1年前に発売された「iPhone 11 Pro」の後継機で、さらに高性能になったトリプルカメラや高速な新型A14プロセッサを搭載します。5Gにも対応し、ボディはひと目で新型と分かる新しいデザインに生まれ変わりました。 今回は、そんなiPhone 12 Proを「デザイン」「スペック」「ディスプレイ」「カメラ」などの視点から評価・レビューしていきます。 iPhone 12も!他社からのりかえで22,000円割引 月額基本料金が3カ月無料! iPhone 14シリーズ 予約受付中! SIMのみ乗り換えで最大13,000円相当キャッシュバック! 通話かけ放題 最大1年間割引! X、XS、11と直近3世代のiPhoneは見た目の変化は控えめでしたが、2020年モデルのiPhone 12シリーズは久しぶりに見た目ががらりと変わった世代です。 前面から見るとノッチやベゼルの感じは変わらず、iPhone X以降の「いつものiPhone」の顔です。 しかし、前面も背面もフラットで、平らなメタルフレームを巻いた姿はiPhone 4~5sを思い出させます。少し懐かしくもあり、一周回って新鮮にも見えます。 この角張ったフォルムはiPhone 12シリーズの4機種に共通していますが、仕上げは少し異なり、ProとPro Maxだけフレームがピカピカの鏡面仕上げになっています。 好みは分かれるかもしれませんが、Apple Watchの高級モデルなどと統一感があり、身の回りの機器をApple製品の上位グレードで固めている人ならピンと来るのではないでしょうか。 背面のデザインは、前モデルのiPhone 11 Proとよく似ています。落ち着いた質感のすりガラスで覆い、トリプルカメラを強調したデザインです。 背面は触ってみると驚くほど指紋が付きにくく、サラサラとした触り心地も良いです。 iPhone 12 Proのカラーバリエーションは、グラファイト、シルバー、ゴールド、パシフィックブルーの4色。写真の端末はパシフィックブルーです。 量販店などでの売れ行きを見ていると、やっぱり今年も新色(パシフィックブルー)が一番人気のよう。欲しい色・容量のモデルの在庫に運良く出会えたら、迷わず確保することをおすすめします。 個人的には、iPhone 12シリーズのカクッとしたデザインは「ちょっと懐かしくてかっこいい!」というのが正直な感想。 ただ、昔の角張っていた頃のiPhoneと今のiPhoneの大きさは全然違うので、購入前に手に持ってみて違和感なく使えそうかは確認した方が良いでしょう。 iPhone 11 ProとiPhone 12 Proの大きさはほぼ変わらず、幅は0.1mm増、厚さは0.7mm減です。 数字だけ見ると同じような持ち心地になりそうですが、実際に持ってみると角張っている分大きく感じ、片手操作では手に余る印象がありました。これは確かにminiも欲しくなるな、と思ったところです。 最新のA14 Bionicチップが搭載され、CPU・GPUともに高速になりました。 Appleは慣例的にメモリやバッテリーの容量を公表しない方針なので、Pro以外のモデルとの性能差ははっきりしませんが、A14 Bionic自体はiPhone 12と共通でも、メモリ容量で差を付けている(Proの方が高性能)という可能性はあります。 参考までに、AnTuTu Benchmarkでベンチマークスコアを計測してみました。 ベンチマークアプリの仕組み上、他のプラットフォームの端末(Androidスマホなど)と単純に数値を比べて「こっちの方が高性能!」と言えるわけではありませんが、少なくとも過去のiPhoneやiPadと比べて、今年も順当にスペックアップしていることが分かります。 「Call of Duty Mobile」や「原神」などの重量級ゲームを遊んでみると、やはり動作は快適の一言。さすがは最新iPhoneの上位機種です。ただ、ゲームなどで高負荷をかけるとバッテリー消費の速さや発熱は気になりました。 5G対応も電池もち的にはマイナスの要素ですし、性能を活かせるバッテリー容量や排熱設計の余裕を考えると、性能をフルに使い切りたい人はiPhone 12 Pro Maxを選ぶべきかもしれません。そこは手頃なサイズとのトレードオフですね。 せっかく5G初対応のiPhoneを試す機会なので、au直営店(au SENDAI)で5G通信も体験してきました。 実際にそれほどの速度が必要な用途があるか、使える場所がどれだけあるかはさておき、モバイル通信で1Gbps近く出るのはやはり感動。iPhone 12シリーズを買ったら一度は体験してみて欲しいです。

iPhone 12 Proは前モデルから何が進化したのか?

