一方、大手キャリアソフトバンクのサブブランドであるY!mobile(ワイモバイル)は、ソフトバンクと同じ通信回線が利用できながら、シンプルな3つの料金プランで幅広い層をターゲットにしている人気の通信ブランドです。 今回は、人気のある両者の通信サービスについて、【料金】【速度】【サポート】【端末ラインナップ】【キャンペーン】といった観点から比較を行い、それぞれどのようなユーザーにおすすめなのか、徹底解説していきます。 ▼ワイモバイルがおすすめの人 また、mineoがおすすめの人は以下の通りです。 ▼mineoがおすすめの人 何を重視するかを考えながら、どちらを選ぶか検討しましょう。ここからは、料金の比較結果など、mineoとワイモバイルを比較した内容を詳しく紹介していきます。 まず最初にmineoとワイモバイル、両者の【料金】を比較していきます。
ワイモバイルの料金プラン
まzぅはワイモバイルの料金プランを見てみましょう。 ワイモバイルでは、データ通信と音声通話が使えるプランとして「シンプルS/M/L」という3つの料金プランが現在の主軸です。 ※価格は全て税込 ワイモバイルの料金プランは音声通話SIMのシンプルS、シンプルM、シンプルLという3つの分かりやすいプランです。 それぞれデータ容量は3GB、15GB、25GBとなっていて、ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーという幅広いユーザー層に対し最適なデータ容量のプランが展開されています。 そしてワイモバイルならではのメリットといえばソフトバンクのサブブランドであるということ。 つまり、ソフトバンクと同じ通信回線を利用できるという大きな強みを忘れてはなりません。 ソフトバンクと同じ高品質な通信回線を利用しつつ、月額2,178円で3GBもデータ通信でき、ソフトバンクにはない格安な料金設定から、ライトユーザー層からも多くの指示を得ています。 また、ワイモバイルではキャンペーンや各種割引サービスの提供も多く、特に2回線目以降の契約が毎月1,188円割引になる家族割の適用は、料金を抑えるキーポイントとして、家族加入ユーザーに大きなメリットをもたらしてくれます。 新たに始まったLINEMOでは、家族割引が適用されません。 そのため、ワイモバイルは家族で加入しつつ毎月の通信固定費を節約したいというファミリーユーザーにピッタリです。 最新スマホも!対象機種一括1円〜!
mineoの料金プラン
mineoの料金プランから見ていきます。 mineoはドコモ・au・ソフトバンクの3キャリア回線から好きな通信回線を選択でき、それぞれDプラン(ドコモ回線)、Aプラン(au)、Sプラン(ソフトバンク)として提供されています。 各プラン間による料金差はありません。 以下、mineoで提供されているそれぞれの料金プランをまとめました。 通常プラン「マイピタ」 ※価格は全て税込 中速無制限プラン「マイそく」 ※価格は全て税込※月~金の12時台は最大32kbpsに制限 表を見るとわかるように、mineoでは提供されているプラン内容がとても豊富です。 まずSIMの種類(タイプ)として、データ通信と音声通話が使える「デュアルタイプ」、データ通信のみが使える「シングルタイプ」があります。 デュアルタイプ、シングルタイプどちらもドコモ回線のDプラン、au回線のAプラン、ソフトバンク回線のSプランから回線を選択可能。 SIMタイプ・回線を選んだら、最後に基本データ容量で選ぶ「マイピタ」、通信速度で選ぶ「マイそく」という2つの料金形態から選択できるので、組み合わせは相当な数になります。 一番人気のあるデュアルタイプ(データ通信+音声通話)のSIM契約では、1GBや5GBといった比較的データ容量の少ないプランが設けられています。 料金価格設定も格安SIMらしい価格帯で、5GBプランでは1,265円、1GBプランでは880円となっていて、ライトユーザーであれば月額1,000円以下でスマホの通信費用を維持することも可能です。 格安SIMでありながらも、最新の5G通信に対応している点も優れたポイント。オプション料金無料で申し込みさえすれば5G通信利用をできます。 タブレット端末などデータ通信しか利用しない端末用としては、シングルタイプ(データ通信のみ)というプランがおすすめ。 デュアルタイプのプランよりもさらに節約でき、20GBプランでは税込1,925円/月。月額2,000円以下の大容量データ通信契約は、タブレット端末用プランとしてピッタリでしょう。 最大通信速度が1.5Mbpsや3Mbpsでも問題ないという方には、通信速度を選ぶタイプのマイそくを選んでみるのもおすすめです。 通話かけ放題 最大1年間割引!
