LINE公式アカウントを使い分けると、「事業部ごとにLINE公式アカウントを開設して運用」、「LINE公式アカウントで店舗ごとにクーポンなどの特典を配布」など属性の異なる顧客へ効果的にアピールすることができます。 しかし、計画的にアカウントを追加しなければ、開設した複数のアカウントを管理するリソースが不足して運用しきれない、ということもあります。そこで今回は、アカウントを2つ以上に増やす方法と複数のアカウントを運用するメリット・デメリットをまとめました。 さらに、複数のアカウントを作成する際の注意点と複数のアカウントを活用している企業の事例も紹介しています。この記事を読めば、複数のLINE公式アカウントを作成して、それらを効率よく運用できるでしょう。 LINE運用ツールがなぜ求められるのか【無料ebook】をダウンロード

LINE公式アカウントを複数開設する方法

LINE公式アカウントを増やす操作は、パソコンとスマートフォンのどちらからでも可能です。しかし、スマートフォンの管理アプリから作成した方が、簡単でおすすめです。パソコンから作成する場合は、IDを複数作成することになる点に注意しましょう。

LINE公式アカウントを複数開設する方法スマートフォンで複数アカウントを開設する方法パソコンで複数アカウントを開設する方法アカウントを複数作成する3つのメリットメリット1. 顧客のニーズにあった情報を発信できるので、ブロックされる可能性を下げるメリット2. チャットの管理がしやすくなるメリット3. 月額料金を抑えることができるアカウントを複数作成する3つのデメリットデメリット1. 運用の手間が増えるデメリット2. 各アカウントで集客する必要があるデメリット3. 配信メッセージ数によって料金が発生するアカウントを複数作る際の注意点複数アカウントの活用事例2選1. 6ブランドでLINE公式アカウントを開設|株式会社アダストリア2. 目的別にアカウントを使い分けて顧客を誘導|株式会社メガネスーパーまとめLINE運用ツールがなぜ求められるのか【無料ebook】(PR)

1つのLINEビジネスIDにつき100アカウントまで作成できるので、事業部ごとや店舗ごとなど、目的に合わせてアカウントを運用すると良いでしょう。 また、LINE公式アカウントは複数の端末からの同時ログインもできます。アカウントの追加後は、アカウントの管理者を増やして運用体制を整えましょう。 それでは、スマートフォンとパソコンに分けて、それぞれのアカウント作成方法を解説していきます。 ここではすでにLINE公式アカウントを一1つは作成している前提でご説明します。初めてLINE公式アカウントを作成する場合は下記記事を参考にしてみてください 参考:【2020年8月最新版】LINE公式アカウントの作り方の完全手順と事前に決めておくべき4つのこと

スマートフォンで複数アカウントを開設する方法

まずは、スマートフォンの管理アプリを使ってLINE公式アカウントを複数開設する方法を紹介します。 管理アプリは以下からダウンロードできます。

iOSAndroid

手順1.

スマートフォンの管理アプリにログインします。

手順2.

「ホーム」の左上に表示される「≡」をタップします。

手順3.

アカウントリストに表示されている「+アカウントを作成」をタップします。

手順4.

必要事項を入力して「確認」をタップしたら、新しいアカウントが開設できます。 参考:LINE公式アカウントで複数アカウントを作成する方法|CSジャーナル

パソコンで複数アカウントを開設する方法

次に、パソコンからLINE公式アカウントを複数開設する方法を紹介します。 パソコンから作成する場合は、まだLINE公式アカウントに登録していない「メールアドレス」または「LINEアカウント」が必要になります。 まずログインしているアカウントから一度ログアウトしましょう。そして、下記の手順で作成していきます。

手順1.

「LINEビジネスIDのTopページ」にアクセスし、LINEアカウントで登録する場合は「LINEアカウントでログイン」、メールアドレスで登録する場合は「アカウントを作成」をクリックします。 参考:LINE広告(LINE Ads) LINEビジネスIDの作成マニュアル|LINE for Business

手順2.

LINEアカウントで登録する場合はLINEアカウントに登録しているメールアドレスとパスワードを入力するか、スマホを使ってQRコードでログインしましょう。 LINEアカウントを用いて複数アカウントを作成する場合はこれでLINE公式アカウントが作成できます。 メールアドレスで登録する場合はメールアドレスを入力し、「登録用のリンクを送信」をクリックします。

手順3.

登録したメールアドレスに届いたリンクをクリックします。

手順4.

