広告代理店やネットに詳しい知り合いから、こんな話を耳にしていませんか? リターゲティング広告は一度サイトに訪れたユーザーに対して広告を配信するため、費用対効果が良い広告手法です。 ただし、何も知らず進められるがまま初めてしまうと、思ったように成果が上げられない…ということが往々にしてあるようです。 リターゲティング広告には、ただサイトに来た人を追いかける手法にとどまらず、様々な広告配信手法があります。そのため、配信方法を変えるだけで、劇的に効果が改善される場合があるのです。 当社でも特性の知識と、理解を元に顧客の成果アップを進めて参りました。その実績をもとに今回は、ネット広告代理店だけが持ちえる、成功のノウハウを紹介いたします。

リターゲティング広告を実施するメリットは圧倒的に高い費用対効果

まず、リターゲティング広告のメリットとは何でしょうか。 それは、高い費用対効果が期待できることです。

リターゲティング広告を実施するメリットは圧倒的に高い費用対効果リターゲティング広告とは、一度サイトに訪れたユーザーに広告が配信できる仕組み【活用例1】ユーザーに適した面に配信することで獲得数が約4倍に【活用例2】動的リターゲティング広告導入で3倍の効果を上げる【活用例3】タグマネジメントツールで特定ユーザーへ効果的な広告配信を【活用例4】クロスセル、商品再購入を用途とするリターゲティング広告結論

事例(1)某アパレル通販サイト 上記は某アパレル通販サイトのリスティング広告とリターゲティング広告を比較した事例です。 リスティング広告以上の獲得数をリターゲティング広告で集め、なおかつ獲得単価もリスティング広告より低く抑えられています。 相性と活用方法次第でリスティング広告より成果を上げられる広告がリターゲティング広告です。通販、金融機関、旅行代理店、不動産、中間材メーカーなどのBtoB業種まで、様々な業種でリターゲティング広告が活用され、一定の成果が上がっています。

リターゲティング広告とは、一度サイトに訪れたユーザーに広告が配信できる仕組み

そもそもリターゲティング広告の仕組みはどのようになっているのか、よく分かっていない…そんな方も多いと思います。 簡単に説明しますと、リターゲティング広告の仕組みは、サイトに訪れたユーザーにcookieを付与し、そのcookieが付与されたユーザーに対して広告を配信するというものです。 特定のサイトに訪れると、そのページの商品広告、すなわちリターゲティング広告に追い回されるのは、そのサイトに来た際にcookieを付与されているためです。 引用: リマーケティングの仕組みを把握する | 新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則 | Web担当者Forum

【活用例1】ユーザーに適した面に配信することで獲得数が約4倍に

『リターゲティング広告は人に出す広告だから配信面は関係ない』 そう考える方が多いのですが、実際はどうでしょうか? 実のところを言うとリターゲティング広告は「面」ではなく「人」にだす広告とはいえ、配信面によって獲得効率が変動します。 事例(2)某転職サイト一ヶ月の会員登録者 YDNリターゲティングとGoogle リマーケティングで同じプロモーションを実施していても、獲得数に違いが出てきます。 なぜこのような違いが出るか? それは広告配信先にいるユーザーが違うためです。 GoogleやYahoo!は主要な広告出稿媒体となりますが、配信できる場所がそれぞれ異なります。 Yahoo!リターゲティング広告では、Yahoo!のニュース面やメール内とYahoo!のパートナーサイト(知恵袋など)に広告が掲載され、Googleのリマーケティング広告ではGmailやGoogleのパートナーサイト(食べログ)などに配信されます。 貴社のお客様で、購入にいたるユーザーがYahoo!をよく見るユーザーであれば、Googleでリマーケティング広告を出稿しても、Yahoo!の配信面に広告掲載がされないので、広告効果は薄いと考えられます。 事例の数値では、転職者希望者はGoogleのメールサービス「Gmail」を使っていることから、Google リマーケティングと相性が良かったといえます。 実際にGoogleとYahoo!同時にリマーケティング広告を出稿しているのに、まったく獲得効率が違うということも往々にして起こりえます。 また、FacebookなどGoogleやYahoo!で配信できない面もあり、その配信面に優良なユーザーがいる場合には、そのユーザーにリーチできない可能性があります。 自分のお客様がどこいるのか。広告出稿の際は、ここを明確にして検討されることをおすすめいたします。

