グラフィックボードの役割や種類を把握しておくことで、アップグレードや新たなパソコンを購入する際に役立ちます。 そこでこの記事では、グラフィックボードについての基礎知識から、ゲームを快適にプレイできるおすすめの製品も紹介します。 本記事で分かること グラフィックボードには製品ごとにグレードがあり、高いものほど、その性能も高くなります。役割を知り、用途に最適なグレードのものを選択できるようになりましょう。

グラフィックボードの役割

グラフィックボード(以下略「グラボ」)とは主に映像の出力機能を担うパーツです。 近年では4Kなど高解像度の映像作品や、現実と見分けがつかないリアルな3Dゲームが増えてきました。これらを最大限楽しむためにもグラボはパソコンに必要不可欠なパーツの1つです。 また、グラボの性能はフレームレートにも影響しており、高性能になるほどフレームレートは上がり、処理の重たい3Dゲームも144fps〜240fpsで遊ぶことが可能になります。

グラフィックボードの確認方法

パソコンの買い替え、アップグレードを考えている人は、今利用しているパソコンが搭載しているグラフィックボードの種類、製品を確認することができます。 確認手順は以下の通りです。 グラフィックボードの種類 ここでは、現行発売されているパソコンの多くで搭載している、大手メーカーの「NVIDIA」と「AMD」製のものを紹介します。

NVIDIA (エヌビディア)

NVIDIAは、GPUブランドであるGeForceやQuadroシリーズで有名な米国の社名です。 特徴は3D処理が得意な点です。ゲーム制作もこのGPUを基に開発されていることが多いので、Radeonに比べて不具合なども少ない傾向にあるようです。 また、動画編集など映像に関してはRadeonに比べて評価が低かったが近年では、こちらも引けをとらないくらいの性能に進化しています。 特にGeForceのRTXシリーズはリアルタイムレイトレーシング技術が導入され、GTXシリーズより緻密な3D描画を可能にしました。

AMD (エーエムディー)

GPUのRADEONシリーズを展開している社名です。特徴は動画編集や映像処理が得意な点です。 また、価格がGeForceと比べてやや安いのも特徴です。 近年の製品はリアルタイムレイトレーシング技術が導入されているので、3D性能も向上しています。 グラフィックボードの選び方 まずはパソコンをどんな用途で使うのか、その用途にはどれくらいのスペックが求められるのかを把握するようにしましょう。

使用目的によって選ぶ

前述した通り、グラフィックボードには様々なメーカーのものがあり、それぞれに多少なりとも特性があります。 NVIDAやAMD製を代表的に言えば、例えば一般的に認知されている、下記のような両者の得意な分野で選ぶことをおすすめします。 ちなみに、ハイエンドクラスのRTX3080やRadeon RX6800以上であればどちらを選んでも動画編集・ゲームはといった用途を問わず問題ないでしょう。

プレイするゲームの推奨スペックを確認する

NVIDIA GeforceシリーズやAMD Radeonシリーズにもグレードがあり、高いグレードほど、性能も高い分、価格も高くなります。 そのため、用途に見合った性能から選ぶことをおすすめします。 例えば、ゲームを楽しみたいといった場合に、そのゲームの推奨スペックを参考にすると良いでしょう。 無料オンラインFPSゲーム「Apex Legends」の場合、必要動作環境と推奨動作環境が公式サイトに記載されています。 推奨動作環境としては、「NVDIA GeForce GTX 970」で60fpsですが、よりヌルヌルとしたfps環境でプレイしたい場合は、それ以上の高いグレードのGPUを採用する必要があります。 自分がどれくらいの環境下でプレイしたいのかと、その場合での価格感を相談しつつ選択しましょう。

モニターのスペックを確認する

どれだけfpsフレームレートが高く表示できるスペックを搭載したパソコン、グラフィックボードを利用していても、それを再現できるモニターがなければ生かしきれません。 例えばプレイしたいゲームを240hz以上のフレームレートで表現できるスペックのパソコンを利用していても、上限144hzまで対応のモニターの場合は、144hzまでしか体感できません。 その場合は、144hz程度を表現できるスペックで十分になりますし、それ以上の環境を求める場合は、パソコンやグラボと合わせて、モニターのアップグレード、買い替えも検討してみましょう。 今回はNVIDIA社のGeForceシリーズを参考に解説します。 おすすめは、コストパフォーマンスに優れた「RTX 3060 Ti」「RTX 3070」「RX 6600」です。 「RTX 3060 Ti」はある程度のゲームで144hz〜240hzを安定して表示することが可能です。 なお、配信をしながらもパフォーマンスを落としたくない、プロレベルの環境でプレイしたい方にはRTX 3080以上を検討してみると良いでしょう。 ただし注意点として、あくまでグラフィックボードの性能は、CPUに依存します。 どれだけ高性能なGPUを搭載していても、低性能なCPUを搭載している場合はその性能の高さを発揮しきることができません。 大体のBTOショップやPCメーカーで販売されているモデルは、丁度よく各パーツの性能が生かされる構成にて販売されているので、価格と相談しつつ、ぜひこの比較表のデータをパソコン選びの参考にしてみて下さい。 【コスパ重視】おすすめのグラフィックボード RTX3070やRTX3060Tiであれば、フルHDでも十分にゲームを楽しめるミドルクラスのGPUです。 【高画質】おすすめのグラフィックボード 最もハイスペックなゲーミングPCを組みたい方には、RTX4090がおすすめです。 【低価格】おすすめのグラフィックボード フルHDであればさまざまなゲームができ、低画質であれば144fpsでできるゲームもあります。 メーカーごとに、種類が豊富で、それぞれによって価格も異なってきます。 役割や種類を知り、自分の用途に最適なシリーズを見極め、アップグレードや新たなパソコンを購入する際の参考にしてみて下さい。

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