スマホを見るときに画面がぼやけてしまって目を細めたり、ピントがあう距離を測ったりしている、なんて経験はありませんか? もしかしたら「スマホ老眼」かもしれません! そこで今、これまでになかった全く新しい視力回復術が注目されています。 それは・・・、 100円均一で売っている老眼鏡を、1日“たった5分”かけるだけで、 近視や老眼が改善されるというのです! 今回、眼科専門医の平松先生にお話を聞きながら、「スマホ老眼改善法」と「スマホ老眼チェック」を紹介していきます。 「スマホ老眼? なにソレ?」というそこのアナタ! 下にあるちょっとしたチェックをしてみてください! □ 近くを見てから遠くを見るとぼやけてみえる □ 書類を読むとき、20センチ以上離している方がピントが合う □ パソコン作業を1日4時間以上行っている □ 肩こり・首こりが以前よりひどくなった □ 頭痛に悩まされることがある □ 眠りが浅く、目覚めても疲れが残っている □ 移動や眠る前など、何気なくスマホを見てしまっている どうですか・・・? 実はこれ、ここ5年くらいで急増している「スマホ老眼」チェックなのですが、 1つでもチェックが入った人は、なんと「スマホ老眼」の可能性あり!なのです。 「え!もう老眼?」「どうしよう、近くが見えづらくなるアレ?」 と、20代や30代の人は特に驚くかもしれませんよね。 でもこの「スマホ老眼」、全然珍しいことではないんです。 実際、モバレコ編集部でも「スマホ老眼」と確定した人がちらほら……。 眼鏡光学出版の調査によると、老眼症状を訴える若者は、2010年の調査では0.3%だったのが、2014年には5.1%急激に増加しているんですって。 スマホなしには生きていけない~! という現代人に救いの手を差し伸べてくれたのが「1日5分かけるだけ!100円メガネで視力は回復する!!」(永岡書店)の著者でもある眼科専門医の平松類先生。 「スマホ老眼て言ってますけど、加齢による老眼とは別物! 毎日ちょっとした目のストレッチをするだけで症状がぐっと和らいで、見えやすくなるんですよ。」 この情報を入手したモバレコ編集部員は、100メガネを手に入れるべく早速100円ショップにダッシュ!!! そして100円メガネを手に、平松先生の元へ・・・! 人の目には、遠くを見たり近くを見たり、目と見るものの距離によって自動的にピントを合わせる機能が備わっています。カメラのオートフォーカスみたいな感じです。 ピントを合わせるのに重要な役割を担っているのが、毛様体筋という目の筋肉です。 この筋肉が緊張したり緩んだりすることによって、目の水晶体が厚くなったり薄くなったりして、見たいものにピントを合わせてくれています。 遠くのものを見るより、近くのものを見るときの方が目の筋肉を使うので、その筋肉が衰えてくると近くのものにピントが合いづらくなってきます。 これが、いわゆる「老眼」の症状です! 同じ「老眼」というワードを使っていますが、実は、加齢による「老眼」と「スマホ老眼」は、似て非なるものです。まずは、その違いを説明しましょう! 加齢による「老眼」の場合は、毛様体筋の“衰え”が原因で、かつ水晶体も硬くなって厚みを変えられなくなっている状態にあります。 しかし、「スマホ老眼」と呼ばれる状態は、筋肉の衰えではなく、毛様体筋の“コリ”と考えていただけたらわかりやすいでしょうか。 スマホを手元でみている時、毛様体筋はずっとこの緊張状態をキープしなくてはなりませんから、その状態が長く続くとコリ固まってしまうのです。みなさんも、変な体制で寝ていたら翌朝身体がガチガチになっていた経験はありませんか? まさにそんなイメージ。 目の筋肉がガチガチの緊張状態になってしまっているのが、「スマホ老眼」なんです。 ――近くを見るなら本もスマホも同じだと思いますが、本では「老眼」にならず、スマホで「スマホ老眼」になってしまうのはなぜですか? 確かにそうですよね、疑問に思うのは当然です。 でも、本と読むのとスマホを見るのでは、大きな違いがあります。 普段、私たちは“反射光”で物を見ています。