そこでハードルとなるのが、これまで使っていたスマホに保存された連絡先や写真、音楽といったデータの移行です。 大手キャリアでは、連絡先の移行を行うための機器やアプリを用意しており、例えばAndroidからiPhoneへの移行も、比較的スムーズに行えます。ですが、SIMフリー端末への移行となると、基本的に自分でデータを移します。 そこで今回は、データの移行の中でも比較的難易度の低いiPhone同士でのデータ移行の方法を解説していきます。もちろんキャリアのiPhoneでも、このデータ移行の方法は使えるので参考にしてみてください。 iPhone 12も!他社からのりかえで22,000円割引 月額基本料金が3カ月無料! iPhone 14シリーズ 予約受付中! SIMのみ乗り換えで最大13,000円相当キャッシュバック! 通話かけ放題 最大1年間割引! これらのことを行っておくとスムーズにデータ移行の手続きがおこなえます。
Apple IDとパスコードを確認する
Apple IDとパスコードはデータ移行の手続きの中で求められる場合があります。 覚えているかあやふやであれば設定アプリなどで確認しておきましょう。
ソフトウェアアップデート
ソフトウェアを最新のiOSにアップデートしておきましょう。iOSが古いままだと、アプリの引継ぎがうまくいかない場合があります。 また後述するiPhoneからの直接転送する場合はiOS 12.4以降である必要があります。新しいiPhoneがiOS 12.4より古い可能性もあるので、初めにiOSを最新バージョンにアップデートしておきましょう。 新しいiPhoneのアップデートの方法はApple公式サイトから確認できます。
アプリやおさいふケータイなどの引継ぎ
ゲームや決済機能を持つアプリ、SNSのログイン情報などの引継ぎはデータ移行では行われません。 ログイン情報やメールアドレスによって引継ぎができるものがほとんどですが、アプリによって引継ぎ方法は異なるので必ず確認しておきましょう。 例えば「LINE」だと、移行元のiPhoneでアカウントの引継ぎ設定が必要です。また、トーク履歴は別途引継ぎの作業が必要です。 詳しい引継ぎ方法は以下の記事を参考にしてください。 iOS 11で導入された「クイックスタート」機能を利用すると簡単に初期設定の際に新しいiPhoneにWi-FiやApple ID/iCloudなどの設定を引き継ぎすることができます。 クイックスタートの設定の途中で直接転送のデータ移行が選択できるようになっています。 クイックスタートの設定手順は以下の通りです。 クイックスタートは、移行元のiPhoneと移行先のiPhoneが物理的に近くにないと利用できないので、手元にある場合のみ利用できます。 新しいiPhoneの初期設定と同時に行える点が簡単で嬉しいですね。 iPhone 13シリーズが値下げ! iPhone 14シリーズ 予約受付中! 以下で詳しく見ていきましょう。
移行元のiPhoneのデータをバックアップ
まずは移行元となる古いiPhoneのデータをPCにバックアップします。iTunesをインストールしてあれば、WindowsでもMacでもどちらでも構いません。 PCとiPhoneを接続したら、iPhoneの設定画面で「今すぐバックアップ」を選択します。その際、バックアップデータの保存先として「このコンピュータ」を選択しておきます。
新しいiPhoneにデータを移行する
移行元のiPhoneのバックアップが済んだら、新しいiPhoneをPC(パソコン)と接続します。 接続後、iTunesで「このバックアップから復元」を選び、バックアップデータを指定すると、データの移行が開始されます。 iTunesで購入したコンテンツデータ以外は移行できないなどの制限はありますが、連絡先や写真、アプリなど古いiPhoneに入っている主要なデータをiCloudに作成したバックアップから復元が可能です。 Wi-Fiを利用する必要がありますが、ワイヤレスで手軽に行うことができます。 なおTouch IDによる指紋の設定などは再度新しいiPhoneで行う必要があります。
移行元のiPhoneでiCloudにバックアップ
バックアップデータの作成はiPhone上から簡単に行えます。 「設定」のアカウント名から、「iCloud」をタップします。 「iCloudを使用しているAPP」でバックアップしたい項目をオンにし、「iCloudのバックアップ」に進みます。 「今すぐバックアップを作成」をタップするとバックアップが開始します。
iCloudから新しいiPhoneを復元する
iCloud上にバックアップデータを作成したら、今度は新しいiPhoneでデータの復元を行います。 ここでは新しいiPhoneをリセットした状態で、セットアップから行っていきます。 基本的には画面の手順にそって行えばさほど難しくはありませんが、扱うデータが大きいため、モバイル通信ではなくWi-Fiを利用するようにしましょう。
iCloudバックアップ利用時の注意点
Wi-Fi経由で定期的にiPhoneのバックアップができて便利なiCloudバックアップですが、無料で利用できる容量は5GBまでと制限があり、写真やアプリなどが増えてくると、だんだんと容量が圧迫されていきます。 容量が足りなくなると、iCloudバックアップ作成時に「Not Enough Storage」というアラートが表示され、バックアップが中断されます。 これを回避するためには、アプリや写真、ビデオといったiPhoneに保存されているデータを整理する必要がありますが、手間なくバックアップを行うなら、有料ストレージの購入も検討しましょう。 容量のアップグレードは20GBで月額100円、200GBで月額400円と以前に比べてかなり価格も抑えられており、今後定期的にiPhoneをバックアップするにも十分な容量が確保できます。 なお、容量を占有する写真のバックアップは別のサービスで行うといった場合は、バックアップ項目から除外することも可能です。 iPhone 13シリーズが値下げ! iPhone 14シリーズ 予約受付中! SIMフリー端末を利用する場合にはほかにも、APNの設定など注意すべき点がありますが、利用するキャリアにより設定内容は異なりますので、そちらは利用するSIM事業者のサイトなどで確認を行って下さい。