与信管理を重要視していない企業や経営者の方もいらっしゃいますが、リスクをおさえるために最低限の知識と対策を行っておきましょう。 この記事では、与信管理の方法について段階を追って解説しています。おすすめの調査会社や与信管理システムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。 取引先の調査や管理の仕方を解説!与信管理の入門にお役立てください。無料でダウンロードできます。 ※本記事はアラームボックス株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。

与信管理が必要な理由1.利益を守る2.資金繰りの計画が狂う3.対外的な信用の低下につながる与信管理の手順STEP1:取引先の信用調査をするSTEP2:取引の可否を判断するSTEP3:与信枠を設定するSTEP4:月末時点の売上債権残高と与信枠を比較する与信管理における信用調査の3つの方法方法1.自社で行う方法2.調査会社に依頼する方法3.与信管理システムを導入する調査会社に依頼するならこの3社から東京商工リサーチ帝国データバンクリスクモンスター特徴や魅力が異なる3社の与信管理システムオービックの与信管理システムCONOCER(コノサー)アラームボックスまとめ会社情報を調べるならアラームボックス(PR)

与信管理が必要な理由

与信管理が必要とされる理由を説明します。

1.利益を守る

取引先が倒産するなどの理由で、製品の売り上げ代金が回収できないと、企業は利益を生み出せません。与信管理を行わないと、このような形で利益を損なう可能性があります。 一般的に、企業が製品・サービスを提供する際、前受け金として現金での授受は行いません。取引先を信用し商品を先渡しし(売掛金として処理)、後日まとめて支払ってもらうことが多いです。しかし、確実に代金を支払ってもらえる保証もなく、回収できない場合は、損失を計上することになります。利益の損失を回避するためには与信管理を行う必要があります。

2.資金繰りの計画が狂う

与信管理ができておらず、取引先からの代金入金の遅延や未回収がおきると、自社の資金繰りが狂い、仕入れ代金・経費の支払いができなくなります。 企業では通常、取引先に製品を売った代金が入金されると、そのお金で仕入れ代金・経費などを支払います。不足した資金は他から調達する必要が生じ、最悪倒産してしまう危険性すらあります。

3.対外的な信用の低下につながる

与信管理をしていないことで、自社の対外的な信用が低下してしまう可能性があります。取引先企業の管理ができない企業とみなされ、信用が落ちてしまいます。信用がなくなると、逆に自社の与信限度額が減り、金融機関からの借入額、仕入れ先の売掛金限度額などが減ります。 自社取引してもらえる企業が減り、結果的に自社の事業が回らなくなってしまうことも起こり得ます。優良な企業として成長し続けるためにも、与信管理をしっかり行い、継続的な取引を行える体制を築くことが大切です。

与信管理の手順

与信管理を行う4つの手順を紹介します。

STEP1:取引先の信用調査をする

取引先について情報を集め、信用できる取引先であるかを調査します。取引先を訪ねた際に、社内状況の観察やヒアリングを行ったり、登記簿など官公庁の調査内容を利用するのもよいでしょう。 情報の収集ができたら、そのデータを基に分析を行います。分析方法としては、決算書などの数値データを分析する「定量分析」、経営者の資質など数値では表せない特徴を分析する「定性分析」、商売全体の流れを分析する「商流分析」の3つが挙げられます。 自分で情報を収集するには、商業登記簿や有報など公的機関から有料で取得できる情報や、上場企業が開示している決算書、同業他社やインターネットから集める定性情報があります。 業務に余裕があれば担当者を決め、情報を整理するとよいでしょう。効率を優先したい場合は、企業の情報が集められるサービスを活用しましょう。 待っているだけで、取引先の風評など信用情報が手に入る。(無料お試し)

STEP2:取引の可否を判断する

取引先が信用できる会社か、取引をしてよいかを判断します。取引先の支払い能力・将来性といった項目に重点を置き判断を行う必要があります。予算管理を行うにあたり、自社基準を設け、ルール化しておくことをおすすめします。 分析結果を基に企業の強みと弱みを比較し、「強みが弱みを上回っているか」などで判断すると良いでしょう。項目を点数化すると強み・弱みを比較しやすいです。 倒産した場合のリスクを考慮し、支払日などの取引条件を設定し、基本契約書を作成します。

