今回は、話題のiPhone XSをスペックからカメラ性能まで徹底解説。iPhone Xから進化したポイントなども合わせて紹介します。 iPhone 12も!他社からのりかえで22,000円割引 月額基本料金が3カ月無料! iPhone 14シリーズ 予約受付中! SIMのみ乗り換えで最大13,000円相当キャッシュバック! 通話かけ放題 最大1年間割引! iPhone Xには同梱されていた「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」は付属しません。 外観はほぼiPhone Xと同じですが、iPhone XSは上部と下部にアンテナラインが追加されています。それにより下部のマイクグリルの穴の数が減っていて、スピーカー・マイクグリル部分が左右非対称になっています。 また、カメラ部分を見ただけでは分かりにくいですが、iPhone Xと微妙に異なっています。カメラ部分の出っ張りと大きさが、iPhone Xよりも若干大きくなっています。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、iPhone Xの「シルバー」「スペースグレイ」に「ゴールド」が追加された3色展開になっています。 ヤフーのトップをPC表示にして比較してみました。表示領域の差は結構大きいですね。 防水・耐水・防塵性能はiPhone XのIP67等級からIP68等級に向上しています。iPhone Xは水深1mで最大30分の耐水性能でしたが、iPhone XSでは水深2mでの耐水性能があるので水周りでスマホを使うことが多い人には安心です。 iPhone 7から搭載されているFeliCaもiPhone XSから進化しました。従来はスマホのバッテリーが切れてしまうとFeliCaを使用することができなかったのですが、予備電力機能がついたことで電池切れになっても使用可能です(ただし、予備電力の範囲内)。モバイルSuicaで乗車中に、電池切れにならないか心配していた方も安心ですね。 後ほど詳しく解説しますが、プロセッサが「A12 Bionic」にアップグレードされたことがスペック面の最大の特徴。 実際にベンチマークアプリで測定したところ、非常に高いスコアを叩き出しました。iPhone XはAnTuTuga25万点前後、Geekbenchのシングルコアが4,000前半、マルチコアが10,000ちょっとだったので、処理速度がかなり高速化していると思います。この性能があれば、普通に使っていて不満を感じることはまずありません。非常に快適です。 また、iPhone XSはギガビット級LTEに対応。あくまでも理論値ですが、iPhone Xの受信時最大594Mbpsを大きく上回る受信時最大844Mbpsの通信速度に対応しています。iPhone Xの約1.4倍の速度が出る計算になるので、体感でも多少の差が感じられるのではないでしょうか。 中国・香港・マカオで発売されたiPhone XSは2枚のSIMカードを使ったDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応していますが、日本向けモデルはSIMカードを2枚挿入することができません。nanoSIMとeSIM(本体埋め込み型のSIM)によるデュアルSIM仕様になっているのですが、eSIMが利用可能なのは海外10カ国の通信事業者(および2社のグローバルなサービスプロバイダ)のみ。そのため、現時点では日本の通信キャリアは含まれておらず、日本国内でDSDSを利用することはできないので注意してください。 参照:eSIM に対応している通信事業者を探す – Apple サポート
処理性能の向上
iPhone XSのプロセッサが「A12 Bionic」にアップグレードされたことで、使用感にも差が出てきました。 ブラウジングやTwitterなどのSNSの閲覧であれば、iPhone Xで困ることはなかったので大きな差はないかと思います。しかし、3Dグラフィックのゲームや写真の現像など、負荷の大きい処理をする場面では体感で分かるレベルで処理性能の向上を感じます。
Face IDの速度?
「Face IDの速度が向上した」とApple公式サイトに記載されていますが、この点に関しては正直あまり速くなったという印象を受けませんでした。そもそもiPhone Xの頃からロック解除する際にもたつきを感じることがあまり無かったというのもあります。 むしろ、Apple Payで決済する際のFace IDの認証に少々もたつきを感じることがあるので、もう少し認証速度が上がって欲しいと期待しています。
カメラ性能
iPhone Xからの明確な進化を感じるのは、やはりカメラ性能でしょう。詳しくは後述しますが、特に暗所での撮影ではかなり進化したと感じています。 それでは、実際にiPhone XSのカメラで撮影した作例を基にカメラ性能を見ていきましょう。画像はクリック or タップで大きなサイズで見られます。
作例
「風景」「食べ物」「夜景」「暗所」など、様々なシチュエーションで撮影してみましたが、どれも良い感じに撮れています。逆光のシーンでも、影になっている部分が潰れることなく、ちゃんと撮影できていますね。
ダイナミックレンジ
ダイナミックレンジも向上しています。HDRナシの作例でも、iPhone Xのカメラでは白飛びしてしまっていた看板部分の描写もかなりがんばってくれていると思います。HDRが有効になっている作例は、看板の文字などもきちんと読めるレベルに撮影できています。
進化したポートレートモード
iPhone XSではポートレートモードが進化し、被写界深度(ボケ具合)を撮影後に変更することが可能になりました。 デフォルトではF4.5になっていますが、F1.4~F16の範囲で調整することができます。 F1.4の作例では、わざとらしいくらいボケの範囲が大きくなっています。個人的にはF4.5で十分に感じますが、「ボケの範囲が大きすぎる・小さすぎる」と感じたときにあとから変更できるのは便利でしょう。 ただし、ポートレートモードの精度はiPhone Xから大きく変わっていないように感じました。ストローのような細い形状のものだったり、輪郭が複雑な被写体など、被写体と背景の境目が曖昧なものだと余計なものがボケてしまったり、背景がうまくボケなかったりということがありました。 また、512GBという大容量も追加されているので、iPhoneだけで写真や動画の管理をしたいという人にもマッチしているのではないでしょうか。 3Dグラフィックのゲームなどの高負荷な処理をするような人や、デジカメは持たずにiPhoneだけで綺麗な写真を取りたい人、とにかくアプリや写真などが多くて256GBでも容量に不安がある人などは、iPhone XSにすると幸せになれると思います。 ・A12 Bionicチップによる処理性能の向上 ・512GBという超大容量モデルの追加 ・進化したカメラ性能 ・バッテリー切れでも使える予備電力機能付きFeliCa(モバイルSuica)