誰が話しているかをAIが自動で分析し、話し手ごとに会話内容をまとめられます。 近年ではWeb会議ツールを使ったオンライン会議や商談等が多くなり、録画・録音したファイルの文字起こし業務が増えている企業も多いはずです。 しかし、文字起こしの目的によってはいくらAIで文字起こしを自動化できるといっても制度や機能を確認した上で「ニーズに合ったツール」を選ばなければ、ツールの意味をなさない可能性があります。 AI文字起こしツールには翻訳機能が搭載されているものから、動画ファイルを手軽に文字起こしできるツールまでさまざまであるため、必要としている機能が搭載されているツールを選ばなければ失敗につながる可能性があります。 とはいえ、AI文字起こしツールは複数あるため機能やコストを比較して「自社と相性のいいツール」を見つけるのは大変です。 そこで本記事では、失敗しないAI文字起こしツールの選び方とおすすめツールを10選を紹介します。 おすすめツールのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト10個分の情報から、紹介されているAI文字起こしツールをスコアリングしました。 各サイトで紹介頻度の高いものを登場回数順にまとめなおしているので、この記事を読めば効率良くAI文字起こしツールについての情報を入手することができます。
失敗しないAI文字起こしツールの選び方
自社に合ったAI文字起こしツールを選ぶために、以下の4つのポイントを確認しましょう。
失敗しないAI文字起こしツールの選び方必要機能に合わせたツールを選ぶツールの利用料金と利用時間のバランスが取れているかどうかで選ぶ音声認識の精度の高さで選ぶセキュリティ性の高さで選ぶおすすめのAI文字起こしツール(PR)toruno(トルノ)/株式会社リコーAI文字起こしツール10選を比較COTOHA Meeting Assist/NTTコミュニケーションズ株式会社Googleドキュメント/Googleスマート書記/エピックベース株式会社AI GIJIROKU/株式会社オルツZMEETING/Hmcomm株式会社Sloos/株式会社QuantumCoreYouWire/株式会社ギークフィードAutoMemo/ソースネクスト株式会社RIMO Voice/Rimo合同会社ユーザーローカル音声議事録システム/株式会社ユーザーローカルまとめ
必要機能に合わせたツールを選ぶツールの利用料金と利用時間のバランスが取れているかどうかで選ぶ音声認識の精度の高さで選ぶセキュリティ性の高さで選ぶ
AI文字起こしツールを選ぶ際には、「どんな使い方をしたいか」によって選ぶべきツールは変わります。
必要機能に合わせたツールを選ぶ
失敗しないAI文字起こしツールを選ぶには「どんな使い方をしたいか」を明確にし、必要機能に合わせて選ぶことが大切です。 例えば、「英語や中国語など外国語で会議することがあり、その内容を文字起こししたい」という場合は翻訳機能のあるAI文字起こしツールを選ぶように、必要機能に合わせてツールを比較すれば導入に失敗することはありません。 AI文字起こしツールには、以下のような各目的に合わせた機能があります。 上記のように、文字起こしの目的によって必要機能は異なります。 例えば、録音データを文字起こし機能が搭載されているツールを使えば、コールセンターでトラブルが起こった際、「言った、言わない」問題を解決できます。 このように「文字起こしする目的」とそれに対する「必要機能」を明確にすればツール選びで失敗することはありません。
ツールの利用料金と利用時間のバランスが取れているかどうかで選ぶ
利用料金と利用時間でかかる料金を確認し、自社の使い方に合ったツールを検討しましょう。 AI文字起こしツールは月額利用料金と利用時間があらかじめ決められているものがあります。 費用は月額利用料金が0円〜5万円、文字起こしに利用できる時間が10h〜200hと時間が決められています。 文字起こしを必要とする会議が何時間あるのかを考えてツールを選ばなければ、使い方によって予算を大幅に超えてしまう可能性があります。 例えば「毎月決まった時間、回数の会議を行なっており、文字起こしにかかる業務を可視化できる」場合は、読み込む音声によって料金が変わるツールを選びましょう。 文字起こし利用の時間無制限で利用したい場合は月額利用料のみで使い放題のプランを提供しているツールもありますので、利用方法に合わせたツールを選びましょう。
音声認識の精度の高さで選ぶ
利用目的に合わせて音声認識の精度を確認しましょう。 会議の内容によっては、文字起こしの精度が求められる場合があります。 例えば、自治体で行われる公的な会議、役員会議・株主総会、契約の重要事項説明などでは確かな精度が求められるはずです。 この場合は、以下の2点を確認しましょう、
音声認識精度が90%以上であるか同じような用途で導入されている実績があるか
音声認識精度が90%以上のツールは誤字がほとんどありません。 AIを活用した自動文字起こし後に再度編集する必要がなく、再編集にかかる工数を削減できます。 精度は各ベンダーにより記載がありますが、同じ用途で利用されている実績があるかも確認しておきましょう。
セキュリティ性の高さで選ぶ
公表前の情報や機密情報を文字起こしする場合は、サイバー攻撃等や情報漏洩リスク対策としてセキュリティ性の高いツールを選びましょう。 経営にかかわる内容を文字起こしにするのであれば、競合他社に情報が漏れないようセキュリティの高いツールを選ぶべきです。 例えば、セキュリティ性を高めるために企業ごとに別のクラウドサーバーで管理してくれるものや、オフライン環境の通信を遮断して管理するツールもあります。 会議の内容に合わせてセキュリティの高いツールを選びましょう。
おすすめのAI文字起こしツール(PR)
AI文字起こしツール10選を比較
ここからは、おすすめのAI文字起こしツール10選を紹介します。
Web会議を「文字起こし+録音」。また、他サービスではあまり見かけない「自動で会議画面のキャプチャ」機能は嬉しい!記録は「最短2クリック」でかんたんスタート。事前準備や連携不要で、Teams会議やZoomなど色々なWeb会議やハイブリッド会議で記録が可能。とった記録は「文字起こし結果+音声+キャプチャ画面」がまとまっていてWebで確認できる。振り返り、URL共有、議事録作成などに使え、働き方改革必須のアイテム!