STEP3:与信枠を設定する

予算限度額などの与信枠を取引先ごとに設定します。売掛金が未回収のままで、新たな売掛金が発生する場合などには、予算限度額を超えていないかの確認が必要です。取引先の倒産などによるリスクを最低限に抑えるためには与信枠の設定をしておきましょう。 与信枠の設定方法は2通りがあります。 ・自社の純資産や売掛債権残高を基に設定する方法 ・取引先の純資産や仕入債権残高を基に設定する方法 与信枠の設定は取引開始時のみではなく、定期的に見直しをすることをおすすめします。

STEP4:月末時点の売上債権残高と与信枠を比較する

月末には、売上債権残高と与信枠の比較を必ず行いましょう。比較する際の基準として、以下の項目を意識してください。

売掛債権の入金が遅れていないか?取引金額の増額されていないか?他社への支払いなどで遅延が生じ、信用力が低下していないか?

売上債権残高と与信枠の比較を毎月行った上で、年に1度は必ず適正な与信枠の見直しを実施します。決算状況の悪化や、決済や取引の条件がきちんと守られているかなどをチェックしましょう。取引先の決算書が開示される時期に行うなど、社内で見直しのためのルールや時期を決めておくとよいでしょう。

与信管理における信用調査の3つの方法

与信管理のキモともいえる取引先の信用調査は、大きく分けて3つの方法があります。

方法1.自社で行う

まず取引先の情報を自社で調査する方法が挙げられます。取引先の調査は、商談の際などに営業担当が直接取材したり、様々な資料を調べたり、などの方法が通常です。 しかし、「社内組織図」「取引先の銀行」「設備投資」「主要取引先」「業績」などの調査には時間やコストもかかります。取引先によっては、直接聞きづらい内容などもあり、すべてを自社で行うのは決して容易ではありません。

方法2.調査会社に依頼する

自社で調査するのが難しい場合は、信用調査会社へ依頼することができます。依頼費用が必要となりますが、調査にかかる膨大な時間を削減可能です。調査会社に依頼すると、客観的な判断をしてもらえるので調査漏れなども防止できます。 情報誌を発行してくれるので、必要な情報が簡単に得られて便利です。調査会社に依頼する際は、取引先企業のどこが知りたいかを明確に伝えましょう。

方法3.与信管理システムを導入する

予算管理システムは安定した経営のためにも必ず行うべきですが、社内リソースがなく、調査会社にも費用をかけられないというケースもあります。そのような場合は与信管理システムの導入を考えてみてください。システム導入に初期投資は必要となりますが、運用コストを考えると調査会社に依頼するよりも安価に抑えることができます。 システムを導入することで、調査だけでなく、取引先ごとの与信限度額・受注残高・債権残高などの一元管理が可能です。ただし、与信管理システムは種類が豊富で、自社にマッチしないシステムを導入するとコストが高くなる可能性があります。導入前には、自社の業務を明確にし、目的に応じたシステムを選ぶ必要があります。

調査会社に依頼するならこの3社から

調査会社を選ぶのであれば、以下の3社が安心です。この3社の中から自社に合った1社を選びましょう。(参考:信用調査会社とは?帝国データバンク・東京商工リサーチ・リスクモンスターを徹底比較)

東京商工リサーチ

サービス内容

・企業調査レポート・データベース ・「tsr-van2」というサービスで企業の6期分の業績や概要を入手可

特徴

・調査結果の納期が早い(通常で25営業日、最短で5営業日) ・調査結果の報告書が視覚的で見やすい ・「企業診断(評点)」という東京商工リサーチならではの評価項目あり

費用

・スポット利用:30,000円~(1件、tsr-van2会員) ・複数回利用:120,000円~(約5件、ポイント制)

