でもその便利さゆえに、仕事中、勉強中、食事中でもついついスマホが気になって触ってしまう・・・。そんなは経験はないでしょうか? スマホの普及とともにこういった思いを抱える人も増えており、今では「スマホ依存症」という名前で呼ばれるまでになっています。 そんな中、最近iTunesの「仕事効率化」ランキングで上位にもいる「Forest」というアプリが注目を浴びています。

そこでこの記事では「スマホ依存をアプリで解決」というなんとも不思議なアプリ「Forest」をご紹介してみたいと思います。 使い方は簡単。何か集中して取り組みたいことがあるときにForestで時間を設定して「始める」をタップすると、木の苗を植えることができます。あとは設定した時間(30分〜2時間で5分単位)、スマホに触らないようにする。基本的な使い方はたったこれだけです。 木々はあなただけの森(マイフォレスト)へと植えられていき、自ら設定した時間に他のものごとに集中することで立派な森をつくり、その達成感とスマホ依存の解消を上手に掛け合わせたものとなっています。もちろん、我慢できなければ枯れた木々が集まってしまいます。 このForestは2015年7月24日時点においてはiOS/Android/Windows Phoneの3種類のOS用にアプリがリリースされており、Androidアプリは無料、iOSとWindows Phoneアプリは有料(いずれも100円前後)となっています。 それぞれのOSごとに利用できる機能はやや異なってはいますが、基本的な機能に関していえば、ほとんどのスマホユーザーが利用可能といえるでしょう。

あなたはスマホ依存症になっていませんか?

ここでスマホ依存症についても簡単に説明しておくことにします。 スマホ依存症とは、スマートフォンに四六時中触っていないと不安になってしまう症状のことです。いつどんなときでもスマホが気になってしまうため、移動中、作業中、食事中などいつでも構わずスマホを弄りたくなってしまい、それ以外への注意が散漫になってしまいます。 その結果として、以下の様な危険が起こる可能性が高まります。

ながらスマホ(代表的な例は歩きスマホ)で周囲への注意が薄れてしまい事故にあう スマホに夢中で現実でのコミュニケーションが薄くなり、人間関係が悪化する 常に下を見ながら操作する姿勢からうつ症状を患うことがある

ちなみにこのスマホ依存症、日本だけでなく、海外でも問題として取り上げられています。スマホが気になりすぎてしまうことで現実でのコニュニケーションが薄くなり、人間関係が悪化する現象を指し示す言葉として米国では「Phubbing(ファビング)」といった新しい単語も登場しています。 以下の行動に心当たりがある方、要注意ですよ。

運転中にもスマホ 友人や恋人と一緒にいてもスマホを触ってしまう 風呂やトイレに行くにも持っていかないと不安 寝る前にもスマホ、朝起きてもすぐスマホ テレビを見ながらスマホ

などなど・・・。 スマホ依存から抜け出したいという方は、ぜひ「Forest」を試してみましょう!以下で使い方を説明していきます。 今回まず基本的な部分に関してはAndroid用のアプリを例に説明していきます。

基礎編:Forestの基本的な機能の使い方

まずはアプリを起動します。 ここで中央の木のイラストの周りにあるスライダーを動かして、時間を設定します。 あとは設定した時刻の下に表示されている 始める をタップします。 すると画面上ではカウントダウンが始まりますので、この画面のまま、設定した時間が経過するまで触らずにおいておくだけ。 無事スマホに触ることなく設定した時間が過ぎれば見事成功!木が育ち、コインが貰えます。一方途中でスマホに触ってしまった(他の画面に切り替えてしまった)場合は枯れた木になってしまいます。 なお溜まったコインを使用すると新しい種類の木を植えることが可能になります。 これを繰り返していくことでマイフォレストに木が植えられていくため、後から1日の成果(どれだけスマホを意識せずにやることに集中できたか)を確認することができます。 以上が基本的な使い方。これだけでも十分スマホ依存解消に役立てることができるでしょう。

応用編:ホワイトリストと同期機能の活用

ここからはやや応用的な使い方として「ホワイトリスト」と「同期」という2つの機能を紹介していきます。 「Forest」を使用している最中は、画面を他のアプリなどに切り替えて少し触ってしまうとすぐに失敗と判断されてしまいます。ですが、例えば仕事や勉強する上で必要となるアプリがスマホに入っているケースも考えられます。 そこであらかじめ「このアプリは使ってもヨシ」と指定できる機能がホワイトリストです。 Androidに関してはこのように、各アプリごとに細かく使用を許可する・しないを設定することが可能です。例えば勉強中に音楽プレーヤーの操作と電卓だけは使えるようにしたい、という場合もそれぞれ個別に設定を許可に変えてあげれば、Forestを使用している最中にそれらを使用しても失敗とはみなされません。 ちなみにiOSの場合はこのホワイトリストの設定方法がやや異なっており、アプリごとに個別に使用を許可する・しないを設定することができません。 この場合は他のアプリ”すべて”を使用することを許可する・しないの2択になっており、許可した場合には他のアプリを使用しても木が枯れることは無くなりますが、一度でも他のアプリに切り替えてしまうとその回に得られる報酬が半分になってしまいます。 続いてもう一つここで紹介するのが同期機能。これは2015年7月24日時点においてはiOSでのみ使用できるもので、ユーザー登録をしてクラウド上にアカウントを作成することで、Facebookでつながっている、あるいはメールアドレスを知っている家族や友だちと結果を共有することが可能。

また、スマホを買い替えた際のデータ移行もクラウド経由で簡単に行うことができるようになります。

そんな中でより楽しんで使える設計になっていると感じたのが iOS用アプリ。前述のホワイトリスト、同期といった機能が使用できることはもちろんのこと、Forestの使用中にホーム画面や他のアプリへ画面を切り替えると「画面をForestに戻すように!」といった内容の通知が表示される、かなりよく考えられた細かな設計になっています。 また 、脱スマホ依存を意識して使うのであれば、筆者としてはForestを設定したらスマホはバッグや机の引き出しにしまい、視界から消してしまうことがオススメです。そうした上でForestを活用するのがよいでしょう。 ただしこれに関しては、スマホ依存度が高い場合、そもそも 目の届くところにスマホがないとソワソワしてしまう といった方もいるかもしれません。そういった方に関しては、画面の消灯までに要する時間を長くした上でForestを使用し、かつスマホを目の届くところに置いておくほうが効果的かもしれません。このあたりは実際に自分で何度か試してみて、より”今の”自分にあっているものから取り組んでみてください。 スマホに”使われて”消耗するのではなく、スマホを”使って”より楽しいスマホライフをおくりたいものです。 この記事も読んでみる: 私がガラケーに戻した3つの理由 スマホ断ちをして気づいたこと

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