1年前に発売された「iPhone 11 Pro」との違いをチェックしてみましょう。 大きな変更点としては、まずチップがA13 BionicからA14 Bionicに変わり、CPU・GPU性能が上がってこれまで以上に快適に動作するようになりました。そして、5G対応で通信も速くなります。 現時点では5Gを使える場所はごく一部なので、都心住まいでもない限り今すぐ恩恵を受けられるわけではありませんが、今後2~3年使うと考えれば、今から買うなら5G対応モデルを選んでおくメリットはそれなりにあるはずです。 画面サイズは5.8インチから6.1インチに拡大されましたが、本体サイズはほぼ変わらず画面だけが大きくなっています。6インチ超は大きすぎるかも、という心配は少ないかと思います。 細かい部分ですが、選べるストレージ容量が変わったというのも見逃せない変化です。「64GBじゃ足りないけど256GBまではいらない、中間が欲しい」と考えていた人にとっては、128GBからとなったiPhone 12 Proなら不安なく最安モデルを買えるでしょう。 このほか、カメラ性能の進化や新しいMagSafe充電器が使えることなどが主な違いです。

iPhone 12 Proは他12シリーズと何が違う?

ラインナップを簡単におさらいしておくと、今回の新型iPhoneは「iPhone 12 mini」「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」の4機種があります。 まず小さめサイズのmini、中間サイズのiPhone 12/12 Pro、大きめサイズのPro Maxという大きさの違いがあり、iPhone 12とiPhone 12 Proは同じサイズで中身が違います。iPhone 12 Proは「普通のサイズで高機能な機種」です。 ※横にスクロールできます。 コンパクトなiPhoneが欲しい人はiPhone 12 mini、大画面のiPhoneが欲しい人はiPhone 12 Pro Maxを選べば良いというのは分かりやすいですね。 よく考えないと選びにくいのがiPhone 12とiPhone 12 Proの2機種。上位機種といっても基本性能に決定的な違いがあるわけではなく、高性能なトリプルカメラが必要かどうかがポイントになります。 なお、同じPro系の機種でもiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxのカメラ構成はまた違うので、望遠で撮りたい人(Maxは2.5倍)、手ブレ補正を重視する人(Maxのみセンサーシフト式)はMaxも検討した方が良いでしょう。 iPhone 12とiPhone 12 Proの二択ならカメラ重視の人はProですが、iPhone 12のカメラも望遠がないことや一部機能の違いを除けば画質的にはトップクラスの物です。 また、毎日使う道具ですから、同じサイズでiPhone 12は20g以上軽いというのも無視できない違いですし、同容量で比べれば2万円近い価格差があります。 Pro系の2機種とiPhone 12・iPhone 12 miniではカラーバリエーションや質感が異なり、デザインの好みも判断材料になります。 解像度的にはもっと高解像度なスマートフォンもありますが、発色の良さや最新の高画質コンテンツへの対応などを考えれば、スマートフォンのディスプレイとしてはトップクラスでしょう。 画面上部のノッチ(切り欠き)は小型化の噂もありましたが、iPhone Xの頃からほぼ変わらない大きさでした。Face ID関連の高性能なセンサーを搭載するためにやむを得ないスペースとはいえ、小型ノッチやパンチホールなど目立たない工夫を重ねてきた他社のスマートフォンと比べると、今となっては大きめで気になるところです。 ディスプレイの表面を覆うガラスは、iPhone 6から高級感やデザイン性のために採用されてきたラウンドガラスを捨て、平面に戻りました。これは画面の割れにくさにも繋がりますし、保護フィルム・ガラスも選びやすくなります。 画面の割れにくさといえば、iPhone 12シリーズの前面ガラスには従来よりも4倍頑丈だという「セラミックシールド」が採用されています。 落下テストを行うわけにもいかないのでまだその違いは実感できていませんが、ひとつ注意して欲しいのは、この手の強化ガラスは一般的に「割れにくくなる=傷がつきにくくなる」わけではありません。落下時の衝撃による割れにくさと普段使いでどうしても入ってしまう細かい擦り傷などへの耐性はまったく別物です。 