帝国データバンク

サービス内容

・企業信用調査 ・企業の取引先との関係性データ ・1年以内に企業が倒産する確率を算出「倒産予測値」

特徴

・利用顧客が圧倒的に多い ・「業績特記事項」「事業内容」「会社の特色」などの項目について定性的なコメント記載

費用

・スポット利用:30,000円~(1件、COSMOSNET会員) ・複数回利用:120,000円~(約5件、チケット制)

リスクモンスター

サービス内容

・6種類の信用調査レポートがもらえる信用調査サービス ・取引先を継続的にモニタリングできる「e-管理ファイル」 ・倒産集計分析や倒産分析レポートを出してくれる「アナリストモンスター」

特徴

・リスクモンスター以外に4つの信用調査会社の調査書をもらえる ・中国の企業について精通

費用

お問い合わせください

特徴や魅力が異なる3社の与信管理システム

与信管理を今まで行ってこなかった会社からすると、与信管理を始めること自体負担が大きいと思います。与信管理システムを導入すれば負担を軽減できますし、システムを使っていくうちにノウハウも蓄積されていくので、導入を検討してみると良いでしょう。 自社で与信管理のシステムを導入したい方は、自社のご状況に合わせて検討してください。与信管理システムといっても種類はさまざまで、それぞれの長所も大きく異なります。社内の状況やこだわりと、システムの特徴がマッチするものを選ぶことが大切です。今回は特徴が異なる3つの与信管理システムをご紹介します。

オービックの与信管理システム

オービック社は創業から自社開発にこだわり続け、延べ20,000社以上のシステム構築を手掛けてきており、実績やシステムのクオリティは折り紙付きです。絶対に大手に頼みたいという方は、安定感抜群なオービック社の与信管理システムの導入が良いでしょう。

サービス内容

・取引先企業の情報を販売管理などと連携して一元管理 ・財務データを信用調査機関などと連携 ・同業他社や業界平均を含む財務情報の管理と分析 ・定量と定性のデータを基にした信用の格付

特徴

・金融機関の企業向け融資のノウハウがパッケージ化

費用

お問い合わせください

CONOCER(コノサー)

CONOCERは三井物産クレジットコンサルティング株式会社が提供するサービスです。こちらのサービスは海外企業の信用調査に長けています。取引先に海外企業が多いのであればCONOCERが最適です。

サービス内容

・海外企業の調査情報を確認できる ・三井物産のノウハウが詰まった与信管理ツール ・レポートの要約や翻訳

特徴

・最短一週間で調査レポートが届く ・クラウド化されているので利便性が高い

費用

エントリープラン:9,800円/20社まで/月 ベーシックプラン:29,800円/100社まで/月 プロフェッショナルプラン:59,800円/無制限/月 調査レポート:13,500円/1社

アラームボックス

アラームボックスはSNSや口コミなどを中心とした情報収集が可能です。他のシステムのような定量化されたデータではなく、定性的でリアリティのある情報が手に入ります。働いている人や関わる人の生の声を元に与信管理したいという方はアラームボックスがおすすめです。

サービス内容

・ネット上の風評や口コミなど、取引先の情報が手に入る ・登録した会社の情報のみを教えてくれる ・アラームボックス特有の情報もあり

特徴

・スマホでも閲覧できる ・シンプルで誰でも使える

費用

ライトプラン:1,480円/月(取引先設定数 5社) ビジネスプラン:4,800円~/月 (取引先設定数 20社~100社) カスタマイズプラン:19,500円~/月(取引先設定数 100社~無制限) アラームボックスの詳細はこちら» 取引先の調査や管理の仕方を解説!与信管理の入門にお役立てください。無料でダウンロードできます。

まとめ

企業経営において与信管理を行うことは、資金繰りをきちんと管理し利益を生み、自社を健全に経営していくために欠かせないことの1つです。また、対外的にも与信管理ができている会社というのは信頼が得られます。 会社にとって与信管理は本業とは別のことなので、管理できる体制が整っていない場合もあるかもしれません。自社のみで与信管理を行うのが難しいという場合は、この記事でご紹介した与信管理を行う方法やツールを活用することも検討してみてください。

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参考にしたサイト

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