しかしながら、海外調査について次のように悩まれている新規事業担当者の方も多いのではないでしょうか。 「海外調査でどのようなことを調査できるのか知りたい」 「海外調査会社を選ぶ時のポイントについて知りたい」 「おすすめの海外調査会社について知りたい」 そこで本記事では、海外調査会社の料金や実施可能な調査内容を、分かりやすく整理してまとめました。 なお、客観的に比較をするために、複数の既存まとめ記事の情報からスコアリングし、紹介頻度の高いものから紹介しています。 こちらの記事を最後までお読みいただくことで、海外調査会社の選び方について正しく理解し、自社の目的に合った海外調査会社に依頼できるようになります。

自社に最適な海外調査会社を選ぶポイント

具体的な調査調査会社をご紹介する前に、自社に合った海外調査会社を選ぶポイントを解説します。

自社に最適な海外調査会社を選ぶポイントポイント1.調査対応可能な国やエリアポイント2.調査内容や手法ポイント3.調査費用ポイント4.過去の調査実績おすすめの海外調査会社6選株式会社クロス・マーケティング株式会社マクロミルGMOリサーチ株式会社株式会社ネオマーケティング株式会社インテージビザスク株式会社まとめ

早く具体的な会社を紹介してほしい!という方は、次章「おすすめの海外調査会社6選」にお進みください。 <自社に最適な海外調査会社を選ぶポイント>

調査対応可能な国エリア調査内容や手法調査費用過去の調査実績

ポイント1.調査対応可能な国やエリア

海外調査会社を選定する上では、リサーチに対応している国やエリアを最初にチェックしなければなりません。 特に、治安が悪い地域は安全性の問題から現地調査が行えないケースもあり、戦争・紛争による情勢の変化で中止せざるを得ない事態にもなり得ます。 また、法規制が厳しい国も同じく対象外とされる可能性があるため、将来的な環境の変動要因も踏まえて、担当者としっかりすり合わせておきましょう。

ポイント2.調査内容や手法

海外調査と一口に言っても、具体的な手法や項目は多岐に渡ります。 具体的な調査内容は、以下の通りです。 主な調査手法は以下の通りです。

ポイント3.調査費用

海外調査は、日本国内におけるリサーチよりもプロセスが多い分、費用が高くなる傾向にあるため調査費用の確認は非常に重要です。 海外調査費用は、1ヶ国につき100~400万円程度掛かることが多く、内訳は次の通りとなっています。

現地リサーチャーの移動・宿泊費翻訳・通訳の工程現地モニター募集の手間市場・文献調査など

上記は、どれだけ詳細にリサーチを行うかでも変動するため、自社にとって最低限必要な情報をピックアップし、プラン内容を最適化してみてください。 ただし、あくまでも重要なのは「コストに見合った成果」であることから、安さばかり求めるのではなく、総合的な観点で判断するようにしましょう。

ポイント4.過去の調査実績

海外調査会社の選定においては、自社が希望する国・エリアや、依頼する調査内容・手法での調査実績が豊富かどうかも注目した方が良いでしょう。 たとえ料金プランが安く、多彩な手法を取り入れているとしても、現地の商習慣やカルチャーの知見がなければ有益な情報は抽出できません。特に、リサーチャーの経験値は成果の質に直結するポイントとなるため、これまでの案件・収集情報などをできる限り開示してもらうのがおすすめです。 また、チェックするべきは対象となる国だけでなく、具体的なサービスジャンルも重要といえます。自社のサービスに類似する領域を扱った実績があれば、よりピンポイントなリサーチに繋がることから、こちらも合わせて確認しましょう。

おすすめの海外調査会社6選

具体的な選定ポイントが把握できたところで、本章ではおすすめの海外調査会社を6社解説します。 現在海外事業の展開を検討している場合は、自社との親和性を考慮しながら選んでみてください。

株式会社クロス・マーケティング

株式会社クロス・マーケティングは、全世界に1,700万人以上のオンラインパネルを保有する海外調査会社です。 <北米> アメリカ合衆国、カナダ <南米> メキシコ、エルサルバトル、コスタリカ、パナマ、ドミニカ、プエルトリコ、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ブラジル、チリ、ペルー、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイなど <ヨーロッパ> イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド、オーストリア、ベルギー、オランダ、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、ハンガリー、スイス、チェコ、ギリシャ、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランド、ブルガリア、ルーマニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、クロアチアなど <オセアニア> オーストラリア、ニュージーランドなど <中東・アフリカ> トルコ、サウジアラビア、UAE、クウェート、カタール、イエメン、オマーン、バーレーン、ヨルダン、エジプト、モロッコ、チュニジア、南アフリカ など 2000年代に突入してから、中国やインド、シンガポールに加えて、米国にも現地法人を設立し、着実に活動領域を広げています。 ネット主体のオンラインリサーチだけでなく、オフラインの情報収集実績も豊富であり、事業機会の発見からテストマーケティングまでをフルサポートしてもらえるでしょう。