直接、光(太陽や蛍光灯など)を見ることはありません。しかし、パソコンやスマホは、直接光を放っているものですよね。つまり、私たちは、光を直接見ていることになります。 光は、交感神経に作用し、人に興奮を与えます。 本来、人は、昼間は光を浴びて活発に動き、陽が暮れたら副交感神経の働きにより心も落ちついた状態になるのが自然なのですが、昼でも夜でもスマホを見ていると、夜になってもずっと“昼”の状態が続いていることになります。 「スマホ老眼」とは、目の自律神経失調症でもあるのです。 人によっては、目が見えづらくなるばかりでなく、イライラしてしまったり、体温調整ができなくなったり、眠れなかったり。中には鬱っぽくなってしまう人もいます。もはや、目だけの問題ではありませんよね。 しかしこの時代、スマホやパソコンを使うのが当たり前で、「使うな」という方が難しいこと。これから、上手にスマホやパソコンとつきあっていくために、いくつかの方法をご紹介したいと思います。 まずご紹介したいのは、100円均一のお店で売っている老眼鏡を使って、誰でも簡単に「スマホ老眼」の症状を和らげることができる方法です! 目が疲れている時は、目をつぶったらいいと考えがちですが、それは目の筋肉を休めていることにはなりません。 スポーツ選手が運動の後に筋肉を休めるとき、眠るだけではなくマッサージやストレッチを欠かしませんよね。目の筋肉も同じこと。これからご紹介する100円メガネを使ったスマホ老眼の改善法は、毛様体筋の“ストレッチ”です。意図的に目の筋肉をストレッチをすることで、毛様体筋のコリをほぐしてあげましょう。 用意する物は、 100円均一で売っている+2度の老眼鏡! それだけ! <100円メガネ・ストレッチ法> ①普段メガネをかけている人はメガネの上から、  コンタクトをつけている人はコンタクトをつけたまま、  +2度の老眼鏡をかけます。 ②5分間、1m以上離れて景色や、ポスター、テレビなどをぼーっと眺めます。 これだけ! 100円メガネをかけたときは、ぼんやりとして見えづらくなると思います。それでいいんです! これは、眼科で「雲霧法」と呼ばれる方法の簡易版で、霧の中にいるような焦点の合わない状態をわざと作って、ピントをリセットする方法。 この焦点があっていない状態が、毛様体筋の緊張を解いて、リラックスさせ、筋肉のコリがほぐれていくのです。 トレーニングではなくあくまでストレッチですから、力を抜いて、何を見るでもなくぼーっと眺めましょう。 無理せずに毎日5分、寝る前にやると効果的です。 100円メガネを外すと、多くの人がくっきりと見える実感をしていただけるのではないでしょうか?これが、一度ピントがリセットされた状態。この感覚をぜひ、体感してみてください。 ――これは、20~30代の「スマホ老眼」にだけ効果的な方法ですか? 40~50代の方でも、スマホを使っている方はたくさんいらっしゃいますよね。 そういう方は、加齢による老眼とスマホによる老眼を併発していることが多いんです。その場合は、スマホ老眼としての毛様体筋のコリの部分は、この100円メガネの方法で改善されますから、効果はありますよ。 また、「近視」にも効果があります。 目が悪くなると遠くの緑を見るといい、なんて言われたことがある思いますが、100円メガネをかけた状態は、まさに遠くの緑を見ているのと同じような状態を意図的に作っていることになります。ですから、100円メガネのストレッチは、「スマホ老眼」と「近視」を一度にケアしていることになります。一石二鳥ですね! 100円メガネのストレッチの他に、オススメしたい方法をいくつかご紹介しましょう。 ①90分に1回休憩を挟む スマホとパソコンを合わせて90分見続けたら、一度休憩を挟むことをオススメします。 現代人は仕事でパソコンを見続け、合間や移動でスマホを見続けています。至近距離で光媒体を見ているというのは、目には大きなダメージ。意識的に休憩を挟んで、その間はなるべく遠くをみたりしましょう。 ②画面の明るさを暗めに設定 スマホの明るさは、初期設定でかなり明るくなっています。 明るい画面は鮮やかできれいですが、目には明るすぎるのです。意識的に少しだけ暗めに設定すると、その分、目が直接見る光は少なくなるので、疲れも軽減されます。 ③瞼をあたためて血行をよくする スマホを使っている人の8割が「ドライアイ」だと言われています。 その原因も、スマホ自体が光媒体であることが大きく関わっています。スマホの画面は、紙のように静止しているように見えて、実は高速で点滅しています。その点滅を、人の目は一生懸命追っているので、紙の資料をみている時よりもまばたきの数が格段に少なくなっているんです。 そんなドライアイに効果的なのが、瞼をあたためて目の血行を良くする方法。 水分を含ませて軽く絞ったおしぼりをレンジで40秒程度あたためて瞼の上に5分ほど置いたり、お風呂に入ってる時にお風呂のお湯をタオルに浸して軽く絞ったものを瞼にのせたり、市販のホットアイマスクを利用しても効果があります。 今では毎晩眠る前に、100円メガネタイムを設けています。 最初は、意識してその時間を取ることがちょっと面倒だったのですが、かけてしまえば5分間ぼーっとしているだけでラクチンだし、眠る前の最後の行事みたいに日常の中で定着してくると、だらだらスマホを見続けることもなくなって、眠ることへの覚悟がきまります。 (スマホをだらだらみてることが快眠を遠ざけていたんですもんね。そりゃ、疲れが取れないわけだ!) 100円メガネタイムは、「歯磨き」みたいなものですね! 慣れてしまうと、それをしないとなんだか気持ちわるい。毎日、自分の目に「今日も一日おつかれさま~!」みたいな気持ちになります。 よく考えてみれば、目に限らず自分の身体は替えがきかないもの。生まれた瞬間から、こうしていろんなものを見せてくれている目を、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで大事に使いたい。そう思うと、自分の目をもっと大切にしたいな、って思うんです。 自分の目が、いかに毎日頑張ってくれているかがわかると、毎日のケアも自分の目を愛おしく感じるいい時間になるかもしれませんよ! (取材・執筆)内海織加 こちらの記事も読んでみる: いま日本人の8割がスマホ首!? テニスボールで改善できる治し方とは? 1日1分耳を引っぱるだけで目の疲れが解消!?いま話題の「耳ひっぱりワーク」でスマホ疲れを改善! <平松先生の著書紹介> <プロフィール>監修者:平松類(ひらまつ・るい) 彩の国東大宮メディカルセンター眼科科長。医学博士。眼科専門医。愛知県田原市出身。わかりやすく医療の情報を提供することに定評がある。健康法、医療のかかり方、医療コミュニケーション、目の健康についての講演活動を全国で行うだけでなく、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアに出演して、医療の情報提供を積極的に行っている。著書に「1日5分かけるだけ!100円メガネで視力は回復する!!」(永岡書店)「本当は医者として教えたくないズルい健康法」「伝え上手な患者になる!」(共に、自由国民社)など。 今回取材にご協力いただいた平松類先生の著書『1日5分かけるだけ! 100円メガネで視力は回復する!!』が、永岡書店から絶賛発売中です。 今回の記事にはすべて掲載できなかった、視力回復法がたくさん紹介されています。 書店などで、ぜひお手にとってみてください! そんな方は、無料の診断を利用するのも手段の1つ! モバレコの運用する「モバレコFit」であれば、最短1分の簡単診断で、自分に合ったプランが分かるのでおすすめです。 しかも診断は無料、営業も一切ないため安心して利用できます。 スマホプランに目星がついている方もぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!

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