しかし、最近では導入するだけで簡単に改善ができるEFOツールも数多く登場し、改めてEFOの重要さが注目されています。 今回は、入力フォームを改善すべき理由を説明するとともに、実際に成果が上がった事例をご紹介します。 以下の資料では、2万件以上のデータベースから最短30秒でサイト改善案を手に入れられるツールについてまとめています。 無料ですので、ぜひダウンロードしてご覧ください。 サイトのコンバージョン率を改善するためのノウハウ、自動提案してくれるツール「dejam」 ※本記事は2015年10月21日に公開された記事を再編集したものです。

EFO改善でCVRが2.28倍に!EFOは、「購入意欲があるのに離脱しているユーザ」を最小限に抑える施策「面倒くさい入力フォーム」と思われる要素があれば要注意!EFOは1%改善でも成果が得られる!約7割!入力フォームで離脱するユーザEFOの基本は「おもてなし」ユーザが離脱する理由は「項目数」「イライラ」「使いづらい」成果の上がっている企業は「フォーム完了率」も高い!EFOツール導入で成果が上がった事例4選EFOでコンバージョン数が導入前の1.67倍UP !/Gyro-nスマホサイトからのCVRが12.5%UP/フォームアシスト広告予算を変えずにCVRが1.5倍 /EFOToolSetYahoo!やFacebookIDとの連携機能!CVR改善率平均6.5%/EFO CUBEEFOの導入する目安は、改善で起こる売上を計算してきめる!EFOツール導入以外にもできる!やっておきたい改善施策4選1.入力項目を減らす2.現在位置のナビゲーションを表示する3.「次へ進む」ボタンを大きくわかりやすくする4.不要なリンクは設置しないまとめ

EFO改善でCVRが2.28倍に!

参照:EFOを行い入力フォームの申込み完了率が2倍になった成功事例 とある結婚式サイトの事例では、入力フォームのデザイン面や使い勝手に課題を抱えており、改修を行ったところ、申込完了率が7%→16%と2倍以上になったそうです。 そのサイトの入力フォームは、既にあるフォームの見出しを一部変更したものを利用しており、商品ページとデザイン面で大きく差があること、そして使い勝手も悪いことが課題としてありました。 入力完了率が7%ということは、申込ボタンを押したのに離脱しているユーザが93%もいることになります。そこで申込ページのデザインや申込フォームの改善を行ったところ、CVRが2倍以上に伸びるという結果になりました。 この事例のように、EFOを行うことは、離脱しているユーザを減らし、CVRの改善に大きく貢献してくれます。

EFOは、「購入意欲があるのに離脱しているユーザ」を最小限に抑える施策

EFOとは、入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)の略称であり、ユーザが使いやすいように申込ページの改善を行うことを言います。 ユーザは、入力ミスでエラーが出てスムーズに申込できなかったり、項目数をみて手間がかかると感じるとすぐに離脱してしまいます。その「入力フォームまで訪れているのに途中でやめている」という、購入意欲があるのに離脱しているユーザを最小限に抑えるための施策がEFOになります。

「面倒くさい入力フォーム」と思われる要素があれば要注意!

「EFOをやるべき!」といわれても、どんな入力フォームなら改善すべきなのかわからない方もいるかと思います。 その回答を一言で言うと「面倒くさくてイライラする入力フォーム」です。たとえば、以下の項目に当てはまるようであればそのフォームは要注意です。  ネットでの会員登録で「住所」など、聞かなくてもいい項目が多い   電話番号はハイフンで分けるなど、入力ボックスがやたら分割されている  必須項目には「※」をつけているだけ(「必須」と書かれていない)  全角・半角などが指定されていない  「エラーの表示」は送信ボタンを押した後  リセットボタンがある 実際に、商品をカートに入れたはいいが、入力エラーや項目数にうんざりして申込を諦めた経験はありませんか?上記の項目に当てはまるのであれば、入力フォームで取りこぼしているユーザがいる可能性は高いことが考えられますので是非検討をしてみてください。

EFOは1%改善でも成果が得られる!

