上記のようなお悩みをお持ちの、広告運用者の方も多いのではないでしょうか。 そういったWeb広告運用の悩み事は、ダッシュボードツールを活用することで解決できます。 自社に合ったツールを使えば、これまで手間のかかっていた作業はツールが自動で反映してくれるため、自身は分析や対策を練る時間を作ることができます。 本記事では、広告運用にダッシュボードを活用する方法や注意点、ツールの選び方について解説します。 読み終えた後には、ダッシュボードツールをどのように広告に用いるのか、そして選び方が分かるようになっているでしょう。 広告ダッシュボード・レポート作成自動化ツール『ATOM』

広告運用に使えるダッシュボードとは

ダッシュボードツールは、プロジェクトの現状把握や効果測定に役立つデータを可視化して、管理できるBIツールの一種です。

広告運用に使えるダッシュボードとはダッシュボードを広告運用で活用するメリットメリット1.複数の広告を1つのツールで管理できるメリハリ2.レポートの作成が効率化されるメリット3.リアルタイムの分析がしやすくなるメリット4.外部共有が簡単ダッシュボードツールの例と活用方法導入シェアNo.1 ※ATOM(アトム)GoogleデータポータルDatabeat ExploreLisket(リスケット)広告運用を目的としたダッシュボードツールの選び方対応している広告媒体を確認して選ぶ自社の課題を明確にして見合った機能があるものを選ぶ初期コストとランニングコストを考えて選ぶダッシュボードツールを導入する際の注意点導入時直後は一時的に取り込みや集計の負荷がかかる自社にあったカスタマイズができるかどうかを把握する従量課金の場合、ユーザー数やデータ数が多くなると料金が高騰する場合があるまとめ

活用方法は業種によっても様々ですが、広告運用業務においては、複数媒体に出稿している広告を同時に管理することができます。 そのため、運用状況を手早く正確に判断することが可能となり、社内メンバーへ情報共有時も認識のズレを防止する効果が見込めるでしょう。 また外部の方(広告主など)に共有する際も、URLを共有して権限を付与するだけで簡単に共有ができます。

ダッシュボードを広告運用で活用するメリット

ここからはダッシュボードを広告運用に導入・活用する上でのメリットを解説します。 業務効率の向上のためにしっかり押さえておきましょう。

メリット1.複数の広告を1つのツールで管理できる

ダッシュボードツールを活用することで、複数の広告を1つのツールで管理することが可能です。 複数媒体に広告を配信していると、全体の成果が掴みづらく、進捗状況や予算の管理にも手間がかかってしまいます。 手作業によるデータのピックアップや、集計を行う作業自体が必要ないことから、全体の課題が把握しやすくなるだけでなく、削減できた工程分、次の戦略を構築する時間も生みだせるでしょう。

メリハリ2.レポートの作成が効率化される

ダッシュボードツールにはレポーティング機能が搭載されているので、レポート作成を効率化することができます。 集計したデータの報告や共有を行う際も、分かりやすくまとめられたレポートが簡単に作成できるでしょう。 また、搭載されているツールを利用すれば計算ミスなどの人的ミス防止にも役立ち、ダブルチェック等の手間削減が可能です。 さらに、ツールによっては様々なレポートテンプレートを備えており、ビジュアル的にも見やすく整理された仕上がりになることから、受け取る側にとっても余計な確認の時間やストレスが軽減されるといったメリットがあります。

メリット3.リアルタイムの分析がしやすくなる

ダッシュボードツールで配信状況を確認することで、リアルタイムの分析がしやすくなります。 広告運用は日々状況が変動することから、手作業でExcelやスプレッドシート等にまとめていると、頻繁にデータをアップデートしなければならず、分析が後手に回ってしまうケースもあります。 一方、ダッシュボードツールはリアルタイムに数字が追えるため、施策の効果測定や細かいハンドリングが可能となり、無駄な広告経費の削減にも繋がるでしょう。 また、自動的に詳細なデータが更新されていく機能によって、集計作業を行う手間もかからないポイントも大きなメリットです。

メリット4.外部共有が簡単

広告の配信状況を簡単に外部共有できることもメリットです。 通常レポートを共有する場合、先方からの催促→レポート作成→レポート提出→先方が受理、という流れになります。 しかしダッシュボードであれば、上記のフローがいらず、先方はいつでも状況を確認することができます。 特に広告主視点で大きいメリットです。