通話オプションを比較
通信回線を使うことで気を付けたいのは音声通話です。 30秒あたり22円という通話料はどのキャリアでも一般的で、この設定価格で長時間通話をすると通話料がどうしても高騰してしまいます。 一方、一定時間音声通話を利用するユーザーは数多くいます。 このような背景から、mineoやワイモバイルでは、別途オプション加入による定額制で一定時間の音声通話がかけ放題となる音声通話オプションが提供されています。 mineoとワイモバイルの音声通話オプションを比較してみましょう。 ※価格はすべて税込 通話オプションの比較で注目したいのは、10分の短時間かけ放題オプションと、時間無制限のかけ放題の2項目です。 2タイプのかけ放題については、両社とも提供され、ワイモバイルでは月額770円、mineoでは月額550円という設定です。料金面ではmineoに軍配が上がりそうです。 さらに、mineoでは時間無制限かけ放題についてはワイモバイルでは月額1,870円、mineoでは月額1,210円という設定で提供されています。 音声通話を頻繁に使うユーザーには、通話オプションのみを考慮すると料金の安さではmineo、品質面ではワイモバイルという評価になるでしょう。 毎月利用するデータ容量の違いによって大きく差が出ると考えられるので、例として以下のような3パターンを想定して、料金シミュレーションをしてみました。 比較結果をそれぞれ表にまとめてみます。
毎月3GB、音声通話10分かけ放題あり
※価格はすべて税込 3GBという比較的ライトな使い方をする場合、上記表のようにmineoの方が月額880円安いという結果になりました。 さらにワイモバイルでのデータ容量はシンプルSの3GBまでであるのに対し、mineoは3GBプランがなく5GBプランを選択したとしても、比較結果の様に月額880円の差が発生します。 単独契約で、データ利用容量が少ないユーザーの場合、mineoを選択する方が料金面でおトクと言えるでしょう。
毎月15GB、音声通話10分かけ放題あり
※価格はすべて税込 比較的データ利用容量の多い15GBでの設定でも、ライトな容量比較時と同じくmineoの方が1,320円安いという結果になりました。 毎月1,320円の差額が発生するという事実は、家計にとってはなかなか侮れない数字です。 しかも、15GB利用の場合、mineoでは20GB選択がベストなため、ワイモバイルのシンプルMに設定された15GBよりも、さらに5GB多くのデータ容量が使えます。
毎月無制限、音声通話10分かけ放題あり
※価格はすべて税込 ワイモバイルに無制限プランはありませんが、シンプルLプランであればデータ通信容量超過時も最大1Mbpsで利用できるため、mineoのデータ無制限プランと比較した形です。 その結果、料金を比較するとmineoの方が1,298円安いというデータになりました。 毎月1,300円程度の差額が発生するので、安さ重視の方には大きな違いです。 速度面ではmineoは最大3Mbpsですが、ワイモバイルは25GBまでは通常速度で、データ通信容量超過時は最大1Mbpsとなるため、速度重視で比較した場合はワイモバイルの方がおすすめです。 このような比較から、家族割引などの割引額を考慮しない場合、ライトユーザーからヘビーユーザーまで、mineoを選択する方が料金面でおトクになるということが分かりました。 今回は考慮しませんでしたが、ワイモバイルのメリットである家族割引を適用した場合、2回線目以降は月1,188円割引となるため、「毎月3GB、音声通話10分かけ放題有り」に関してはワイモバイルの方が安くなる(2回線目以降)という結果になるでしょう。 このように、家族割引による恩恵はかなり大きいので、複数台契約する場合は、ワイモバイルの選択もおすすめです。 WEBやSNSの閲覧、ストリーミング音楽再生、ゲームでの通信プレイ、オンライン動画視聴など、通信速度にある程度の値が出ないと、コンテンツ表示までの待機時間が多くなり、通信利用する上での大きなストレスとなってしまいます。 数値的に最低でも3〜5Mbps、平均的に10Mbps以上あれば、各種スマホコンテンツ利用で特に不自由することはないと思います。 では、mineoやワイモバイルの通信速度はどのようなものなのでしょうか?下記表にまとめました。 ※参考記事:格安SIMの通信速度比較 表のデータを見ると、朝と昼をメインに利用する方にはmineo(Aプラン)、夜も安定した速度が欲しいという方にはワイモバイルがおすすめという結果になりました。 