EFOは、ユーザのコンバージョン直前の離脱を改善することから、短期間で成果が上がりやすいといわれています。 上記の図のように、申込数100を110に増やす場合、入力フォームの申込完了率を1%改善できれば目標達成になります。施策も「入力フォームの改善」とやるべきことが絞られており、何をすればいいのかと悩む必要もありません。 しかし、同様の目標を集客施策で達成する場合には、流入数を10%も増やす必要があります。また、やるべきことも広告、SEO対策、ホームページの改善…など多岐に渡っており、予算を増やして長期的に改善していく必要があります。 手間と費用のバランスを考えても、EFOは非常に効率のいいことが特徴です。 参考サイト:ROIでフォーム改善・EFO(エントリーフォーム最適化)ガイド

約7割!入力フォームで離脱するユーザ

実際、ここまでEFOが重要だと叫ばれている背景には、申込みフォームにまで到達したにも関わらず、離脱しているユーザは約7割だと言われているためです。サイトによっては8割、9割近くにまで及んでいるケースもあります。 しかし、この数字は一概には言えず、業界やコンバージョンの内容(会員登録、資料請求、購入など)によって大きく変わってきます。 例えば、コンバーションタイプ別の離脱率では以下のような調査結果が出ています。 引用:第3回 入力フォームからの離脱率 | アクティブコア また、さらに「無料公演セミナーの申込」なのか「マンションの展示会申込」なのかといった業界別でもコンバージョンのハードルは変わってきます。 少なくとも、どのようなサイトでも離脱率が5割を超えているようであれば、入力フォーム自体に離脱したくなるような原因が隠れていると考えられます。

EFOの基本は「おもてなし」

ユーザを離脱させないためには、入力フォームの入力を簡単で使いやすいものにする「おもてなし」の気持ちが大切になります。 Webサイトの入力フォームは、いわばスーパーのセルフレジです。 申込フォームを入力することは、自分で商品をレジに通していることとほぼ同じであり、そのレジがユーザにとっていかに使いやすいかが、商品を購入できるかどうかに繋がります。 ユーザがその場で問題解決できてイライラせずに済む、「使いやすいセルフレジ」にする必要があるのです。 参考:【フォーム改善】意外と知らない申込フォームの超基本 (1/3):MarkeZine(マーケジン)

ユーザが離脱する理由は「項目数」「イライラ」「使いづらい」

出典:もうやりきったと思ってませんか?まだまだやれる!フォーム改善(EFO)〜EFOの最新傾向とオススメ施策ベストテン〜 「おもてなし」が大切、とここまで言われている背景には根拠もあります。 株式会社エフ・コード様の調査では、ユーザが入力フォームから離脱してしまう理由は 「面倒くさそう」「イライラする」といったものが上位にあり、「入力フォームに対する不満」から来ていることが分かります。 インターネット上では、思うように操作できない・入力したくないと思った瞬間に、ユーザは「戻るボタン」を押して簡単にそのイライラから逃れられてしまいます。 そのため、いくら魅力的な商品でも、途中の操作が複雑であれば、購入を諦めて離脱されている可能性も十分にあります。 「商品は悪くない」「サイトをリニューアルした」「広告も改善している、それなのにコンバージョンがなかなか上がらない」という場合がありましたら、EFOがきちんとできているのかどうか、今一度確認してみる必要があります。

成果の上がっている企業は「フォーム完了率」も高い!

出典:もうやりきったと思ってませんか?まだまだやれる!フォーム改善(EFO)〜EFOの最新傾向とオススメ施策ベストテン〜 実際に成績の良い企業は、入力フォームで取りこぼすことなく見込み客を獲得しています。 こちらも株式会社エフ・コード様の調査になりますが、同じフォームの内容・同じ業界でも、成績優秀企業と業界平均ではフォームの完了率に大きく差が開いています。 つまり、自社よりも成績の良い企業は、「重要見込み顧客」を入力フォームで逃さずに獲得していることが他社と差をつけている要因の1つになっていると考えられます。 自社の申込完了率が下記の数字に到達していない場合は、改善できる可能性が高いと言えるでしょう。 また、平均と同水準の場合でも、成績優秀企業には劣っているのであれば、改善の余地はまだまだあります。 自社の完了率は十分なものなのか、取りこぼしているユーザがいるのか。これを機に見直してみてください。 参考:他社のCVRって!?【衝撃】業界別に見るフォーム入力完了率データがすごい!|EFO・フォーム改善ブログ

