今年最高性能のチップセットSnapdragon 888 5Gと最大16GBのメモリ、超大容量の6,000mAhバッテリー、6.78インチ/リフレッシュレート144Hzのビッグディスプレイを搭載することで“ストレスを一切感じない快適なゲーム体験を約束”するスマートフォンをレビューします。 iPhone 13シリーズ販売中! MNPなら初期費用割引 & スマホ2,480円〜! 大きな変化はカラーです。これまではブラックの1色のみラインナップされていましたが、新モデルは「ファントムブラック」に加えて「ストームホワイト」が選べるようになりました。 今回レビューする新色「ストームホワイト」はベースカラーの白にライトブルーのアクセントを加えることで爽やかな仕上げになっています。 ブラックのフレームは高い剛性のメタル素材となっています。 また、右側にボリュームキーと電源キー、L/Rボタンやショートカットキーとして使える超音波センサー「AirTrigger」、左側にUSB はType-C端子、底面に有線イヤホンと2つ目のUSB Type-C端子を備えています。 トップとボトムには違和感のないゲームサウンドが楽しめるシンメトリーのデュアルフロントステレオスピーカーが搭載されています。 スピーカーは35%サイズアップした大音量・大迫力のサウンドでゲームをプレイ可能です。オーディオのスペシャリストDirac社と共同で最適化されたスピーカーは、ただ音が大きいだけではなく、音質評価のDxO Markで発売時に世界1位となる79点を獲得。音ゲーにも最適です。 ディスプレイはノッチやパンチホールのないノーマル仕様。画面のノッチもないためゲームや動画をストレスなしで楽しめます。フラットなディスプレイに対して背面はカーブエッジ仕様で手にフィットしてしっかりホールドできるためゲーム中の激しい操作にも耐えられます。 本体サイズはかなり大きめ。iPhone 12 Proと比較するとiPhone 12 Proがまるで子供のように 見えます。また重さもiPhone 12 Proが187gに対して、ROG Phone 5は239gとかなりヘビーです。 ROG Phone 5のパッケージもゲームに特化した特別仕様。ワクワクするしかけが用意されていますが、購入時に楽しめるようネタバレは控えておきます。 性能を数値化するベンチマークスコアを計測したところGeekbench 5でシングルコア1124点、マルチコア3690点を記録。Exynos版のGalaxy S21 Ultra 5Gを大きく上回るハイスコアです。 快適なゲームプレイに大きく関わるグラフィック性能を、Xモードオンにして3D Markで計測したところ、瞬間的な性能を計測できる3D MarkのWild Life Extremeでは1515点、9.10fpsを記録しました。 また長時間のGPU性能を計測できるWild Life Extreme Stress Testはベストが1508点、ローが1461点。テスト中に28°Cから43°Cまで温度が上昇し、それに伴い96.9%までパフォーマンスが低下しました。 ややパフォーマンスの低下はありましたが、どちらもGalaxy S21 Ultra 5Gよりも優れた結果です。パフォーマンスはゲーミングスマートフォンの名前に偽りなしといえます。 ただし、ベンチマークはあくまでも数字でしかありません。 実際にゲームをプレイしたところ、リフレッシュレートを144Hzに固定しても動作がもたつくことなく快適にプレイできましたが、発熱が気になりました。 ROG Phone 5ではシリーズ初のセンターCPU構造が採用されています。これは端末の中心にチップセットを配置することで手に触れる部分から熱源を遠ざけて発熱の不快感を軽減するというもの。 どれほど効果があるのか楽しみでしたが、ゲームを1時間ほどプレイするとしっかりと手に熱が伝わってきて他の機種よりも熱を感じることも・・・。 この発熱が気になる人は今作から別売りになった表面温度を最大15°C低下させることができる冷却ファン「AeroActive Cooler 5」の購入をおすすめします。5,980円と高額ですが、効果は高いと思います。 バッテリーは超大容量の6,000mAh。画面の明るさを70〜80%に固定してリフレッシュレートをオートに設定、XモードオンにしてCoD Mobileをプレイすると1時間で約20%バッテリーが減少しました。 別の日に画面の明るさを100%、リフレッシュレートを144Hzに固定した状態で30分ほどCoD Mobileをプレイし、写真を400枚ほど撮影したところ約40%バッテリーが減少しました。 海外では電池持ちがかなり高く評価されていたので期待していましたが、それほど良いわけでもありませんでした。 レビューした端末の使用期間が短く、システムがまだ不安定な状態で検証したことが原因であるかもしれません。 ただしリフレッシュレートはプレイするゲームや視聴する動画によって変わります。実際にCoD Mobileは最高60Hzでした。 タッチサンプリングレートは業界最高レベルの300Hzでタッチ反応速度はわずか24.3ms。FPSでは画面をタッチしてから射撃が反映されるまでの時間が短いため有利にゲームを進められます。 色精度はプロ用ディスプレイの製造メーカーが使用する指標である「ΔE(デルタE)」は、業界最高の1未満で、ASUSいわく“きわめて正確な色表示”を実現。ゲーム用のディスプレイとして申し分ないスペックです。 カメラアプリはシャッタースピードやISO、露出、ホワイトバランスを調整できるプロモードや夜景を明るく撮影できる夜景モード、一眼レフのように背景をぼかせるポートレートモード、被写体に4〜6cmまで近づけるマクロモードなど撮影モードが充実。