進化したSペン、ミリ波も含めた5G、リフレッシュレート最大120Hz、トリプルカメラ、最新のSnapdragon 865 Plus、12GBのメモリを搭載するなど、“Ultra”の名前にふさわしい最高クラスの性能を誇るAndrodスマートフォン「Galaxy Note20 Ultra 5G」をレビューします。 iPhone 13シリーズが値下げ! 超ビッグなディスプレイは縦横比(アスペクト比)19.3:9の超縦長仕様。サイズの割に横幅が小さく片手に収まるサイズで、小さい手帳にメモするように片手でNoteを持って、もう一方の手でSペンを持ってスラスラとメモできます。 また、大画面で動画を見たり、電子書籍を読みたいけどタブレットはデカすぎて手が伸びない人も多いはず。Galaxy Note20 Ultra 5Gはそんな時に手が伸びるデバイス。最近では使わなれなくなりましたが、サイズや使い方などスマートフォンとタブレットの間を意味する“ファブレット”と表現するのがしっくりきます。 Sペンは左下の収納ポケットからサッと取り出せます。収納ポケットの位置が右から左に変わったことで左手でスマホを操作する場合はSペンの取り出しが窮屈になっています。Sペンの横にはスピーカーを配置。通話時に使用するスピーカーと合わせてステレオで動作しますが、フロントステレオではないため音の指向性が異なり若干違和感があります。 背面には存在感のある3つのレンズとレーザーAFをまとめたトリプルカメラが配置されています。厚みがウルトラ級のカメラユニット。唯一とも言えるデザインの不満がここです。スタイリッシュなボディから飛び出てたカメラユニットは少し不格好、机に置いた状態で操作しづらく通知が来ると振動によって大きな音が鳴ってビックリするのが難点。 ガタつき防止にケースを装着してフラット化することをオススメします。 カラーはミスティックブロンズ、ミスティックブラック、ミスティックホワイトの3色ですが、ドコモとauが発売しているのはブロンズとブラックのみ。今回レビューするのはミスティックブラックです。 サラサラな質感のヘイズ加工が施されたミスティックブロンズに対して光沢仕様のミスティックブラックは、使っていくと指紋やホコリなどの汚れが目立ちます。ケースやフィルムを装着して予防するようにしましょう。 スペックは“Ultra”の名前にふさわしい最高クラスの性能を誇ります。5Gはより高速なミリ波と、より電波が広範囲に届くSub6に対応するフル仕様。実際に計測したところ5G接続時の通信速度は300Mbpsを軽く超えました。これだけのスピードが出れば音楽のプレイリストやアルバムのダウンロードも1分以内に完了します。 プロセッサは“Galaxy史上最速”のSnapdragon 865 Plusを採用。メモリは12GBを搭載しているため複数のアプリを切り替えながら操作しても、画面が更新されて入力していた情報がリセットされて一からやり直しといった事象はありません。 性能を数値化するベンチマークをAnTuTuで計測したところ57万点を記録しました。ゲーミングスマホのBlack Shark 3と同等のスコアです。 高い処理能力を要求する3DゲームのCoD MobileやNBA 2Kをプレイしてみたところ高いベンチマークスコアどおり操作感は非常に良くストレスフリーで快適にプレイできました。 優れた放熱を実現するベイパーチャンバー冷却システムによって、充電しながらゲームをするようなバッテリーに負担のかかる使い方を除けばストレスになるような発熱はありません。 残念だったのはバッテリー。大容量の4,500mAhですがリフレッシュレートを最大120Hzに設定したところ10時から使い始めて18時過ぎに残量が5%を切りました。主な使用状況は以下のとおり。 それほどヘビーな使い方はしていませんが電池持ちはそれほどよくない結果に。リフレッシュレートを自動で変更される消費電力の節約に期待していましたが、あまり効果がない感じです。電池持ちを重視するのであればリフレッシュレートを60Hzに設定して5Gはオフにした方が良いかもしれません。 新型コロナウイルス感染拡大の影響でマスクが必需品になると共に顔認証は役に立たないものになりましたが、Galaxy Note20 Ultra 5Gは指紋認証に対応しているためマスクを付けたままでも画面ロックを解除できます。指紋認証センサーは画面内蔵式のため通常のセンサーと比べると精度は悪いですが顔認証とは比べ物になりません。 大きく改善したの地味ですが重要な書き味。処理の高速化やディスプレイの高リフレッシュレート化(120Hz)、ペンの動きを予測する機械学習を組み合わせることでペンの応答時間が80%も向上。iPad Proと同じ9ミリ秒に改善したことで吸い付くように文字や図形を書けます。 機能面ではSペンのボタンを押しながらジェスチャーすることでスマホを操作できるエアアクションはすべてのアプリで利用可能になりました。 5G対応も大きなトピックです。 現時点で5Gの対応エリアは都市部であっても限定されている状態ですが、ドコモは2021年春までに対応エリアが急速に拡大してようやくスポットからエリアと呼べるレベルになるようです。Galaxy Note20 Ultra 5GはSub6に加えてミリ波にも対応しているので、次の機種変更まで長く使うという場合でも後悔はしないでしょう。 ボディから大きく突き出したカメラはクアッドレンズからトリプルレンズに。レンズの数だけで言えばダウングレードと言えるかもしれませんが、1つ1つのレンズは良くなっています。 超広角レンズはピクセルサイズが大きくなったことで、より明るくノイズの少ない映像の記録が可能に。画像数が10倍以上の1億800万画素になった広角レンズで撮影した写真は撮影後にズームしたり、トリミングしてもシャープさを損なわずくっきりして見えます。