EFOツール導入で成果が上がった事例4選

EFOが重要な理由を述べさせていただきましたが、では実際にやるには何をすればいいのかと感じた方もいるかと思います。 具体的な施策としては、EFOツールの導入が1つあります。 近年は、EFOをより手軽に行えるように、多くの会社が「EFOツール」という、導入するだけで入力フォームが使いやすくなるツールを提供しています。 今回は、数あるなかでも、導入実績として具体的な事例を載せているツールをピックアップして紹介しますので、ご参考になれば幸いです。

EFOでコンバージョン数が導入前の1.67倍UP !/Gyro-n

出典:【EFO事例】EFOでコンバージョン数が導入前の1.67倍UP ! 株式会社ウェルクス様の会員登録フォーム導入事例|Gyro-n こちらは株式会社ウェルクス様「Gyro-n」の事例です。 保育士向けの求人サイトでEFOツールを導入した結果CVRが1.67倍、直帰率4.8ポイント改善につながりました。 こちらのツールはレポート機能が優れており、エラーの発生数や離脱率だけではなく、エラー発生するタイミングや条件といった細かいデータを基に分析をすることができます。 ツールの詳細:Gyro-n

スマホサイトからのCVRが12.5%UP/フォームアシスト

出典:実績No.1のスマホEFO(入力フォーム最適化)ツール 翌日CV率12.5%アップの実力 こちらは株式会社ショーケース・ティービー様「フォームアシスト」のスマホ向けサイトでの事例です。 クレジット会社のお問い合わせフォームの最適化を行ったところ、導入しただけでCVR12.5%改善しました。 導入後も無料コンサルティングを行っており、手厚いサポートのもとで改善することができます。 ツールの詳細:フォームアシスト

広告予算を変えずにCVRが1.5倍 /EFOToolSet

出典:EFO(エントリーフォーム最適化)ツールのご案内|Bruce Clay Japan こちらはブルースクレイ・ジャパン株式会社様「EFOToolSet」の事例です。 引っ越し見積もりのサイトでEFOツールを導入したところ、広告予算そのままでCVRが1.5倍に伸びました。 こちらのツールでは、6万で20フォームまで導入ができるため、申込のページが複数あるサイトでは一度に導入して成果を上げることができます。 ツールの詳細:EFOToolSet

Yahoo!やFacebookIDとの連携機能!CVR改善率平均6.5%/EFO CUBE

出典:導入実績|EFO CUBE こちらは株式会社GeeeN様「EFO CUBE」の事例です。 コーポレートサイトの会員登録でEFOツールを導入した結果、12%→25%にまで改善しました。 EFO-CUBEでは、Yahoo!・FacebookとID連携ができることが大きな強みです。ユーザの入力の手間を大幅に省くことができるため、入力項目が多いようなサイトでは是非このような自動入力を活用するようにしましょう。 (無料)EFO-CUBEの資料をダウンロード

EFOの導入する目安は、改善で起こる売上を計算してきめる!

EFOツールはCPAが高いほど、導入する価値は大きくなります。 例えば、フォームへの流入数【1000】、フォームの離脱率【30%】、獲得単価(CPA)【5000円】の場合を想定して考えてみます。 3%改善したとすると、 700人×1.03=721人 の入力完了率になります。 顧客獲得単価が【5000円】だった場合には、増加人数の21人分、 5000円×21人=105,000円 の成果が得られたことになります。 今回は3%の改善で計算しましたが、 5%の改善で【175,000円】、 10%では【350,000円】の改善が見込まれます。 改善分の売上高がEFOツールの費用を上回るようであれば、導入する価値は十分にあるといえるでしょう。

