この記事ではそんな方のために、主要なクラウド型の顧客管理システム9個を特徴・価格・導入実績など複数の視点で紹介します(参考:CRMツール比較)。 なお、重要度を客観化するために既存の顧客管理のクラウドサービスを紹介したサイト10個を調査し、出現頻度をスコアリングしました。出現頻度の高い順に掲載しているので、この記事を読めば効率よくクラウド型の顧客管理サービスを探せます。 BtoC、EC(通販)業界向け国産顧客管理システム「カスタマーリングス」【導入実績700社以上】 ※出現頻度が同数の場合は、アルファベット順に掲載しています。日本語名については、ローマ字表記で判断しています。

クラウドの顧客管理サービス(CRM)でできること

顧客管理のクラウドサービスでは主に以下のことができます。

クラウドの顧客管理サービス(CRM)でできること一般的なCRMが備えている基本機能クラウド型の顧客管理サービスを導入するメリット・デメリットクラウド型の顧客管理サービスを選ぶ際の3つのポイントポイント1:自社のメンバーで運用できそうな操作画面か?ポイント2:見たい指標を可視化できるか?ポイント3:セキュリティ対策は十分か?クラウド型の顧客管理システム9選1.カスタマイズがしやすく、機能が豊富な「Zoho CRM」2.低価格で中堅・中小企業にもオススメ「SkyDesk CRM」3.必要十分な機能だけを低コストで提供する「ちきゅう」4.名刺情報を人脈のデータベースとして一元管理「Sansan」5.自由自在なカスタマイズが可能で、複数のアプリが作れる「Kintone」6.Microsoft Office との連携ができる「Microsoft Dynamics 365」7.世界中で利用されている「Salesforce」8.AIが次に取るべき営業アクションを示してくれる「Senses」9.1ユーザー月額300円から使える「WaWaD-Be」まとめおまけ:出現頻度が低かったサービス一覧

一般的なCRMが備えている基本機能

1.顧客情報の一元化

顧客に関するあらゆる情報をひとつのデータベースにまとめ、記録・管理し、社内で共有できます。 参考:いまさら聞けない顧客管理とは?Excelと顧客管理システムの違いまとめ

2.顧客情報の検索

会社名などのキーワード検索ができ、欲しい情報が簡単に得られます。

3.メール配信

顧客へのメールマガジンの配信や、見込み客の属性ごとに内容が異なるメールを配信できます。

4.行動履歴の管理

取引先とのやり取りなど、行動履歴を登録・管理できます。

5.ワークフローの自動化

メール配信やワークフローの設定を自動化できて、営業関連の事務作業の負担を減らせます。

6.同時編集・外出先での編集

クラウドサービスなのでPCやスマートフォンなどの通信環境さえあれば、いつでも、どこからでも同時に編集できます。

7.名刺管理

名刺をデジタル化し、簡単にデータ化し、社内で共有できます。 参考:CRMとは?今更聞けない基本とSFA・MAとの違いまとめ

クラウド型の顧客管理サービスを導入するメリット・デメリット

顧客情報の一元管理により、優良顧客のリスト化・顧客のニーズに合わせたキャンペーンなど、顧客情報を有効活用できて、売上の向上につながります。 また、クラウドサービスの場合、PCやスマートフォンなどの通信環境さえあれば場所にとらわれず操作でき、自社でサーバーを用意する必要がないため導入コスト・ランニングコストも抑えられます。 一方で、下記のようなデメリットもあります。

営業の教育 / データ整理など、工数がかかる割には導入後すぐに成果が見えるわけではない初期費用がかかる割には、半年後または数年後でないと成果が見えにくい

顧客管理システムによる売り上げアップ効果は、数ヶ月かけてデータを蓄積・分析した結果、改善施策を打って、はじめて成果として目に見える形になるためです。

クラウド型の顧客管理サービスを選ぶ際の3つのポイント

サービスを選ぶ際の基準は以下の3つです。

ポイント1:自社のメンバーで運用できそうな操作画面か?

使いにくい操作画面で情報入力の負担が大きいとそのまま従業員の負担となり、継続的なデータ入力ができなくなってしまいます。 どのようなデータ入力が必要で、それが負担にならず、かつ継続可能なものであるかどうかは慎重に検討しましょう。実際に従業員にヒアリングして運用できそうなイメージがあるか確かめることも有効です。

ポイント2:見たい指標を可視化できるか?

