Galaxyシリーズでは初となる「マクロレンズ」を含むクアッドカメラを搭載。今までにはなかった新しい要素も加えられた一台となっています。 今回は、そんなGalaxy A51 5Gを「外観デザイン」「スペック・性能」「カメラ」などの様々な視点からレビュー・評価していきます。 iPhone 13シリーズが値下げ！
前面 / 背面デザイン
Galaxy A51 5Gは、6.5インチの有機ELディスプレイを搭載。中央上部に小さなパンチホール型のインカメラを採用、ディスプレイ上に物理ボタンはなく画面を広く使うことが可能です。 背面左上にスクエア型の「クアッドカメラ」、中央付近に「ドコモ」ロゴ、「FeliCaマーク」、下部に「Galaxy」の文字と「型番」が刻まれています。カメラのでっぱりは、SIMカードわずか一枚分程度で気になることはないでしょう。 背面デザインは、綺麗なホログラム加工と鮮やかな光沢仕上げを採用。光の当たり方によっても、見え方が変わるので飽きの来ないデザインとなっています。
側面デザイン
側面には、輝くアルミフレームを採用。音量ボタン、電源ボタンは右側に集約されています。 上部側面にモノラルスピーカーを搭載。上位モデルS20シリーズにはないイヤホンジャックを備えており、有線イヤホンを変換アダプタなしで使えるのは魅力です。
サイズ感・重量
Galaxy A51 5Gの本体サイズは、約159.2mm(縦)x約74.1mm(横幅)x約8.7mm(厚さ)、重さは約189g。Xperia 5 IIとサイズ感を比べてみました。縦のサイズ感は似ていますが、横幅は重さはGalaxy A51 5Gの方が大きく、画面も見やすいです。 背面は左右が緩やかに湾曲しているラウンドフォルム採用。見た目よりも持ちやすく、手に馴染みフィット感があります。前面はフラットディスプレイで誤操作なく、快適に文字入力が可能です。
カラーバリエーション
Galaxy A51 5Gのカラーは「プリズムブリックスホワイト」、「プリズムブリックスブラック」の2色展開。今回レビューしているのは、プリズムブリックスホワイトです。 Galaxy A51 5Gは、ミドルレンジの中でも上位クラスにあたる「ハイミドル」仕様。省電力かつ高性能なCPU「Snapdragon 765 5G」を採用、メモリ(RAM)は6GB、大容量ストレージ(ROM)128GBを備えています。 また、安心のIP68防水防塵やおサイフケータイ、顔認証と指紋認証どちらにも対応しているなど、欲しい機能が揃っている一台です。 第5世代移動通信システム「5G」にも対応しており、ドコモ版の通信速度は受信時最大2.1Gbps、送信時最大218Mbpsとなっています。（※ベストエフォート方式採用。実際の通信速度は、環境やネットワークの混雑状況に応じて変わります。あくまで技術規格上の最大値です。) 参考までにベンチマークテストの「Antutu Benchmark」の測定結果は以下の通りです。 Antutu Benchmarkのスコアは「285,900点」で、同じCPUを搭載するGoogle Pixel 5のAntutu Benchmarkは「286,894点」でした。スコア的には約2年前のハイエンド向けCPUに迫る数値を記録しています。 もちろん、一般的な電話やメール、WEBブラウジング、LINE、SNSは快適。アプリの立ち上げ速度や動作のカクつきもありませんでした。 ポケモンGOやPUBGモバイルなどの重い3Dゲームも十分遊ぶことが可能です。省電力なCPUかつ4,500mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、安心して長時間ゲームや動画鑑賞もできるのが魅力的な一台となっています。 カメラ構成は、約4,800万画素の広角(F値2.0)、約1,200万画素の超広角(F値2.2)、約500万画素のマクロ(F値2.4)、約500万画素の深度測位カメラ(F値2.2)です。 上位モデルS20シリーズと同様に豊富な撮影モードも搭載。1回の撮影で3〜10秒で最大14種類の写真や動画を撮影できる「シングルテイク」や暗所でより綺麗に撮れる「ナイトモード」、一眼カメラのような被写体の背景をぼかせる「ライブフォーカス」にも対応しています。 それでは、Galaxy A51 5Gで撮影した作例を確認していきましょう。
風景
どちらも明るく、鮮やかな写真を撮ることが可能です。広角はより明るく、超広角は広角よりも濃い目の色味になっています。 色味に違いはあるものの、どちらも被写体が映える表現が可能です。