具体的には、「間違って鍵と一緒にポケットに入れてしまった」なんて場合の引っかき傷の入りやすさはこれまでと変わらないので、誤解してラフに扱いすぎるとちょっと悲しい状態になります。 iPhone 12 Proのカメラは約1,200万画素×3で、超広角+広角+望遠のトリプルカメラです。そこだけ見れば前モデルのiPhone 11 Proと変わりませんが、メインの広角レンズがF1.8からF1.6に明るくなったり、ナイトモードポートレート機能が追加されたり、Dolby Visionの高品質なHDR動画が撮れるようになったりと改良されています。 特に動画クリエイターなどの需要に応えたまさに「Pro」向けの変更が多く、また、LiDARで物を簡単に3Dスキャンできるというのも色々と活躍の場がありそうです。 カメラ性能を見るために、いくつか作例を用意しました。(※以下の作例は、クリック・タップで拡大することができます。) まずは3つのカメラの画角をチェック。メインの広角カメラを1倍としたら、超広角は0.5倍、望遠は2倍の焦点距離です。iPhone 12 Pro Maxは望遠が2.5倍という違いがあります。 あえて夜景で画角比較をしてみましたが、普通はデュアルカメラやトリプルカメラの機種ではサブの超広角や望遠はセンサーのグレードを落とすメーカーが多いです。iPhone 12 Proはご覧の通り、3つのカメラすべてが同じクオリティーで、発色もほぼ変わりません。 あまり注目されませんが使い方によってはとても重要なポイントで、違う画角で撮った映像を繋げて1本の動画を作る場合などは編集のしやすさや作品の出来に直結するでしょう。 メインの広角カメラで撮った写真を例に挙げましたが、とてもきめ細かく精細な描写です。 「iPhoneのカメラはたった1,200万画素」と数字で誤解してしまう人も少なからずいると思いますが、豆粒サイズのスマートフォンカメラでむやみに画素数を上げても、実のところスペック競争以外の意味はあまりありません。 その点、実際の写りとしてはiPhoneのカメラのレベルは高く、小さなセンサーとレンズで最大限の結果を出せていると思います。 同じく広角カメラを使って、花を接写してみました。細部まで質感をよく捉えています。 続いては食べ物の写真。描写性能自体の高さもそうですが、発色がとても良く、確実においしそうに撮れます。これに関しては現行スマートフォンの中でもトップレベルかもしれません。 夜景の写真も良い出来です。空の黒がしっかり締まっていてコントラストが効いてとても綺麗に見えます。派手に夜景を撮ろうとする傾向の機種だと、夜空がグレーや青っぽくなってシャキッとしない画になってしまうものも多いのですが、これはキレッキレですね。 季節外れのヒマワリが咲いていたので、ポートレートモードをテスト。複数のカメラを使って、本来スマホカメラのセンサーサイズでは得られないような大きなボケを擬似的に作る、という機能です。 この手の機能はデュアルカメラの機種が出始めた頃からありますが、iPhone 12 Proの場合、LiDARという物の形を高精度に捉える仕組みを備えているので、普通のデュアルカメラ・トリプルカメラ端末のポートレートモードとは精度がまるで違います。 上の作例で言えば花びらのフチをしっかり捉えているのはもちろん、よく見ると「花と背景」の2段階ではなく「花とその後ろの葉、もっと後ろの背景」と何段も奥行きを認識して自然なボケを作っているのが分かります。 ここまでカメラ性能をべた褒めしてきましたが、1つだけ残念なことも。iPhone 11世代から言われていた「フレアやゴーストが出やすい」という問題は解決していません。 上の写真は、画角の外にある強い光がレンズで内部で反射して虹色の線が出てしまっています。このほか、悪影響が出やすい場面としては、夜景などでイルミネーションがある位置と点対称にうっすらと同じ模様が浮かび上がることがあります。 どの機種でも悪条件なら多少は出るものですが、iPhone 11 Pro以降のカメラ周りの独特なデザインやカバーガラスの設計が悪く内部反射が起きやすい原因になっていると思われ、改良されなかったのは残念です。 その中で上位機種のiPhone 12 Proを選ぶ意味としては、やはりトップクラスのカメラ性能が必要かどうか。それから、XS世代や11世代とは装いを変えた新しいデザインやカラーに魅力を感じるかどうかでしょう。 iPhone 13シリーズが値下げ! iPhone 14シリーズ 予約受付中! iPhone 14シリーズ最大24,000円相当ポイント還元!

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