーリングとなっています。 まずは日常でよく使われる機能として、防水・防塵機能はもちろん、おサイフケータイ機能まで搭載している点は、価格帯を考慮しても非常に優秀だと思います。近年iPhone シリーズなどでは廃止されてしまっている、3.5mmイヤホンジャックを搭載している点も嬉しいポイントです。 その一方でスペックがやや低いという点については、しっかりと認識しておく必要があります。CPUはHelio P35を搭載しており、全体のスペックをみても「エントリー向けのスマホ」といえる仕様なので、動作の重いゲームをしたり、マルチタスクでアプリをしようしたりするには不向きで、全体的な動きにもややもっさり感があることは否めません。 また、ディスプレイの解像度は「HD+」なので、FHD+やQuadHDなどの解像度の高いディスプレイを搭載しているスマホから乗り換えると、画質の粗さが気になるかもしれません。あくまでもエントリーモデルであることを受け入れ、過度な期待をしないのであれば、日常使いには問題ありませんので、本機とどういった付き合い方をしていくのかをしっかり検討したうえで購入をするか否か選択することをおすすめします。 なお、性能を数値化するベンチマークスコアをAnTuTuで測定したところ「95,341点」を記録しました。エントリーモデルということを考慮すると、まずまずの点数ではないでしょうか。この数値からもやはり重い3Dゲームなどには不向きであることがいえます。 スペックについて苦言を呈してしまいましたが、バッテリー性能については非常に優秀です。そのバッテリー容量は「4500mAh」となっており、Xperia史上で最も大容量のバッテリーを搭載しています。さらに、いたわり充電機能とXperia独自の充電最適化技術により、「3年間使用しても劣化しにくいバッテリー」となっており、長期間の使用を考えている人にも安心な一台となっています。

前モデルXperia Aceと比較

ここでは、前機種にあたる Xperia Aceとスペック、サイズ感、ディスプレイ、カメラの違いについてそれぞれ比較を行っていきます。

スペックの違い

前機種であるXperia Aceと基本スペックについてどのような違いがあるのか比較してみました。 サイズや重さは前機種であるXperia Aceとほぼ同等となっています。 また、前機種ではCPUは「Snapdragon 630」を搭載していましたが、対するXperia Ace Ⅱ は「MediaTek Helio P35」が搭載されています。性能としては「Snapdragon 630」と同等、もしくはやや劣るといったCPUですので、こちらはスペックアップしたとは言い難いです。また、メモリやストレージについても前作からのアップデートはありませんので、スペック全体を見ても「前機種とほぼ同等である」という判断で良いと思います。 その中で、確実にスペックアップしている点が、やはり「バッテリー」です。その容量は2,700mAhから4,500mAhに増えており、実に約1.7倍に容量が増えています。出先などで充電切れに悩みたくない人には特におすすめです。

カメラの違い

前機種のXperia Aceはメインカメラがシングルカメラでしたが、Xperia Ace IIは通常のレンズに加え、「被写界深度測定用カメラ」が追加されたデュアルカメラになりました。これによりXperia Ace IIは高精度な背景をぼかしたポートレート撮影が可能となりました。これらのことにより、カメラ性能は向上したといえるでしょう。 実際の撮影画像については、次の項目でレビューをしていますので、次項でご確認ください。

日中の様子を撮影してみた

まずは通常モードでカメラ性能を試してみました。空の色や草木の緑はやや落ち着いた色味で表現され、全体的に鮮やかさに欠けた写真となっている印象です。 続いてズームの実力について確認していきます。上記の写真と同じ撮影場所から本機の最大倍率である「×5」で撮影をしてみました。ズームとしての性能はかなり高いものの画質はいまいち。画質を求めずとにかく拡大で撮影が必要な場面では使えるレベルだと感じました。