どんな指標を可視化するのが有効かは、サービス属性によって異なります。例えばECサイトの場合は、顧客生涯価値(LTV)、購入頻度(F2転換率)、一定期間後の残存率などが挙げられます。 販売戦略や企業規模によって追うべき指標は様々なので、指標を決定し、対応できるツールであるかどうかを判断します。

ポイント3:セキュリティ対策は十分か?

顧客情報は企業にとっての生命線です。顧客情報が流出してしまうと会社の信頼度に多大な影響を及ぼしてしまうので、各ツールがどのようなセキュリティシステムになっているのかは理解したうえでツールを選びましょう。

クラウド型の顧客管理システム9選

(参考:国内CRMツール一覧)

1.カスタマイズがしやすく、機能が豊富な「Zoho CRM」

Zoho CRM

サービス概要

ZohoCRMはカスタマイズのしやすさと機能の豊富さが特徴的で、全世界で4万もの企業に導入されています。

特徴

メール、電話、チャット、SNSなどあらゆるチャネルによる顧客とのやり取りを一元化できる商談が完了した人にトロフィーとバッジが贈呈されるゲームのような機能がある販売サイクル、売上、解約率などの傾向を分析してくれる機能もある

価格

価格は以下の通りです。

スタンダード 年額:1ユーザーにつき17,280円プロフェッショナル 年額:1ユーザーにつき28,800円エンタープライズ 年額:1ユーザーにつき50,400円※プランによって容量や使える機能が変わります

導入実績

筑波大学法科大学院・サフィロジャパン株式会社など有名企業多数

こんな人にオススメ

あらゆるチャネルでの顧客とのやり取りの一元化したい方、豊富な機能を備えたツールを探している方

2.低価格で中堅・中小企業にもオススメ「SkyDesk CRM」

SkyDesk CRM

サービス概要

SkyDesk CRMはコストを抑えつつ豊富な機能を利用できるため、中堅・中小企業も使いやすい顧客管理システムです。

特徴

顧客管理はもちろん、案件・商談の管理や営業日報の管理もできるデータを可視化するレポート機能もあるデータ入力が簡単にできるプログラミングの知識がなくてもカスタマイズできる

価格

価格は以下の通りです。

スタンダード 月額:1ユーザーにつき1,520円プロフェッショナル 月額:1ユーザーにつき2,565円エンタープライズ 月額:1ユーザーにつき4,465円※プランによって容量や使える機能が異なります。

導入実績

富士フイルム株式会社など有名企業多数

こんな人にオススメ

コストパフォーマンスの高いサービスを探している企業様

3.必要十分な機能だけを低コストで提供する「ちきゅう」

ちきゅう

サービス概要

ちきゅうは、中小企業向け顧客管理のクラウドサービスです。顧客管理・商談管理・データ分析などが一体となったシンプルなツールです。使わない機能は極力排除し、本当に必要な機能だけを提供してくれます。その分コストも1ユーザーあたり月額980円と、他サービスに比べてかなり低くすみます。

特徴

極力使わない機能を排除したシンプルな設計運用後のカスタマイズ要求にもこたえられる拡張性を確保Slackやチャットワークをはじめとした外部ツールとの自動連携可迅速なチャットサポートを始めとした充実のサポートを提供1ユーザーあたり月額980円と低コスト

価格

1ユーザー 980円/月

導入実績

エッセンス株式会社を始めとした250社以上

こんな人にオススメ

コストを抑えることを重視する方

4.名刺情報を人脈のデータベースとして一元管理「Sansan」

Sansan

サービス概要

Sansanは、社内の名刺を一括管理できるクラウド名刺管理サービスです。名刺をスキャンするだけで簡単にデータ化し、社内で共有できます。名刺情報を人脈のデータベースとして顧客の一元管理ができ、営業を強化できます。

特徴

名刺をスキャンするだけで、顧客情報がデータ化取引先企業の組織図を自動生成し、自社メンバーが誰と接触したかを把握できる

価格

ライセンス費用は月額50,000円~Sansanスキャナは月額10,000円/台初期導入費として、ライセンス費用の12か月分が必要になります。

導入実績

三菱地所株式会社、株式会社クレディセゾンなど

こんな人にオススメ

名刺情報をもとに顧客情報を一元管理したい企業の方

5.自由自在なカスタマイズが可能で、複数のアプリが作れる「Kintone」

Kintone

サービス概要

特徴

会社名などのキーワード検索・複数条件での絞込みで、目的の情報にすぐたどりつけるCSV形式のデータ入出力が可能案件管理・問合せ管理などのアプリを後から作れるJavaScript・プラグインによる分析レポートのカスタマイズが可能