mineoの通信速度に少々不満を感じているユーザーもいるようです。 — ZAPS (@zapark) August 15, 2022 スマホの通信速度は、ユーザーの利用する地域や時間帯、電波受信状況など、環境条件によって大きく左右されます。特定の条件によっては、通信速度が遅く感じてしまう場面があることも否めません。 また、mineoはドコモ・au・ソフトバンクから通信回線の提供を受けて、格安SIMサービスを展開しています。よって、mineo独自の自社回線というわけではないため、平日昼間のような特に通信が混雑する時間帯では、通信速度の遅延が顕著になることが多いです。 料金が1段安い分、特定の時間帯では通信速度への懸念があることは考慮しておきましょう。 一方、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとしてソフトバンク回線と同じ通信回線でサービス提供しています。 実際にユーザーの口コミを見てみると、特段ストレス感じる速度ではなく、問題なく使えている印象です。 サブブランドであっても母体がソフトバンクであるため、ソフトバンクの高品質な通信回線を存分に使用できる環境が整っています。 — 過走行スポーツカー愛護協会 (@sony_crtlove) July 9, 2022 そのため、格安SIMの宿命ともいえる平日のお昼休み(12時〜13時)も含め、ワイモバイルの通信速度は常に安定していてストレスフリーに利用できるとユーザーから定評があります。 機種の設定や、契約内容に関すること、通信トラブルなど、スマホ通信利用でわからないことがあれば、万が一の相談窓口としてサポートを利用したいですよね。 mineoとワイモバイルのサポート体制はどうなっているのか、概要を見ていきます。 mineoのサポート mineoのサポートは、主にメールやチャットなどオンラインでの対応、または電話対応がメインの窓口となります。 対面形式でサポートが受けられるmineoショップという実店舗も一部地域で設置されていますが、全国的にはそう数が多くありません。 迅速にサポートが受けられるかどうかという点では、どうしてもオンライン対応という性格では、レスポンスが悪くなってしまう部分ですが、時間にゆとりを持てばしっかりとしたサポートが受けられるので、安心しておきましょう。 また、mineoでは、マイネ王と呼ばれるユーザー同士の独自のコミュニティサイトで、1対1の個別チャット相談ができる機能が実装されています。 同じmineoを使っているユーザー同士だからこそ、理解できるような点もあると思うので、このようなオリジナルのサポート機能は積極的に活用したいところです。 ワイモバイルのサポート ワイモバイルは、全国各地に実店舗をもっていて、店舗にて通信契約、修理の受付、料金支払いといった各手続きが行えます。 実店舗には、ワイモバイルを熟知したスタッフが常駐しているため、対面での手続きを希望するユーザーにとって大きな安心ポイントです。 また全国各地の実店舗設置に加えて、オンラインのチャットサポートも提供されているため、店舗へ行く手間なく、提供時間内であれば、いつでもどこでもワイモバイル利用に関するサポートが受けられます。 ただし、実店舗での対応は比較的混雑していることが多く、待ち時間が発生してしまうこともあります。 あらかじめ日程に余裕をもって、来店予約をしておくことがオススメです! 一括払いでの購入はもちろん、キャンペーンを活かしたおトクな購入や分割払いでの購入もできます。 新規契約や機種変更、MNP(乗り換え)など、契約移行時に新たな機種を導入する予定のユーザーは、ぜひ両者取り扱いのラインナップの特徴を抑えておきましょう。 mineoの端末ラインナップ mineoは、iPhoneシリーズに加えて、豊富なAndroid端末ラインナップが特徴です。 iPhoneシリーズでは、iPhone 13シリーズが取り扱いされ、iPhone 12 シリーズまでのワイモバイルよりも、最新のiPhoneを販売しています。 また、SHARPのAQUOSやソニーモバイルのXperia、リーズナブルな価格のmotololaなど、10機種以上の豊富なラインナップを揃えています。 他にも1万円台で購入できる端末から、ASUSのハイスペック端末まで用意されているので、ユーザーの予算とニーズに合わせた端末を見つけられると思います。 ワイモバイルの端末ラインナップ ワイモバイルではmineo同様にAndroid端末に加えて、人気の高いiPhone端末の取り扱いがあります。 