接写
広角ではピントが合わないシーンでも、マクロならピタッと被写体を捉えます。色味の表現が広角とは変わりますが、自然な明るさで花びらの繊細さまでを魅せることができます。
ズーム
Galaxy A51 5Gは、最大10倍デジタルズームによるズーム撮影が可能です。繊細さには欠ける印象で、記録程度であれば問題ありませんが、思い出に残すには一歩及ばないと感じました。
夜景
真っ黒な公園で撮影しましたが、広角(オート)はナイトモード利用時よりもノイズが出やすい印象で粗さもあります。 ナイトモード利用時はより鮮明に被写体を捉え、明るく撮ることが可能です。 超広角によるナイトモードの有無はかなり差がハッキリと出ます。超広角(オート)時は暗く粗いですが、ナイトモード利用時は足元から空の色まで明るく表現できています。 超広角カメラとしては、ハイエンド並に暗所もしっかり撮れる印象でした。光量が極端に足りない場面では、ナイトモードを積極的に使うことをおすすめします。 Galaxy A51 5Gは低価格のミドルレンジではありますが、真っ黒シーンでこれだけ撮影できれば暗所・夜景にも”強い”カメラと言えるでしょう。
メシ撮り
Galaxyシリーズのカメラは料理を撮る際に暖色系の色味になりやすいですが、Galaxy A51 5Gは自然な色味で撮影することができます。 そのため少し無機質な印象を受けるかもしれませんが、撮影時に明るさを調整することで美味しそうに撮ることも可能です。
ポートレート
「ライブフォーカス」を使うことで、一眼レフカメラのように被写体の背景をぼかした撮影が行えます。背景のボケ感も調節可能で使いやすさはあるものの、背景と被写体の境目が上手く表現しきれない場面がありました。 完璧ではありませんが、人だけでなくモノにも使えるのは使っていて楽しめるポイントでした。
Galaxyシリーズ初のマクロレンズが魅力！クアッドカメラも万能で使いやすい！
Galaxyシリーズ初のマクロレンズを搭載したことで今までは寄りきれなかった場面でも、ピントを合わせて鮮明な接写撮影が可能でした。 また、一眼レフのような被写体の背景を綺麗にぼかせるポートレートや真っ暗な暗所・夜景にも強いナイトモードが使えるのも魅力的です。 Galaxy A51 5Gは幅広いシーンに対応できるクアッドカメラで、難しい設定や操作も必要なく、シャッターを押すだけで綺麗な一枚が撮ることができます。
顔認証・指紋認証どちらにも対応していて使いやすい！
日常的に使うスマートフォンだからこそ、セキュリティ機能は重要です。Galaxy A51 5Gなら顔認証・指紋認証どちらにも対応しています。 マスクをしている時は指紋認証、家でくつろいでいる時は顔認証など、利用するシーンに合わせて柔軟に使い分けることができるのは嬉しいポイントです。 また、指紋認証・顔認証ともに認証速度も早く、毎日使っていても不満・ストレスを感じることがなかったのも魅力的でした。
クリアな音を楽しめるモノラルスピーカーだが物足りない
Galaxy A51 5Gを使って惜しいと感じたのは、モノラルスピーカーです。音質はクリアで迫力もしっかり感じられますが、音の広がりや臨場感については少し物足りない印象でした。例えば、Galaxy A51 5Gで動画鑑賞をするため画面を横にして使うと、音の出力は下部スピーカーからだけなのでどうしても聴こえ方に違和感があります。 単純に上質な音と臨場感を求めるなら、ステレオスピーカーを備えたS20シリーズがおすすめです。ただし、イヤホンジャック搭載という大きなメリットもあるので、このあたりは自分の使いたい用途・環境に合わせて選んでいきましょう。 様々シーンで使いやすいカメラや日常的に使う上で不満のない動作、一日しっかり使えるバッテリー持ち、安心の防水防塵やおサイフケータイなど必要なものはすべて揃っています。 できるだけ価格は安く、ハイエンド並の性能や機能を備えた5G対応スマートフォンが欲しい方にこそおすすめな一台です。 iPhone 13シリーズが値下げ！ そんな方は、無料の診断を利用するのも手段の1つ！ モバレコの運用する「モバレコFit」であれば、最短1分の簡単診断で、自分に合ったプランが分かるのでおすすめです。 しかも診断は無料、営業も一切ないため安心して利用できます。 スマホプランに目星がついている方もぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか！