ダッシュボードツールの例と活用方法

ここからは、ダッシュボードツールの中でも広告運用に活用できるツールを紹介します(五十音順)。 いずれも効率を上げるための様々な機能が搭載されているため、是非参考にして下さい。

導入シェアNo.1 ※ATOM(アトム)

<ツールの概要・特徴>

導入企業500社以上月次・週次・日次の定期出力が可能100種類以上のレポートテンプレート

<料金> 月額55,000円(税込)~ <広告運用の活用方法> 進捗管理機能により、アカウントやキャンペーンごとの予算の進捗状況や、コンバージョンなどの配信結果を確認・管理できます。 またレポート機能も有しており、100種類以上のレポートテンプレートを用いれば、多角的なデータ分析に活用できます。 <補足情報> ATOMは数値の管理や抽出だけでなく、代理店を利用している際の手数料も考慮した予想数値の算出も自動で行えます。 ATOMについてはこちらでも詳しく解説しています。 参考:リスティング広告の業務効率化!作業時間を8割削減した「ATOM」とは!? またATOMのレポートテンプレートを使った、広告レポート作成の方法についてはこちらで解説しています(レポートテンプレートが無料でダウンロードいただけます) 参考:【無料テンプレート配布】広告レポートの作成方法&効率化ガイド

※2021年8月時点。SO Technologies株式会社 / 株式会社デジタルインファクト調べ

Googleデータポータル

<ツールの概要・特徴>

Googleが提供しているBIツールGoogleアナリティクス、GoogleAdsとの連携も可能無料で利用できる

<料金> 無料 <広告運用の活用方法> Googleデータポータルは無料で活用できるBIツールであり、複数の広告媒体を直接取り込むことはできない一方、Googleスプレッドシートで管理しているデータであれば取り込んで分析することが可能です。 また、GoogleアナリティクスやGoogle広告のデータはそのまま取り込めるため、自社メディアと広告両方の数値を管理したい場合などに活用できるツールです。 <補足情報> コーディング不要で収集したデータを指標やグラフ等に変換、分析に活かすことも可能です。

Databeat Explore

<ツールの概要・特徴>

他媒体の広告指標を一元管理収集データをスプレッドシートか他のBIツールに出力可能アクセス解析特化のGoogleアナリティクスと連携が可能

<料金>

【アカウント数課金プラン】広告アカウント数×330円【広告費課金プラン】広告費×0.3%

<広告運用の活用方法> 指標が異なる媒体のデータを統一すれば、運用状況の把握と施策立案がスムーズに行えるだけでなく、Googleアナリティクスと連携させて同時にランディングページのアクセス解析を行えば、マーケティング改善の糸口が効率的に見つかるでしょう。 <補足情報> Databeat Exploreはクリエイティブのパフォーマンス分析に便利な画像サムネイル出力もできるため、ディスプレイ広告等を運用している方にもおすすめです。

Lisket(リスケット)

<ツールの概要・特徴>

10種類のレポーティングと予算管理に特化したツール他媒体アカウントの一元管理が可能キーワード選定に役立つツールも無料でセットになっている

<料金>

月額10,000円~1アカウントにつき500円加算

<広告運用の活用方法> コストを抑えてデータの一元管理を行いたいときに活用できるツールであり、広告別、キャンペーン別等に分けられたテンプレートを用いれば、より効果的な分析が行えるでしょう。 <補足情報> 導入時に設定すれば、広告予算管理が自動更新されるポイントも魅力であり、レポートも簡単に作成できます。

広告運用を目的としたダッシュボードツールの選び方

ダッシュボードツールを選ぶ際は、自社の広告運用に適した機能を搭載しているか、また適した仕様かどうかを確認しなければなりません。 そこで、ダッシュボードツールを選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。

対応している広告媒体を確認して選ぶ

ツールによって連携可能な媒体が異なるため、まずは自社が運用する広告媒体に対応しているかを確認しましょう。 一般的にGoogleAdsやYahoo!広告に関してはほとんどのツールで連携していますが、SNS系やニュースアプリ等は非対応となっているケースもあります。 せっかく導入しても利用できないという事態になりかねないことから、特にチェックしておきたいポイントです。