価格

ライトコース:780円/月/ユーザー(アプリ数200個など)スタンダードコース:1,500円/月/ユーザー(アプリ数1,000個など)※30日間無料トライアル有

導入実績

株式会社ネオキャリア、三菱フソウトラック・バス株式会社など

こんな人にオススメ

6.Microsoft Office との連携ができる「Microsoft Dynamics 365」

Microsoft Dynamics 365

サービス概要

Microsoft Dynamics 365 はMicrosoft社による顧客管理システムです。世界中で業界・規模を問わず利用されています。

特徴

レポートやダッシュボードなどのカスタマイズや機能拡張がしやすいOutlookのメール履歴の取り込みなど、Microsoft office との連携ができる

価格

価格は以下の通りです。

Dynamics365Plan 月額:要問合せUnified Operations Plan 月額:要問合せCustomer Engagement Plan 月額:1ユーザーにつき12,510円※プランによって使える機能が変わります

導入実績

株式会社インターネットイニシアティブ・株式会社日刊スポーツ印刷社など有名企業多数

こんな人にオススメ

メールアプリとしてOutlookをメインに利用されている企業様

7.世界中で利用されている「Salesforce」

Salesforce

サービス概要

Salesforceは世界で10万社以上に利用されているサービスです。案件管理はもちろん、見込み顧客の開拓や、特定イベント経由の顧客管理など、機能も充実しています。項目の編集や分析方法の種類も多く、カスタマイズ性が高いです。

特徴

顧客管理・案件管理はもちろん、見込み顧客の開拓などの機能が充実分析方法の種類も多く、カスタマイズ性が高い

価格

価格は以下の通りです。

Professional 月額:1ユーザー9,000円Lightning Enterprise 月額:1ユーザー18,000円Unlimited 月額:1ユーザー36,000円※プランによって使える機能が変わります

導入実績

JAL・日本郵政株式会社など有名企業多数

こんな人にオススメ

予算に余裕があり、分析レポートを自在にカスタマイズしたい企業様

8.AIが次に取るべき営業アクションを示してくれる「Senses」

Senses

サービス概要

人工知能(AI)を用いて、営業においてどのようなアクションを取ればよいかを示してくれる営業支援サービスです。営業組織全体を進化させる次世代型営業サービスを謳っています。直感的な案件管理で、業務負担を減らします。

特徴

AIが「いつ」「誰に」「何を」「どのように」すればよいか、次取るべきアクションを教えてくれるカード形式の案件管理は、直感的な操作が可能で簡単に使える

価格

Starterプラン 1ユーザーあたり5,000円/月 無料トライアル有Growthプラン(管理・連携機能強化)、Enterpriseプラン(カスタマイズ) 要お問い合わせ

導入実績

株式会社資生堂、株式会社エアークローゼットなど

こんな人にオススメ

ネクストアクションまで提示してくれるツールをお探しの方

9.1ユーザー月額300円から使える「WaWaD-Be」

WaWaD-Be

サービス概要

WaWaD-Beは、顧客情報・商談情報・商品情報・販促ツール・クレーム情報などの顧客情報を、自由にカスタマイズしてフォームを作成できるデータベース作成ツールです。 指定した情報のみ更新時に通知してくれる「気づき機能」が特徴的です。1ユーザー月額300円から使える低コストさも魅力です。

特徴

顧客情報、商談情報、商品情報、販促ツール、クレーム情報などの顧客情報を自由にカスタマイズしてフォームを作成できる指定した情報を更新した時に通知してくれる「気づき機能」がある

価格

300円 / 月 / ユーザー

導入実績

リロ・ホールディング、玉島第一病院など

こんな人にオススメ

できるだけコストを抑えたい中小企業の方

まとめ

顧客管理のクラウドサービスを9個紹介しました(参考:国内CRMツール一覧)。

予算に収まるか必要な機能は揃っているかカスタマイズしやすいか操作しやすそうかなどを重点的にチェックして、自社に適したサービスを選んでみてください。

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