株式会社マクロミル

株式会社マクロミルは、世界90カ国・1.1億人のパネルネットワークを用いて海外調査が可能です。 <北米> アメリカ・カナダ <中南米> ブラジル・アルゼンチン・メキシコ・ペルー・チリ・コロンビア <ヨーロッパ> イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・イタリア・スペイン スウェーデン・デンマーク・スイス・ロシア <オセアニア> オーストラリア・ニュージーランド <中東・アフリカ> エジプト・サウジアラビア・アラブ首長国連邦・南アフリカ 現地にネイティブスタッフが配置されているため、幅広いオフライン手法を用いた多角的な情報収集が可能な点も大きな魅力といえるでしょう。

GMOリサーチ株式会社

GMOリサーチ株式会社は、世界53の国と地域の6,428万人にオンラインでのリサーチが可能です。 <北米> アメリカ・カナダ <中南米> メキシコ・ブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア、ベネズエラ、ペルー、エクアドル、ウルグアイ、ボリビア、プエルトリコ <ヨーロッパ> イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデン、オランダ、ポーランド、ベルギー、スイス、ノルウェー、デンマーク、オーストリア、フィンランド、ロシア、チェコ、ポルトガル、ギリシャ、アイルランド <オセアニア> オーストラリア・ニュージーランド <アフリカ> 南アフリカ、エジプト、モロッコ 特にアジアでの調査に強みがあり、「MO Lite アンケート」では1問1回答20円から調査が可能で、最短で契約から1営業日で始めることができます。

株式会社ネオマーケティング

株式会社ネオマーケティングは、自社ツールを用いたスピーディーなWebアンケートを強みとしており、ニーズ調査から戦略のローカライズまでサポートしてくれます。 <北米> アメリカ など <ヨーロッパ> イギリス、フランス、ドイツ など <オセアニア> オーストラリア など また、各国の文化・法規制に関する十分な知見を持ち、中国ならTwitterよりもWeChat、Weiboの方が普及率が高いなど、具体的なアドバイスが受けられるでしょう。 加えて、ドイツは300万人強、インドに至っては約1,000万人ものパネルを保有しているため、日本国内にいながら精度の高い情報を得ることが可能です。

株式会社インテージ

株式会社インテージは、1960年の創業以来数多くの企業を支えてきた海外調査会社であり、オリジナルの情報サイトで有益なレポート・コラムを配信しています。 <北米> アメリカ など 年間の取扱いプロジェクトは400を超え、ダウンタウンはもちろん郊外のリサーチにも対応した情報網が強みです。 そして、これまでの実績も医薬品などのメーカー系から金融関連と幅広いため、豊富なノウハウを提供してもらえるでしょう。

ビザスク株式会社

ビザスク株式会社は、日本最大級のアドバイザー数を誇る、ナレッジプラットフォームです。 <オセアニア> オーストラリア、ニュージーランド <北米> アメリカ合衆国、カナダ <南米> メキシコ、ブラジル、パラグアイなど <ヨーロッパ> イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、オーストリア、ベルギー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、スイス、チェコ、ロシア、エストニア など トヨタなど、日本を代表する多くのグローバル企業がビザスクの『海外調査』を活用しています。 ビザスクの強みはなんといっても世界190か国以上のアドバイザーを有していることです。ここまでご紹介したなかでも断トツの国数となっています。 多言語対応可能な専任スタッフが、最適なアドバイザーをリストアップしてマッチングをサポートしてくれます。 またBtoB領域に特化したWEBアンケート調査サービスである『ビザスク expert servey』を活用すれば、海外のアドバイザーに対してアンケート調査も実施可能です。

まとめ

海外調査は、日本国外への事業展開を行う上で必要不可欠であり、現地の商習慣や法規制、消費者のニーズを事前に把握できます。 また以下の海外調査会社の選定ポイントを押さえることで、自社に最適な海外調査会社を選ぶことができるでしょう。

調査対応可能な国やエリア調査内容や手法調査費用過去の調査実績

海外進出に先立って海外調査をしたい方は、本記事を参考にして、自社に合った海外調査会社を探してください。

 2022                6                 - 45 2022                6                 - 47 2022                6                 - 69 2022                6                 - 22 2022                6                 - 52 2022                6                 - 33 2022                6                 - 33