食べ物を接写で撮影してみた

続いては料理の撮影です。某ファーストフード店のフライドチキンを撮影しました。撮影モードは、手動で操作することなく、被写体にカメラを向けるだけで自動的に料理モードに切り替えてくれました。このあたりのAIはなかなか優秀です。 こちらは風景の撮影とは異なり、被写体の色をかなり鮮やかに再現してくれました。難しい加工をしなくても、手軽に美味しそうに料理を撮影できることは非常にうれしいポイントですね。

接写撮影してみた

そのまま料理を接写モードで撮影してみました。被写体であるフライドチキンの衣に、かなり寄ることができ、表面の凹凸や質感もしっかり撮影できました。マクロ性能は非常に高く実用的なレベルであると感じました。

夜景を撮影してみた

続いて夜景の撮影について検証してみました。街灯が一つあるマンションの公園で撮影をしてみました。明るさ補正は働き、薄暗い環境でも明るく撮影することができました。ただ全体的にぼやけた印象と何か質の面ではあまり優秀とは言えない印象です。あまり過信せず最低限の夜景撮影ができる、という認識で入れば十分使えるレベルだと感じました。

ポートレートを撮影してみた

最後に前作からのアップデートとも言えるポートレートの撮影をしてみました。 被写体の認識精度についてはあまり高く感じませんでしたが、ぼかし効果は簡単に行えました。ぼかしの強弱も撮影時にバーで調整可能となっており、好きな強さでの撮影ができます。

バッテリーが大容量+長寿命

なんといっても最大の魅力は、4500mAhの大容量バッテリーを搭載で長時間使用しても充電切れの心配が少ないことです。しかも、大容量バッテリーを搭載しているにも関わらずコンパクトで軽めなボディとなっている点も、使い回しが良く非常に魅力的です。 さらには、いたわり充電とXperia独自の充電最適化技術によって、充電時のバッテリーへの負荷が軽減され、3年使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーを実現しています。本機を長く使いたいと考えている人にも大変おすすめなポイントです。

指紋認証でマスクをしたまま楽々ロック解除

安価な端末だと指紋認証がない機種も多く、マスクをしたままのロック解除が困難なものも多くあります。しかし本機にはサイドボタンに指紋認証センサーが搭載されているため、マスクをしたままのロック解除も問題なくできます。新しい生活様式ではマスクをつける場面が非常に多くなっているのでこれはとても嬉しい仕様です。ちなみに指紋は5つまで登録することができますので、自分がよく使う指の指紋を複数登録しておくとより使い勝手が良くなります。

防水・防塵・NFC・3.5mmイヤホンジャック完備

安価なエントリーモデルですが、あると嬉しい基本機能をしっかり搭載されているのも大きな魅力です。 まずは、防水・防塵機能ですが、お風呂や台所などの水場での使用も問題なく行えますので、使用できる場面が大変広がります。 さらにはNFCが搭載されていますので、キャッシュレス決済にもバッチリ対応しています。 そして、廃止されている端末も増えている、3.5mm イヤホンジャックも搭載されているため、有線のイヤホンやヘッドホンを使用して手軽に音楽を楽しむことができます。一般的に、有線の方が音質は良いとされているので、音質にこだわっている人にも非常におすすめができます。 ただし注意しなければいけないのは、スペックやカメラ性能があまり高くないという点です。ですので、重いアプリやゲームなどをたっぷりプレイしたい人や、綺麗な写真をたくさん撮りたいという人には不向きな一台だといえます。最低限度の機能はしっかりと搭載されていて、とにかく端末代を安く抑えたい、そんな人には強くオススメできる一台となっていますので、自分の使用用途をよく見極め、ぜひ購入を検討してみてください。 そんな方は、無料の診断を利用するのも手段の1つ! モバレコの運用する「モバレコFit」であれば、最短1分の簡単診断で、自分に合ったプランが分かるのでおすすめです。 しかも診断は無料、営業も一切ないため安心して利用できます。 スマホプランに目星がついている方もぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!

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