テレワークが浸透し、セミナーや研修もオンラインで済ませる企業が増加している昨今にあって、注目を集めています。 参考:ウェビナーとは?メリットデメリットと開催方法・成功させるコツを解説|LISKUL ウェビナーツールを導入することで、オンライン会議や研修をスムーズかつスピーディーに進めることができます。 さらに、場所や人数に縛られることなく会議ができて、研修費用を節約できる点が魅力です。 ウェビナーツールといっても、ツールにはそれぞれ向き不向きがあり、理解した上で導入しなければ制限がかかる場合があります。 例えば、「1000人以上が参加できるウェビナーを実施したいが、契約したウェビナーツールでは100人までしか同時参加できない」など、制限がかかる場合があるのです。 この記事では、「自社の用途に合ったウェビナーツールを選びたいけど、どれを選んだらいいかわからない」という思いを抱いている方向けに、ウェビナーツールの比較ポイントとおすすめサービスを紹介します。 この記事を読むことで、探す手間をかけずに、自社にぴったりのウェビナーツールを効率的に比較することができます。 なお、本記事では各ウェビナーツールの注目度を客観的に判断するために、「ウェビナーツール」で検索し、検索上位10位までの紹介サイト7個を調査し、各ウェビナーツールを登場回数順に並べました。 ぜひ参考にしてください。
失敗しないウェビナーツールの選び方
ウェビナーツール選びで失敗しないために、ツール選びに失敗する原因となるポイントをまとめました。
失敗しないウェビナーツールの選び方求めているウェビナー機能があるかを確認する参加者のアカウント登録が必要かを確認するウェビナーツールのタイプ別の選定ポイント1名もしくは1社の主催者が大勢の視聴者に向けて配信する形式主催者と参加者が双方にやり取りをしながら配信する形式参加者がオンライン上のテーブルに分かれて講義やディスカッションを行う形式1対N型のウェビナーツール5選を比較Cisco Webex Events/シスコシステムズ合同会社GigaCast/ロゴスウェア株式会社J-Stream Equipmedia/株式会社JストリームZoomビデオウェビナー/Zoom Video Communications, Inc.Seminar Shelf/株式会社Innovation & Co.N対N型のウェビナーツール8選を比較Cocripo(コクリポ)/株式会社コクリポLiveOn/ジャパンメディアシステム株式会社FreshVoice Webinar/エイネット株式会社Adobe Connect/アドビ株式会社Zoom/Zoom Video Communications, Inc.Skype/日本マイクロソフト株式会社Googleハングアウト/Google LLCCalling/株式会社ネオラボテーブル型のウェビナーツール2選を比較V-CUBEセミナー/株式会社ブイキューブネクプロウェビナー/株式会社ネクプロその他おすすめのウェビナーツール13選まとめ
求めているウェビナー機能があるかを確認する参加者のアカウント登録が必要かを確認する
求めている機能があるかを確認せず「有名だから」「なんとなく良さそうだから」とツールを選ぶと失敗する場合があります。 また、参加者のアカウント登録が必要かの確認も大切です。 アカウント作成が必須の場合は、ウェビナーの参加相手にアカウント作成の手間を取らせることになりますから、営業の場面では温度感が低下、成約につながらないなどマイナスな面があります。 これら2つのポイントは事前に確認しておきましょう。
求めているウェビナー機能があるかを確認する
ウェビナーツールには以下のような機能があります。
挙手機能コメント機能アンケート機能画面共有機能大人数配信機能顧客管理や予約管理機能参加者の行動を分析できる機能データ量の軽いウェビナー配信機能決済システムがあり、参加料や商品販売を行える機能音声をリアルタイムで翻訳する機能録画機能
ウェビナーツールによって、搭載されている機能が異なります。 そのため、ウェビナーツールを導入する前に「どんな機能が必要か」を明確にしておきましょう。 後ほどウェビナーツールのタイプとタイプ別の相性のいい企業、必要機能をまとめていますので、そちらも確認してください。
参加者のアカウント登録が必要かを確認する
ウェビナーに参加する際、参加者用のアカウント作成の必要性を確認しておきましょう。 ITに疎い人や企業だとウェビナーに参加したくてもアカウント登録ができず、技術格差によって参加できない場合があります。 アカウントを登録しなくても参加URLをクリックするだけで、ウェビナーに参加できるものもあります。 機密情報の少ないウェビナーを行うのであれば、アカウントの登録が必要のないツールがおすすめです。 一方で機密性の高い情報交換や社内会議を行う場合は、セキュリティに強い登録制のウェビナーツールがおすすめです。 このように、ウェビナー相手のIT理解度に合わせたり、セキュリティを重視するかで「アカウント作成の有無」が変わりますので、自社の利用用途に合わせたウェビナーツールを選びましょう。