EFOツール導入以外にもできる!やっておきたい改善施策4選

EFOツールはあくまで「入力フォーム内」の最適化をするツールです。 サイトのデザインやページ、項目といったツールでは補いきれないところまで改善ができるとさらにいいでしょう。

1.入力項目を減らす

入力フォームの項目はできる限り減らして、必須項目も最小限にしましょう。 ある事例では、入力項目を11項目から4項目に減らしたことで、CVRが2倍以上になったケースもあります。 「せっかくだから聞いておこう」のつもりでは、そもそもユーザの獲得すらできていないかもしれません。もう一度、入力フォームに不要、または無くても困らない項目がないか確認してみてください。 参考:フォームの項目数はとにかく削ろう!|J&B labo

2.現在位置のナビゲーションを表示する

サイト上部に現在位置のナビゲーションを載せることで、「今は個人情報の入力か」「残りは入力情報の確認だけか」と一目でわかるようにしておきましょう。 あるブライダルサイトの事例では、ナビゲーションをつけることをはじめとしてフォーム全体の改善を行ったところCVRが20倍以上になったそうです。 いつまで続くかわからないページは、ユーザにとって離脱の原因になってしまいます。 ユーザに今何をしていて、あとどれくらいで終わるのかはきちんと伝わるようにしましょう。 参考:【保存版】問合せを劇的に増やすエントリーフォーム最適化(EFO)15の方法|LPO Lab

3.「次へ進む」ボタンを大きくわかりやすくする

「次へ進む」ボタンはサイズを変えたり目立つ色にしたりするなどして、パッと見でボタンが押せるようにしましょう。反対に、「戻る」や「修正」といったリンクを置いている場合は、そのリンクは色をグレーにするか、テキストにするなどして目立たないようにしましょう。 ある金融サイトでは「戻る」「この内容で登録する」を並列しておいていたものを、「戻る」ボタンのみテキストリンクにしたところCVRが1.5倍になったそうです。 登録するつもりなのに間違って押してしまい全部消えてしまうことがあれば、もう二度とユーザは入力をしてくれません。 ユーザへ次にしてほしい動作は、一目でわかるようにしておきましょう。 参考:【スマホEFO検証編2】送信ボタンと戻るボタンを並列に置かない|efoナビ

4.不要なリンクは設置しない

入力フォームの目的は、項目を記入して申込をしてもらうことです。リンク貼ることはユーザの離脱につながりますので、なるべく避けたい点です。 実際にあるECサイトの事例では、申込ページに季節限定キャンペーンのバナーを貼っていましたが、外したところCVRが1.5%改善したそうです。 このようなキャンペーン情報に限らず、グローバルナビゲーションも入力の妨げになってしまうため、入力フォームでは極力設置しないことが離脱率を減らすためには大切です。 参考:グロナビもサイドバーも必要なし! 離脱要因となるリンクはフォームでは外す/15か条の9|web担当者forrum 参考:「他ページへのリンクは無い方がCV率UP」は本当?|efoナビ

まとめ

いかがでしたでしょうか。 たかがEFO、されどEFO。 CVの直前の入力フォームを改善しなければ、CVRを上げることは難しいです。 入力はスムーズにできるでしょうか。面倒さやイライラを与えていないでしょうか。 今一度自社のフォームを確認してみてください。 EFOについては以下の記事も非常に参考になりますので、ぜひご覧ください。 ・EFOツールでCVR20倍!成果改善に必須のツール12選 ・入力フォーム改善でCV率1.6倍!成果を上げる18のテクニック ・エントリーフォームで離脱される事例9選と具体的な改善策

EFO CVR2                     4  - 64EFO CVR2                     4  - 28EFO CVR2                     4  - 90EFO CVR2                     4  - 41EFO CVR2                     4  - 90EFO CVR2                     4  - 8EFO CVR2                     4  - 4EFO CVR2                     4  - 29EFO CVR2                     4  - 62EFO CVR2                     4  - 5EFO CVR2                     4  - 38EFO CVR2                     4  - 51EFO CVR2                     4  - 57EFO CVR2                     4  - 66EFO CVR2                     4  - 83EFO CVR2                     4  - 97