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定型化されているレポートは自動化するのに向いています。特にWeb担当者や代理店の人にとっては大変な作業のため、これらを活用する価値があります。 本記事では、レポート作成の自動化で得られるメリットを、サイト分析、広告レポート、経営などに関わるシーン別にツールを紹介します。重要だけれど手間のかかるレポートを自動化し、より生産性の高い業務を実現しましょう。 国内シェアNo.1※の広告レポート自動化ツール『shirofune』» レポート作成を自動化する3つのメリット ここでは、ツール紹介の前にレポート作成を自動化することで得られる3つの主なメリットを紹介します。メリットを理解することで、ツール導入後にどのような業務改善を行うべきか、今の課題を解決できるのかをイメージしてください。 レポート作成を自動化する3つのメリットメリット1.工数を削減して、人間にしかできない業務に時間を使えるメリット2.人的ミスが発生せず、正確なアウトプットを出せるメリット3.属人的な業務が誰でもできる状態になる自動化ツールが「できる」こと、「できない」こと自動化「できる」こと自動化「できない」こと広告レポート作成を自動化するツール2選ATOMgluサイト分析レポート作成を自動化するツール3選AIアナリストGoogle Analytics Spreddsheet Add-onトラストモニター全社に関わるレポート作成を自動化するツール3選 Google Data StudiotableauDOMOまとめ膨大な工数を削減!国内シェアNo.1※広告運用自動化ツール『shirofune』(PR) メリット1.工数を削減して、人間にしかできない業務に時間を使える レポート作成を自動化すれば、これまでそこに費やしていた時間が他の業務にあてられます。その分、人間は人間にしかできないクライアントとのコミュニケーションや社内ミーティングに時間を使えるのが利点です。 参考:働き方改革時代の【ネット広告代理店】業務効率化ガイド メリット2.人的ミスが発生せず、正確なアウトプットを出せる 自動化すれば人的ミスはほぼないです。人間の行う作業にはダブルチェックが要求されることもしばしばありますが、自動化によってその手間や時間をカットできます。 また、事前に組まれた工程の中で人間のミスや作業遅れの通知・修正も管理するため、正確なアウトプットが可能です。むしろ定型化された工程ならば、自動化してくれるITの方が向いています。 メリット3.属人的な業務が誰でもできる状態になる 自動化すると、レポート作成が誰でも行えるようになります。つまり担当制や専属制が不要で、効率化が図れます。結果的に既存担当者の業務が減る他、少人数による運用や管理も安定的です。 参考:【広告代理店向け】ネット広告代理事業を安定的に成長させるため、案件をより多く、効率的に運用する方法 自動化ツールが「できる」こと、「できない」こと 「自動化」とはいえ、すべてがITで処理できるわけではありません。ここでは「できること」「できないこと」をそれぞれ解説します。 自動化「できる」こと 自動化できるものは「設定されたルールに従ってアウトプットを出す」ことです。あらかじめ必要な設定をしておけば、毎日自動で更新されるデータを確認できます。 例えば以下のような、決められた数式やルールなどで変動するものは自動化できます。 週次、月次などのPV数パーセンテージの算出数値をもとにしたグラフの作成 など。 自動化「できない」こと 数値の算出などツールの方が適していますが、その先の分析や検証など、思考や知恵といった人間にしか生み出せないものは自動化できません。 分析の目的を定める。分析結果を検証する。検証結果を実行に移すため人を動かす など。 最近ではAIや人工知能が人間のような思考・分析・仮説提案までしてくれるツールもあります。まだ精度は高いとは言えませんが、サポートとしては実用的であるといえるでしょう。 広告レポート作成を自動化するツール2選 運用型広告のレポート作成は広告主の数だけ必要です。したがって、件数が多いほど作業に割く時間も増えます。この問題を解決するため導入したいのが、広告レポート作成の自動化です。ぜひ有効なツールで広告運用の工数を削減しましょう。ここでは代表的な2つのツールを紹介します。 ATOM 「ATOM」は広告会社導入シェアNo.1※の広告レポーティングツールです。 定型レポートのカスタマイズや、自社のオリジナルレポートの登録もできます。レポートの出力はExcel形式で、設定は関数を組み替えるだけです。定型のものには日別・月別の推移レポートやメディア別レポート、バナーレポートまでがあり、すべて自動作成されます。 レポートごとに宛先を指定してメール送信もできるため、クライアントや各担当者との打ち合わせも効率的です。 ※※2021年8月時点。SO Technologies株式会社 / 株式会社デジタルインファクト調べ 料金システム 連携させるアカウントの合計運用金額に応じて決定。※連携するアカウント数や発行ユーザー数の制限なし。 ※アカウント数やユーザー数に応じた利用料金の変動なし。 glu glu 既存のExcelレポートテンプレートを使ってカスタマイズできるツールです。各広告メディアのレポートデータから広告文までを自動で取得します。デバイス別・キーワード別など幅広い切り口で実績も確認できます。他にも、コンバージョンデータのひも付けやレポートのメール送信も自動化され、緻密で柔軟な管理が可能です。 料金システム 詳細は公式ホームページより個別に問い合わせして相談。 サイト分析レポート作成を自動化するツール3選 ここでは検索で上位で表示された、「サイト分析」で用いる主要な3つのツールを紹介します。 サイトの現状をわかりやすくする作業は項目も多く大変です。サイト分析レポートを自動化できれば、サイトの振り返りや効果検証のスピードが上がります。 AIアナリスト AIアナリスト こちらのツールでは、人工知能によるWebサイトのアクセス解析や改善サポートが受けられます。Googleアナリティクスとの連携で「訪問数」「CV数」「CVR」などを自動分析し、週次・月次でレポート化します。 さらに過去のデータを機械学習した人工知能がサイトの変化もつかみ、その原因を追究して報告します。そのため、サイト改善の施策をスピーディーに打てるのも強みです。 <料金システム> 無料で利用登録をする。登録後は無料プランが利用できる。※無料プランでは、「人工知能の提案一覧」・「レポート画面」の2つを確認できる。有料プランは、サイトの規模に応じて都度見積り。※詳細な根拠データなどが見られる。 ※詳細な根拠データなどが見られる。 Google Analytics Spreddsheet Add-on Google Analytics Spreddsheet Add-on Googleアカウントがあれば無料で使えるツールです。レポートの出力にはGoogleスプレッドシートを用います。Googleスプレッドシートのメニューバーから「アドオン」をインストールし、排出したい「軸」と「指標」をあらかじめ設定します。具体的には、軸なら月別や日別、ページ別など、指標ならPV数やセッション数、コンバージョン数、売上などです。 また、データ取得が「毎時」「毎日」「毎週」「毎月」と指定できます。その後はスプレッドシートを開くだけで自動更新されたデータの確認が可能です。...