被写体や撮影シーンを自動で認識するAIシーン検出にも対応しています。 以下はROG Phone 5で撮影した写真です。すべてオートで撮影しています。 ROG Strix Go BTを使用してROG Phone 5でPUBG MOBILEをプレイしてみました。 これまではイヤホンorスマホ内蔵のスピーカーでゲームしていましたが、ヘッドセットでのゲーム体験は全く異なるものでした。 驚かされたのは銃の発砲音や補給物資を投下する飛行機の音、そして敵の足音が実際にその方向から聞こえてくるということ。いち早く敵を検知できるのでゲームを有利に進められます。 Bluetoothワイヤレスヘッドフォンですがイヤホン端子も搭載しています。イヤホン端子が復活したROG Phone 5と相性がよく、PCやPlayStation、Xbox、Nintendo Switchでも利用可能。BluetoothはaptXにも対応しているのでワイヤレス特有の遅延は気になりません。 最大45時間駆動の大容量バッテリーを搭載していますが、重さは300gの中量級。長時間の使用でも耳が疲れることはありませんが、イヤーパッドの密閉性が高いので長く使用した時は蒸れが気になりました。 サウンド機能は周囲の音をカットしてゲームに集中できるアクティブノイズキャンセリングにも対応。 ノイズキャンセリングのレベルはヘビーとライトの2種類から選べて、外部音を取り込むアンビエントサウンドにも対応しているので、ゲーミングはもちろん日常生活でも使えます。今回は利用機会がありませんでしたが、業界最先端のASUS AIマイクでボイスチャットもクリアな音声で楽しめます。 カラーは指紋が目立ちにくいマットブラックの本体は折りたたみ式で専用のキャリーケースに収納して持ち運びができます。キャリーケースには充電ケーブルや3.5mmオーディオケーブルも収納可能。価格は28,578円です。 ・サイドマウントポート ・バイパス充電 ・ディスプレイ指紋認証
①サイドマウントポート
ゲーム利用時に便利だったのが本体側面の充電端子「サイドマウントポート」でした。一般的なスマートフォンは充電端子が本体の底面にあるので横向きにして充電しながらゲームをしたり、動画を見ていると充電ケーブルが邪魔になることがよくありますが、ROG Phone 5はケーブルが邪魔にならず充電しながらでも快適にプレイできます。
②バイパス充電
冷却ファンなしの状態でROG Phone 5で充電しながらゲームをすると結構発熱します。そんな時に便利なのがシステムに直接給電するバイパス充電。 本体に直接給電し、バッテリーを充電しないため、本体の発熱緩和に効果的で、長時間プレイ時のストレスを軽減できるだけでなくバッテリーの劣化も防ぐことができます。
③ディスプレイ指紋認証
ゲーミング機能以外で便利だったのはディスプレイ指紋認証でした。新型コロナウイルス感染拡大でマスクが必需品になった現在、顔認証の利便性は最悪と言ってもいいほどですが、ROG Phone 5ならばマスクをしている状態でも快適に画面ロックを解除できます。センサーは超音波式と比べて認識精度や範囲の劣る光学式ですが、スムーズに画面ロックを解除できます。 ・片手操作に難あり ・ワイヤレス充電には非対応 ・SDカード非対応
①片手操作に難あり
ROG Phone 5に搭載された6.78インチの巨大なディスプレイはゲームをするには迫力もありますが、片手で操作することはかなり難しい大きさとなっています。 前モデルのROG Phone 3では画面を縮小表示することで届かない範囲にも指が届く片手モードが利用できましたが、今回のROG Phone 5では片手モードが利用できなくなりました。
②ワイヤレス充電非対応
ROG Phone 5では、残念ながらワイヤレス充電には対応していません。 ただしこれを補える点として、付属の充電器の利用で1時間でほぼフル充電にできます。これは6000mAhの超大容量バッテリーを3000mAhの2つのパックを搭載することで充電を実現しています。また発熱を抑えながら長時間ゲームをプレイできるバイパス充電なども充実しているので大きく不便ということではないですが、備わっていてほしい機能でした。
③SDカード非対応
ROG Phone 5ではアプリや写真、動画を保存するために必要なストレージは256GBしか選べず、またmicroSDに対応していないため購入後に容量を拡張することもできません。この点は5月末でGoogleフォトの無制限が終了したこともあって、買い替え時に頭を悩ますことになりそうです。 ROG Phone 5が最高のゲーミングスマートフォンの1つであることは間違いありませんが、この他にも防水に非対応など、究極のゲーム体験のために妥協しなければいけない要素は少なくありません。 しかし、ディスプレイ品質やゲーム時の操作性は、他社のフラグシップモデルと比べても”モンスターマシン”の名に恥じない性能に仕上がってるので、SDカードや防水に非対応なのが気にならなければ、おすすめできる1台になっています。 iPhone 13シリーズ販売中! MNPなら初期費用割引 & スマホ2,480円〜! そんな方は、無料の診断を利用するのも手段の1つ! モバレコの運用する「モバレコFit」であれば、最短1分の簡単診断で、自分に合ったプランが分かるのでおすすめです。 しかも診断は無料、営業も一切ないため安心して利用できます。 スマホプランに目星がついている方もぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!