ウェビナーツールのタイプ別の選定ポイント
ウェビナーツールは大きく3つのタイプに分かれています。
1名もしくは1社の主催者が大勢の視聴者に向けて配信する形式主催者と参加者が双方にやり取りをしながら配信する形式参加者がオンライン上のテーブルに分かれて講義やディスカッションを行う形式
用途によって導入すべきウェビナーツールのタイプは異なりますので、以下を参考に自社に合ったツールの比較ポイントを確認しましょう。
1名もしくは1社の主催者が大勢の視聴者に向けて配信する形式
主催者1名もしくは一社が大勢の視聴者に向けて配信する形式で「1対N型」と呼ばれるタイプのウェビナーツールです。
相性のいい使い方
採用説明会株主総会新製品発表会大人数向けのウェビナー
主催者側のみが話すウェビナーに向いています。
1対N型ツールの必須機能
1対N型ツールを見極める方法は大規模配信の環境が整っているという点です。 以下で紹介する機能が搭載されている場合は1対N型タイプのツールです。
大規模配信に向いている安定した通信品質説明会や株主総会で必要な資料を共有できる機能配信後に視聴者の感想を可視化するアンケート機能
主催者と参加者が双方にやり取りをしながら配信する形式
主催者と参加者が双方にやり取りをしながら配信する形式で「N対N型」と呼ばれるタイプのウェビナーツールです。
N対N型ツールの相性のいい使い方
社内研修社内会議オンライン授業
1対複数人の双方でコミュニケーションを取るウェビナーに向いています。
N対N型ツールの必須機能
N対N型ツールを見極める方法は双方でコミュニケーションが取りやすい環境が整っているという点です。 以下で紹介する機能が搭載されている場合はN対N型タイプのツールです。
URLクリックで参加できる機能話したい人が意思表示しやすい挙手機能資料の共有機能質問の受け答えや資料URL等を共有できるチャット機能
参加者がオンライン上のテーブルに分かれて講義やディスカッションを行う形式
参加者がオンライン上のテーブルに分かれて講義やディスカッションを行う形式で「テーブル型」と呼ばれるタイプのウェビナーツールです。 オンライン上に会場のテーブルを用意し、参加者が自由に席(気になるウェビナー)を選択できる配信です。
テーブル型ツールの相性のいい使い方
展示会合同説明会
1対N型とN対N型の両方の側面を併せ持ち、個別でコミュニケーションから大人数配信の実施も可能です。 展示会や合同説明会などのオンラインイベントの開催に向いています。
テーブル型ツールの必須機能
大規模配信に向いている安定した通信品質必要な資料を共有できる機能配信後に視聴者の感想を可視化するアンケート機能バーチャルな会場を作成し、テーブルごとに会話を分けられる機能
1対N型のウェビナーツール5選を比較
採用説明会株主総会や新製品発表会などの大人数に向けたウェビナーに適している1対N型のウェビナーツール5選を紹介します。 紹介するウェビナーツールは以下の通りです。
Cisco Webex Events/シスコシステムズ合同会社GigaCast/ロゴスウェア株式会社J-Stream Equipmedia/株式会社JストリームZoomビデオウェビナー/Zoom Video Communications, Inc.Seminar Shelf/株式会社Innovation & Co.
Cisco Webex Events/シスコシステムズ合同会社
参加者は最大3,000 人、ストリーミング配信であれば4万人までの参加をサポート。ビデオ会議・画面共有・Q&A・投票機能・チャットなどを駆使して、洗練されたオンラインプレゼンテーションが可能。クリック1回で、イベントをすべて録画できる。
GigaCast/ロゴスウェア株式会社
ライブ配信機能にとどまらず、告知・申し込み・アンケートなどセミナー実施で行う作業を全てカバー。継続契約は不要。使う時に使う分だけ購入可能。システムの面倒な設定・登録は全部アウトソース可能。
J-Stream Equipmedia/株式会社Jストリーム
5万円から始められる動画配信プラットフォーム。2,000アカウント以上の導入で培われたノウハウから、常に安定した動画配信を実現。アカウント営業+専任スタッフが顧客の動画活用をサポート。
Zoomビデオウェビナー/Zoom Video Communications, Inc.
最大100人のライブビデオパネリストがウェブカメラを共有して視聴者と交流できる。バーチャル挙手を許可することで参加者のエンゲージメントを強化できる。PayPal・Eventbrite・CVentとのインテグレーションにより、ウェビナーを収益化するオプションあり。
Seminar Shelf/株式会社Innovation & Co.