自社の課題を明確にして見合った機能があるものを選ぶ

ダッシュボードツールには様々な種類があるため、自社の課題解決につながる機能を搭載しているかを確認する必要があります。 たとえば、グラフの自動作成や段階に分けてデータを絞り込むドリルダウン分析、あるいはチャットやコネクタといった機能を把握した上で、操作の利便性等も加味して検討してみて下さい。 また、スペック表だけを参照するのではなく、実際にトライアル利用できるか、ベンダー側に問い合わせてみるのも良いでしょう。

初期コストとランニングコストを考えて選ぶ

ツール選びにおいては、初期コストとランニングコストも重要なポイントであり、その際チェックしておきたいのがダッシュボードツールのタイプです。 たとえば、仮想サーバーを開設して、インターネット上にデータを格納するクラウド型は、端末や場所に関わらず利用できる上に、初期費用も少額か発生しないケースもあります。 一方、ソフトウェアタイプのオンプレミス型は、初期費用や導入コストも高額になる反面、社内の基幹システムと連携させやすく、自社の使い勝手にあわせてカスタマイズできる特徴があるため、費用と自社のニーズを考慮しながら選んで下さい。 ダッシュボードツールに関しては、基本的にオンプレミス型で良いでしょう。

ダッシュボードツールを導入する際の注意点

ダッシュボードツールは便利な機能がある一方で、導入時には注意が必要です。 ここからはダッシュボードツールを導入する際の注意点を見ていきましょう。

導入時直後は一時的に取り込みや集計の負荷がかかる

ダッシュボードツールを利用すればデータ収集やレポーティング、予算管理等の手間を削減できるようになりますが、導入直後のデータ取り込み、あるいは集計には一時的に負荷がかかるケースがあります。 特にBIツールのような横断的に広告運用以外の数値とも連動させる場合は、より負荷が大きくなる可能性もあるため、関係各所にあらかじめ必要な数字を取りまとめてもらう、または連携させるデータを事前に決めておく等の準備が必要となるポイントには注意して下さい。 そして、導入前には裁量権を持つ上層部だけでなく、運用に関係してくるチームに対して、導入後に想定される効果や、発生することが予想される作業を共有しておきましょう。

自社にあったカスタマイズができるかどうかを把握する

ダッシュボードツールは様々な機能が搭載されている一方、ツールごとに若干の違いがあるため、自社の運用方法や広告の種類が増えても対応できるよう、カスタマイズ性の有無や性能に関しても注意してチェックして下さい。 また、高度なカスタマイズができれば、より見やすく実用的なレイアウトにできることから、導入後の効率的な運用においても重要なポイントといえるでしょう。

従量課金の場合、ユーザー数やデータ数が多くなると料金が高騰する場合がある

ダッシュボードツールの課金形態はライセンス課金が一般的ですが、サーバー、あるいはユーザーかによってコストのかかり方が変わってきます。 たとえば、サーバーライセンスは料金が高い傾向である一方、社内の全員が1つのライセンスを共有できるため、多くのメンバーで利用する場合はおすすめです。 そして、ユーザーライセンスは1人ずつ料金が発生する分、単価が低い特徴があることから、小規模運営を行う際はマッチしているといえるでしょう。 ちなみにコストに関しては先ほど触れた「クラウド」か「オンプレミス」タイプの違いも考慮する必要があり、どのような料金形態、またはタイプを選ぶかによって負担する費用が大きく変動します。 そのため、ダッシュボードツールの導入においては、使用期間や人数を長期視野で考慮して選ばなければ、予想以上のコストがかかってしまう可能性にも注意して下さい。

まとめ

本記事では、広告運用に活用できるダッシュボードツールの選び方や注意点について解説しました。 ダッシュボードツールはデータの一元化や予算管理が行えることから、広告業務の手間を大幅に削減することが可能であり、カスタマイズ性を備えつつ、自社の課題に見合ったものを採用すれば、より効果的です。 ダッシュボードツールを今後導入する場合には、本記事で解説した選び方や注意点、おすすめツール等を参考にすることで、効率的な広告運用ができるでしょう。 広告ダッシュボード・レポート作成自動化ツール『ATOM』

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