「torunoパーソナル」の詳しい情報は、https://toruno.biz を確認。 ■料金モデル 月額基本料金 + 従量料金(※記録時間が、各プラン名の時間を超過した場合に発生します。) ■料金 ①月20時間プラン 6,000円/月 + 300円/時×超過時間(時) ②月100時間プラン 28,500円/月 + 285円/時×超過時間(時) ③月500時間プラン 135,000円/月 + 270円/時×超過時間(時) ■トライアル ・法人・企業には、30時間の無料記録ができるトライアルあり(記録可能期間は3週間) おすすめツールのピックアップ方法としては、既存のまとめサイト10個分の情報から、紹介されている数が多いAI文字起こしツールをまとめています。 AI文字起こしツールの比較の際にお役立てください。
COTOHA Meeting Assist/NTTコミュニケーションズ株式会社
日本語・英語・中国語などの外国語約10種類の翻訳可能会議中に「●月●日に資料を作成する」という会話を自動抽出し、タスクとしてラベル付けできる文字起こししたファイルは企業ごとにクラウドサーバーで管理されるから、セキュリティ性が高い
初期費用
なし
料金プラン
55,000円/月
導入企業
要問い合わせ
導入社数
要問い合わせ
こんな人におすすめ
■海外のクライアントとの会議を翻訳・文字起こししたい ■会議の内容を時系列順に文字起こししたい ■セキュリティ性の高い文字起こしツールを利用したい
Googleドキュメント/Google
無料で文字起こしができるリアルタイムで文字起こしができるGoogleアカウントさえあればすぐに文字起こしを利用できる
初期費用
なし
料金プラン
なし
導入企業
要問い合わせ
導入社数
要問い合わせ
こんな人におすすめ
■まずは無料で試してみたい ■文字起こしさえできればいいので、スムーズに導入・始められるツールを利用したい
スマート書記/エピックベース株式会社
大企業、自治体を中心に累計1800社以上が導入している実績豊富なツールリアルタイムで文字起こしができる。会議を録音し、内容に合わせてTODOリストを作成したり、決定事項を設定できる専用アプリを使えばスマホからでも収録・議事録の確認ができる
初期費用
なし
料金プラン
基本使用料30,000円/月
導入企業
岡山県玉野市役所、第一生命保険株式会社など
導入社数
1,800社以上
こんな人におすすめ
■録音データ・録画データを文字起こししたい ■作成した議事録をスマホでも確認したい ■リアルタイムで議事録を作成したい
AI GIJIROKU/株式会社オルツ
ZOOMと連携できる。Web会議中に会話をリアルタイムで字幕表示できる(国内唯一の機能)30カ国語の翻訳機能を搭載しており、リアルタイム翻訳機能も搭載。語学知識がなくても海外のクライアントと打ち合わせができる文字起こしの誤字や業界用語などを調整すればAIが学習して利用者に合わせたカスタマイズが可能。
初期費用
なし
料金プラン
フリー:無料パーソナル:1,500円/月チーム:29,800円/月ビジネス:200,000円/月
導入企業
要問い合わせ
導入社数
要問い合わせ
こんな人におすすめ
■海外のクライアント先と打ち合わせがしたい ■zoom他、Web会議ツールと連携できる文字起こしツールを使いたい ■まずは無料で試してみたい ■音声認識精度の高いツールを使いたい
ZMEETING/Hmcomm株式会社
英語、中国語、韓国語の翻訳が可能で、参加者ごとに言語を設定できる。会話の不要な「ええっと、あの」などを除去できる機能があり、手を加えなくても読みやすい文字起こしが可能。感情認識エンジンを搭載しており、文章ごとに「その時々の温度感」を可視化できる。営業の現場で例えると「どんな言葉が顧客の心を動かしたか」などを理解できる
初期費用
要問い合わせ
料金プラン
Lプラン:年間 158,400円(税込)Mプラン:年間 99,000円(税込)Sプラン:39,336円(税込)
導入企業
ダイセーホールディングス株式会社様など
導入社数
要問い合わせ
こんな人におすすめ
■文字起こしの再編集の必要ないツールを選びたい ■海外のクライアント先と打ち合わせがしたい ■音声認識精度の高いツールを使いたい