そのiPhone端末ラインナップを見てみると、iPhone 12に加え、手頃な価格で入手できるiPhone SE(第3世代)の取り扱いもあり、サブブランドながら豊富なiPhone端末を揃えています。 また、iPhoneだけでなくAndroid端末も豊富に揃えていて、Google製のリーズナブルなスマホであるAndroid Oneシリーズや、高齢者でも扱いやすいかんたんスマホも販売されています。 ワイモバイルの端末価格は、他社からのMNP(乗り換え)など、契約の条件によってはさらに端末価格が割引となり、おトクに乗り換えできる場合もあります。 mineoとワイモバイルを比べると、共通して販売している端末はわずか。 残りのほとんどは、mineoあるいはワイモバイルのみでの取り扱いがある端末となるため、どちらが良いということは特になく個人の好みを考慮し希望端末の取り扱いがある選択がおすすめです。 下記にワイモバイルがおすすめの人をまとめました。 ▼ワイモバイルがおすすめの人
通信品質重視の人
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなので、他社格安SIMよりも優先的にソフトバンク回線を使用できます。 格安SIMの中でもトップクラスで通信速度が安定していると評判なので、通信品質重視の人はワイモバイルを選んでおくと安心です。
家族割やおうち割 光セットを適用できる人
ワイモバイルは家族割やおうち割といった割引サービスが充実しています。 そのため、mineoと比べて家族など複数人でまとめて契約するメリットや、インターネット回線とまとめて契約するメリットがあります。 家族で複数回線契約する方やインターネット回線とまとめて契約する方は、mineoよりもワイモバイルを中心に検討してみましょう。
PayPayをよく使う人
ワイモバイルユーザーは通常のPayPayユーザーと比べて、PayPayポイントの還元率が高いというメリットがあります。 また、Yahoo!プレミアムを申し込み不要で「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」が無料で利用できるなど、ソフトバンク系列のサービスをお得に利用できるなどの魅力があります。 最近はPayPay払いに対応しているサービスも増えているので、PayPayポイントの還元率が高くなる点は、見逃せないメリットと言えるでしょう。 最新スマホも!対象機種一括1円〜! ワイモバイルとは違うタイプのおすすめポイントとなっているので、比較しながら見てみましょう。 ▼mineoがおすすめの人
料金の安さ重視の人
mineoは利用料金の安さが特徴的です。 特に1回線での契約の場合、ワイモバイルよりも安いプランばかりです。 利用データ量や通話オプションの有無で比較してもmineoの安さは目立っているので、料金の安さ重視の人はワイモバイルよりもmineoを選びましょう。
無制限利用したい人
mineoには「マイそく」という無制限プランがあります。 「マイそく」は通信速度を最大1.5Mbpsか最大3Mbpsから選ぶことで、月~金曜の12時台を除く時間で無制限利用ができます。 また、1.5Mbpsのスタンダードプランは月額990円なので、990円の使い放題プランという意味でもおすすめできます。
データ容量の管理を工夫したい人
mineoは利用するデータ量で選ぶプランや、データ無制限プランの「マイそく」があるので、使いたいデータ量にあわせたプランが選べます。 ワイモバイルはプランがシンプルですが、その分mineoと比べるとプラン選びの自由度は低くなっています。 また、mineoにはフリータンクなど独自のパケットサービスも充実しているので、データ容量の管理を工夫したい人にもおすすめです。 通話かけ放題 最大1年間割引! mineo、ワイモバイルともにそれぞれの良さや特徴があります。自身の使い方や契約方法などを考慮して、最適なキャリアと契約することをおすすめします! そんな方は、無料の診断を利用するのも手段の1つ! モバレコの運用する「モバレコFit」であれば、最短1分の簡単診断で、自分に合ったプランが分かるのでおすすめです。 しかも診断は無料、営業も一切ないため安心して利用できます。 スマホプランに目星がついている方もぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!