【活用例2】動的リターゲティング広告導入で3倍の効果を上げる

アマゾンのオススメ商品みたいな広告がでてくる…!? これは動的リターゲティング広告と呼ばれるリターゲティング広告です。 DSPのcriteoやGoogleの動的検索広告に代表される動的リターゲティング広告は、その商品・サービスを見た人に、その商品の広告やそれに近しい商品の広告を出すことができます。 商品ごとにリターゲティング広告を実施するため、広告の費用対効果が非常に良い傾向があります。 事例(3-1)人材ポータルサイト(通常のリターゲティング対比) 事例(3-2)賃貸ポータルサイト(通常のリターゲティング対比) 上記の事例のように、通常のリターゲティングと比べると非常に高い成果を上げています。 動的リターゲティング広告は商品数が多い通販サイト、情報数が多い不動産ポータルサイトや人材ポータルサイトを運営している企業様に適した配信手法です。 欠点はデータフィードを使用するため設定が複雑なのと、出稿に最低UU数の制限があることですが、最近ではデータフィードを使わずに動的リターゲティング広告が出せるDSPが登場しているため、その敷居が下がってくるのではないかと思います。

【活用例3】タグマネジメントツールで特定ユーザーへ効果的な広告配信を

特定サイトに来た人だけじゃなくて、サイト内で特定の動きをした人を追いかけたい…。そんな要望を叶えるのがタグマネジメントツールや、アクセス解析を利用したリターゲティングです。 ユーザーを分析することによって、サイトに来る人を追い回すだけではなく、ページ下までスクロールした人や、特定部分にマウスオーバーした人などを指定して広告を出すことができます。 事例(4)ページに来訪したユーザーと、ページ来訪かつスクロールしたユーザー対比 上記のとおり、獲得単価が半額程度に改善できております。 しかし、詳細過ぎる設定を加えてしまうとリーチできるユーザーが極端に減ってしまうため、細かすぎる設定はおすすめできません。 上記の事例で獲得率が倍以上になっているのに関わらず、獲得数がそこまで増加していないのは、ユーザーを絞り込んだことによって、配信母数が減少してしまったためです。 当施策を実施するのであれば、比較的アクセス数が多いサイトで実施するべきです。 そうでないと、獲得効率を最適化することはできますが、配信するユーザーのリーチ数は減ってしまうことを念頭においてください。

【活用例4】クロスセル、商品再購入を用途とするリターゲティング広告

商品購入したユーザーに違う商品や、再度買ってもらうように広告を出稿したい…。 クロスセル的手法や、商品の再購入を促すCRMのような使い方もリターゲティング広告では可能です。商品購入者のみをターゲティング、広告配信を実施するということが、リターゲティング広告を活用すれば可能です。 事例(5)健康食品通販で未購入ユーザーとリピートユーザーでリマーケティングを実施した場合 リピート率の多い商品を取り扱っている企業様であれば当施策はとても有効で、通常通りリターゲティングを実施するよりも獲得効率は良くなると考えられます。

結論

リターゲティング広告がいかに有用で、様々な用途と可能性がある広告か、お分かりいただけたでしょうか。 リターゲティング広告はサイトに来た人を単純に追い回すだけの広告だけではなく、いろいろな種類、設定方法、活用法があります。 自社サイトにアクセスしてきたユーザーを確実に商品購入、リードに繋げるため、上記事項を念頭において、ぜひリターゲティング広告を利用してみてください。

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