セミナーを開催したい企業と参加したいビジネスパーソンを繋ぐサービス。「いつでも・どこでも・無料で」セミナー動画を視聴できる。ビジネスに役立つ情報や、役職・業種別のお悩みを解決する動画、著名人の人気セミナーやオリジナルコンテンツを提供。
N対N型のウェビナーツール8選を比較
社内研修や社内会議、オンライン授業に向いているN対N型のウェビナーツール8選を紹介します。 紹介するウェビナーツールは以下の通りです。
Cocripo(コクリポ)/株式会社コクリポLiveOn/ジャパンメディアシステム株式会社FreshVoice Webinar/エイネット株式会社Adobe Connect/アドビ株式会社Zoom/Zoom Video Communications, Inc.Skype/日本マイクロソフト株式会社Googleハングアウト/Google LLCCalling/株式会社ネオラボ
Cocripo(コクリポ)/株式会社コクリポ
Web会議システムではなく、とにかく簡単にウェビナーを行えることに特化した「ウェビナー専用ツール」。URLをクリックするだけの簡単操作で参加可能。国産ツールならではの、丁寧な操作マニュアルと問い合わせに対するサポート。
LiveOn/ジャパンメディアシステム株式会社
音声遅延と音切れを防ぐ高度な独自技術を採用。ホワイトボード・録音録画・メディア再生などの多彩な機能を搭載。誰でも簡単に使える、直感的なインターフェイス。
FreshVoice Webinar/エイネット株式会社
受取ったメールをクリックするだけでオンラインセミナーに参加できる。ウェビナーとしての利用以外でも、社内会議や他社との打合せ、リモートワークにも利用可能。カスタマイズにも容易に対応。
Adobe Connect/アドビ株式会社
複数の主催者とプレゼンターが目立たない方法で効果的に共同作業できる。視覚障害・聴覚障害・運動障害を持つ人々にリーチしやすい機能。アドビのエンジニアリングデザインが主催者・参加者・企業機密情報を包括的に保護。
Zoom/Zoom Video Communications, Inc.
最大1,000人参加のミーティングに対応。ミーティングはローカル録画/クラウド録画が可能。Outlook・Gmail・iCalとの連携で、カレンダーから直接ミーティングの主催や参加が可能。
Skype/日本マイクロソフト株式会社
HD画質のビデオ通話を1対1でもグループでも。リアルタイムの字幕で、音声/ビデオ通話中に話された言葉を文字で読むことができる。世界中のどこからでも格安料金で固定電話や携帯電話に発信できる。
Googleハングアウト/Google LLC
写真や絵文字、ビデオ通話を使って1対1やグループでの会話を楽しめる無料のコミュニケーションツール。パソコンはもちろん、AndroidやAppleの端末からでも友だちとつながることができる。「ビデオハングアウト」では最大10人でビデオ通話ができる。
Calling/株式会社ネオラボ
URLをワンクリック。直ぐ繋がり、誰とでも話しやすい。画面共有・資料共有で、より詳しく伝わる。録音・録画が可能。URLでのシェアも。
テーブル型のウェビナーツール2選を比較
展示会や合同説明会などのオンラインイベントの開催に向いているテーブル型のウェビナーツール2選を紹介します。 紹介するウェビナーツールは以下の通りです。
V-CUBEセミナー/株式会社ブイキューブネクプロウェビナー/株式会社ネクプロ
V-CUBEセミナー/株式会社ブイキューブ
全世界の最大10,000拠点(台)のPCに対して、セミナーを生中継で配信できる強力なシステム。日本語・英語・中国語(簡体字・繁體字)・タイ語・インドネシア語に対応。クライアントソフトのインストール作業や面倒なネットワーク設定・メンテナンスが不要。
ネクプロウェビナー/株式会社ネクプロ
活用前の集客から配信、その後の分析改善まで、全てワンストップで完結できる。集客率平均90%アップの実績。多種多様な配信手段を組み合わせたWebキャンペーンを簡単に作成できる。
その他おすすめのウェビナーツール13選
WebinarNinja wellcast ULIZA Facebook Live Youtube Live ツイキャス LINC Biz Qumu(クム) Kollus LIVE GlobalMeet® ウェブキャスト BizLive millvi figbit
まとめ
この記事では28種類のウェビナーツールを紹介しました。 導入を検討する際には、ウェビナーの目的などから逆算した「必要機能」が搭載されているツールを選べば導入後のミスマッチを防ぐことができます。 ウェビナーツールは機能や配信方法の違いなどを考慮すると大きく3つに分けられます。 1対N型は大人数への配信向き、N対N型は社内会議や研修向き、テーブル型は展示会や合同説明会といったオンラインイベント向きで、目的によって選ぶべきツールは異なります。 この記事では、目的に合わせたツールの選び方を紹介しているので、「ウェビナーを実施するためのツールの選び方がわからない」「ウェビナーツールの導入で失敗したくない」と考えている方は本記事を参考にしてください。