通常は12MPモードで動作しますが、この場合でも9つのピクセルを1つにまとめるピクセルビニングによって、より明るくノイズの少ない写真が撮影できます。 スマホカメラ最大の弱点であるズーム撮影はペリスコープ式の望遠レンズによって光学ズームの倍率が2倍から5倍に延長。光学ズームとデジタルズームを組み合わせた超解像度ズームによって最大10倍から最大50倍まで向上しています。 動画撮影は 8Kに対応。プロビデオモードでマイクの指向性やフォーカス、ズームをマニュアルで操作できるなど、年々需要が高まるスマホの動画撮影もパワーアップしています。 ※写真はタップorクリックで大きく表示できます。 スカイツリーを真下から超広角レンズで撮影しました。広角レンズでは1枚に収めることは不可能ですが視野角120°のレンズなら場所を移動せずワンタップでレンズを変えるだけで撮れます。 次は背景をぼかせるライブフォーカスモードでハンバーガーを撮影。手前にしっかりフォーカスが当たって奥がきれいにボケてくれます。ただ、レタスやトマトの色鮮やかさはいまひとつ出ませんでした。通常のモードで撮った方が良かったのかもしれません。 同じライブフォーカスモードでオーナメントを撮影しました。被写体と背景の境界線などややボケが不自然ですが、背景は玉ボケしてくれます。 暗い場所ではノイズを抑えて明るく撮れる広角レンズが効果的でした。難しいホワイトバランスの調整などもシャッターボタンを押すだけで見た目と変わらない色合いで撮影できます。 日が落ちたころに超広角レンズで撮影しました。ノイズが目立ちますがこういう構図も超広角ならでは。 次はズーム撮影。0.5倍→等倍→5倍の順に並べています。5倍でも色見は損なわれず綺麗に撮影できます。50倍になると手ブレが発生しやすく画質の劣化も妥協できなくなるので実用的なのは5~10倍までだと思います。 0.5倍→等倍→5倍のズーム撮影 Galaxy NoteシリーズのSペンはタッチパネルに対応した普通のペンではなく、Bluetoothを内蔵したGalaxy Note20 Ultra 5Gと連動機能を持つ高機能なツールです。 Sペンでジャスチャーしてスマホをリモート操作できるエアアクションは正直言って必要性を感じなかったのですぐにオフにしましたが、標準のメモアプリ「Galaxy Notes」はかなり魅力的でした。 基本的なところではSペンを収納ポケットから取り出すだけで画面ロックを解除せず、すぐにメモを取ることが可能。思いついたアイデアや忘れてしまいそうな買い物などをサッと瞬時にメモできます。メモを取るぐらいならキーボードによるテキスト入力よりも手書きの方が圧倒的にはやいです。 メモ書きをサポートしてくれる機能も充実しています。 急いでいる時はついつい文字を斜めに書いてしまってスペースを潰しがちですが、ワンタップで傾きをまっすぐに補正することが可能。また、手書き文字をテキストとしてコピーしたりテキストに変換することもできます。メモしながら音声の録音も可能で、再生時にカラオケの歌詞のように音声に合わせて手書き文字が表示されるため「このメモはどのことをを指してたっけ?」ということがなくなります。 1からメモを取るだけでなく読んでる記事のスクショを撮ってそのままメモしたり、ダウンロードしたPDFに注釈を入れたり、取ったメモを画像・Microsoft Word・Microsoft PowerPoint・画像・テキストなどの形式で書き出すことも可能。メモ検索ではキーボードで入力または手書きから変換したテキストはもちろん、手書き文字もヒットします。 カバンからメモ帳を取り出すよりも遥かにスムーズでノートにメモをするよりも遥かにスマート。メモ魔な人は必ず満足するはずです。 ・性能 2020年に発売されたスマートフォンとして最高クラスの性能を誇ります。高い処理能力が要求される3Dゲームもサクサクプレイ可能。ほとんどの場合において発熱は気になりません。5Gはミリ波とSub6をサポートしています。5Gが使えるのはごく一部なので飛びつくのはおすすめしませんが、数年後を見据えるならアリです。 ・カメラ ★3.5です。ボディから大きく突き出たカメラはデザインに大きな犠牲を払わせた割に飛び抜けて良いというわけではありません。最大50倍ズームをウリにしていますが、画質の劣化が酷いためスポーツ観戦時に望遠鏡として使うぐらいしか活躍する場面が浮かびません。8Kも同じ理由です。8K対応のテレビやモニターを持っている人はほとんどいないでしょう。ただ、上記のような使い方は限定的で、普通に日常的に使っていて多くの人が満足するカメラには間違いありません。 ・バッテリー これは残念でした。大容量バッテリーなのにもりもり電池が減っていきます。朝から夜までヘビーに使いまくる旅行などではモバイルバッテリーが離せません。 ・デザイン パンチホールが小さくなり、ボトム側のベゼルも薄くなった、デザインの進化はそれだけ。でもスタイリッシュになってノートのような見た目に近づいています。ただ、カメラのデザインは完全なマイナス。見た目はもちろんのこと、机に置いた時に耐えられないガタつきの中で文字を書くことになります。ペン操作を特徴としているのに。パンチホールが嫌いな人は★が1個減るかもしれません。 ・オリジナリティ SペンとGalaxy Notesのことですが、素晴らしいです。デジタル化されたメモ機能がこれほどまでに快適とは。不満をあげるとすれば持ちにくくボタンがどこにあるかわかりにくいSペンの形状。材質ももうすこし手触りの良いもの使うとより使いやすくなりそうです。 iPhone 13シリーズが値下げ! 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