リンク先の画面で、名前とパスワードを入力します。 「私はロボットではありません」のチェックボックスにチェックを入れて、「登録」をクリックしましょう。これで、新しいアカウントの開設が完了です。 参考:LINE公式アカウントで複数アカウントを作成する方法|CSジャーナル

アカウントを複数作成する3つのメリット

メリット1. 顧客のニーズにあった情報を発信できるので、ブロックされる可能性を下げる

複数のアカウントをユーザーに合わせて使い分けることで、ユーザーに求めていない情報発信することが少なくなるので、ユーザーからのブロックを予防できます。 例えば、飲食事業と不動産事業を行なっている企業でLINE公式アカウントを開設するとします。当然、飲食事業と不動産事業では顧客の属性が異なり、それぞれの事業の顧客が求める情報も違います。それにも関わらず、アカウントを分けずに顧客が必要としていない情報を配信し続けると、そのアカウントはブロックされる可能性が高まります。 そのため、顧客の属性や求める情報に合わせて、複数のアカウントを使い分けて運用することが大切です。それぞれの顧客に合った情報を適切に届けることで、アカウントのブロック率は下がるでしょう。 参考:LINE公式アカウントは複数作成できる?【作り方とメリット・デメリット】|LINEマーケティング活用ブログ    LINE公式アカウントを複数使う、管理するメリット・デメリット|LINEマーケティング攻略ガイド

メリット2. チャットの管理がしやすくなる

事業部や店舗ごとにアカウントを分けることで、顧客とチャットでやりとりをする際に管理がしやすくなります。 例えば、飲食店の予約をチャットで受けた場合、どの店舗かによって対応するスタッフが変わります。また、複数の店舗を1アカウントのみで対応していると、問い合わせなどの対応を速やかに実施することが難しくなります。 しかし、アカウントが店舗ごとに分かれていれば、誰が顧客対応をするのかが明確になります。担当者が誰なのかを探す手間も省けるので、効率的に運用できるでしょう。 LINE公式アカウントは、1つのLINEビジネスIDにつき100アカウントまで作成できますので、自社の状況に応じて使い分けることがポイントです。複数の端末から同時にログインすることも可能ですので、事業部内や店舗内で管理者を登録して運用体制を整えておくと良いでしょう。 参考:LINE公式アカウントは複数作成できる?【作り方とメリット・デメリット】|LINEマーケティング活用ブログ

メリット3. 月額料金を抑えることができる

LINE公式アカウントを無料で利用できる「フリープラン」では、毎月1,000通の無料メッセージを配信できます。複数のアカウントを作成すれば、それぞれのアカウントで1,000通の無料メッセージを配信可能となります。 そのため、月額料金を抑えつつ、毎月1,000通以内のメッセージ配信を行いたい場合、複数のアカウントを使い分けてフリープランを活用するのがおすすめです。 参考:LINE公式アカウントは複数作成できる?【作り方とメリット・デメリット】|LINEマーケティング活用ブログ

アカウントを複数作成する3つのデメリット

デメリット1. 運用の手間が増える

単にアカウントを増やすだけでは、何も効果が見込めません。それぞれのアカウントを効果的に運用していく必要があります。 アカウントを複数作成する際は、アカウントの数だけ運用の手間がかかり、管理が大変になる点に注意しましょう。「複数作成したものの運用しきれない」ということがないように、まずは運用体制を整えることが大切です。 LINE公式アカウントでは、ログインユーザーを追加することで、複数メンバーでの運用が可能となります。また、メンバーごとに権限を管理することもできます。 また、自社で全てを管理するのではなく、運用方法をマニュアル化して外注する方法もあります。そのほか、アカウントの運用を自動化できる「ステップ配信」の導入も、複数のアカウントを効率的に運用するために有効です。 参考:LINE公式アカウントは複数作成できる?【作り方とメリット・デメリット】|LINEマーケティング活用ブログ    LINE公式アカウントを複数使う、管理するメリット・デメリット|LINEマーケティング攻略ガイド    LINE公式アカウントを複数作成して運用するメリットとデメリット【LINE集客成功のコツは複数アカウントの自動化】|プロが集まる公式LINE集客研究所    LINE公式アカウントの管理者を増やす方法|Lステップマニュアル

デメリット2. 各アカウントで集客する必要がある

複数のアカウントを運用するには、それぞれのアカウントで集客する必要があります。1つの公式アカウントを運用する場合と比べると友だちの数が分散されるため、友だちが少ないアカウントのように捉えられる可能性もあるでしょう。 対策として、1アカウントで集客して、友だち登録をしてくれたユーザーを目的に応じて別のアカウントへ誘導するという方法もあります。これにより、集客の手間を省けます。自社の運用体制に合わせて、集客方法を検討することが重要です。 参考:LINE公式アカウントは複数作成できる?【作り方とメリット・デメリット】|LINEマーケティング活用ブログ    LINE公式アカウントを複数作成して運用するメリットとデメリット【LINE集客成功のコツは複数アカウントの自動化】|プロが集まる公式LINE集客研究所