Sloos/株式会社QuantumCore
マイク一台で最大10名の声の聞き取り、話者の識別ができる50種類以上の多言語対応で世界中のクライアントと打ち合わせができる無料で文字起こしができる
初期費用
なし
料金プラン
0円
導入企業
要問い合わせ
導入社数
1,000社
こんな人におすすめ
■まずは無料のツールで文字起こしを試してみたい ■海外のクライアント先と打ち合わせがしたい
YouWire/株式会社ギークフィード
Web会議はもちろん、スマホやオフィス電話の通話までさまざまな音声を録音・文字起こしできる総務省の定める「クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示指針」の基準を満たしており、セキュリティ性が高い会話でよく使われるキーワードの抽出ができ、営業やコールセンターの顧客対応を可視化できる
初期費用
要問い合わせ
料金プラン
要問い合わせ
導入企業
要問い合わせ
導入社数
要問い合わせ
こんな人におすすめ
■録音データ・録画データを文字起こししたい ■作成した議事録をスマホでも確認したい ■スマホやオフィス電話を録音・文字起こししたい ■営業・コールセンターの対応品質の可視化・改善を実施したい
AutoMemo/ソースネクスト株式会社
手のひらサイズのボイスレコーダーで手軽に録音できる音声ファイルを自動でクラウドへ転送・文字起こしが可能。クラウドへの保存や文字起こし件数は無制限で、月30hまでの文字起こしが可能(プレミアムプラン)英語、中国語など全72言語をテキスト化できる
初期費用
ボイスレコーダー:24,800円
料金プラン
プレミアムプラン:980円文字起こし10時間チャージ:1.480円100時間チャージ:14.000円
導入企業
要問い合わせ
導入社数
要問い合わせ
こんな人におすすめ
■録音データ・録画データを文字起こししたい ■録音後のデータアップロードや文字起こし作業を自動化したい ■Web会議やスマホ・オフィス電話を録音・文字起こししたい
RIMO Voice/Rimo合同会社
Web会議や録音・動画ファイルをWeb上にアップロードするだけで文字起こしができる音声と文字起こし後のテキストはリンクしており、聞き返したいテキストをクリックすればピンポイントで音声を再生できるオプションで編集スタッフに読みやすい原稿を作成してもらえる他、要約文章の作成依頼が可能
初期費用
なし
料金プラン
音声:20円/30秒動画:30 円/30秒
導入企業
AWA株式会社
導入社数
100社以上
こんな人におすすめ
■文字起こしの再編集の必要ないツールを選びたい ■音声認識精度の高いツールを使いたい ■録音・動画ファイルをアップロードするだけで文字起こしを実施してくれるツールを使いたい
ユーザーローカル音声議事録システム/株式会社ユーザーローカル
話者に分けて文字起こしができる文字起こししたテキストはCSVでダウンロードできる無料で利用できる
初期費用
0円
料金プラン
0円
導入企業
要問い合わせ
導入社数
要問い合わせ
こんな人におすすめ
■まずは無料のツールで文字起こしを試してみたい ■ITに疎い企業でも扱える使いやすい文字起こしツールを利用したい ■文字起こしだけでなく「どこで盛り上がったか」を可視化したい
まとめ
この記事では自社と相性のいいAI文字起こしツールを選ぶための方法とおすすめツールを紹介しました。 AI文字起こしツールの導入を検討する前に、以下の選び方を確認してください。
必要機能に合わせたツールを選ぶツールの利用料金と利用時間のバランスが取れているかを確認する音声認識の精度の高さを確認するセキュリティ性を確認する
企業によってAI文字起こしツールの利用用途は異なります。 機密性の高い情報を文字に起こす場合は「セキュリティ性」を重視する必要がありますし、文字起こし後の誤字・脱字の再編集業務を減らしたいのであれば音声認識の精度を確認するなど、利用用途に合わせて重きをおくポイントが異なります。 ですので、まずは「文字起こしの対象」を決め、利用用途に合うツール選びを心がけましょう。 「文字起こしできれば品質は問わない」という場合は、「Googleドキュメント」や「ユーザーローカル音声議事録システム」などの無料ツールもあるので、活用してみてください。