デメリット3. 配信メッセージ数によって料金が発生する

前述したメリットでは、複数のアカウントを運用することで月額料金を抑えることができる、と紹介しました。しかし、一つのアカウントで毎月1,000通の無料メッセージ配信数を超えると、アカウントごとに料金が発生します。配信メッセージ数によっては、複数のアカウントを運用することで料金が割高になることもあるので、注意が必要です。 例えば、「ライトプラン(無料メッセージ通数:15,000通、月額固定費:5,000円)」で毎月12,000通のメッセージを配信しているアカウントを、2つに分けたとします。そして、それぞれのアカウントで毎月6,000通のメッセージを配信したとしましょう。すると、それぞれのアカウントで「ライトプラン(月額固定費:5,000円))」の料金が発生するため、毎月の費用は2倍になってしまいます。 アカウントの数や配信数を増やす前に、LINE公式アカウントの「通数費用シミュレーター」を使って、どの料金プランが自社に適しているのかを確認してみてください。 参考:LINE公式アカウント 通数費用シミュレーター|LINE for Buisiness    LINE公式アカウントは複数作成できる?【作り方とメリット・デメリット】|LINEマーケティング活用ブログ    LINE公式アカウントを複数使う、管理するメリット・デメリット|LINEマーケティング攻略ガイド

アカウントを複数作る際の注意点

ここまで、アカウントを複数作成するメリット・デメリットを紹介しました。しかし、アカウントの数に関わらず、自社の環境に適した方法でアカウントを運用しないと効果が期待できないので、注意が必要です。 確かに、目的別に複数のアカウントを運用するメリットはありますが、目的別に分けずに1つのアカウントを運用した方が良い場合もあります。 例えば、管理者が一人の場合です。複数のアカウントを運用するには時間と労力がかかります。複数のアカウントを管理するリソースが不足している場合は、1つのアカウントに注力して運用しましょう。 また、個人企業家の場合は複数の事業を展開していたとしても、最初は個人名で1つのアカウントを運用した方が効果的です。まずはセルフブランディングして、ある程度集客ができてから事業部ごとのアカウントを作成すると良いでしょう。 一方、セミナーなどのイベント開催後に参加者一人一人をフォローする目的でアカウントを使い分ける場合もあります。この場合は労力がかかりますが、複数のアカウントを活用しながら潜在顧客をフォローすることで成果が見込めるでしょう。 複数のアカウントを運用すべきかどうか、自社に合った運用方法を見極めることが大切です。 参考:LINE公式アカウント複数のアカウントを所持する方法と注意点|MARKELINK

複数アカウントの活用事例2選

1. 6ブランドでLINE公式アカウントを開設|株式会社アダストリア

カジュアル衣料品や雑貨のブランドを展開しているアダストリアでは、自社の公式ウェブストアとブランドにて、合わせて6つのLINE公式アカウントを開設しています。 ブランドごとに顧客の年代や性別など属性が異なることから、ブランドの世界観を統一しながら、定期的に情報を配信し、顧客とのコミュニケーションを最適化しています。 また、各ブラントのアカウントから得られたデータはマーケティング本部に集約されます。これらのデータを社内で共有し、顧客への理解を深めながら、より効果的な運用に活かす生かす取り組みがされています。 参考:LINEでイベント応募!6つのLINE公式アカウントを使い分けるアダストリアの新たな挑戦|LINE for Business

2. 目的別にアカウントを使い分けて顧客を誘導|株式会社メガネスーパー

アイケアを主軸とした商品やサービスを展開しているメガネスーパーでは、約360アカウントを使い分けてデジタルチラシの配信から店舗の在庫管理まで、LINEを活用しています。 新しく友だち登録をしてくれたユーザーに、定期的にLINE限定のクーポンを配信することで、LINEを利用している幅広い年齢層の潜在顧客にアプローチしています。また、LINEを活用した「在庫検索と取り置きサービス」では、LINEで友だち登録後にユーザーが使っているコンタクトの情報を登録すると、在庫がある店舗を検索可能にしました。 検索して在庫ありの店舗が表示されれば、予約ボタンを押すだけで予約が完了し、受け取りができる仕組みとなっています。この仕組みによって、「自分が使っているコンタクトレンズをすぐに購入したい」という顧客のニーズに応えています。 そのほか、メガネスーパーでは顧客とのコミュニケーションだけでなく、新卒採用でもLINEを活用しています。求職者が気軽に利用できるLINEを使うことで、説明会では聞きづらいことを聞けるツールとして利用するなど、幅広い分野でLINEアカウントを活用しています。 参考:目的で使い分け!ユーザーとの距離を縮める「LINEアカウント活用法」|LINE for Business

まとめ

LINE公式アカウントは、スマートフォンの管理アプリやパソコンから簡単に増やすことが可能です。1つのLINEビジネスIDにつき100アカウントまで作成できますが、アカウントを増やす場合は、複数のアカウントを計画的にきちんと運用していくことが大切です。 特に、月ごとの配信数が一定数以上となる場合、無料のフリープランの利用か、月額料金が必要になるか、事前のシミュレーションも重要です。 LINE公式アカウントでは、複数の端末から同時にログインすることも可能なので、効率的に複数のアカウントを運用していくためにも、管理者は一人に限定せず、必要に応じて複数人で運用する体制を整えましょう。 本記事で紹介した複数のアカウントを運用するメリットとデメリットを参考に、複数のLINE公式アカウントを使い分けてみてください。

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